帰ってきた“いつまでかけるか”

マイペースに日常を暮らす。

小説「ドリーム・タイマーズ」その2

2012-10-12 18:45:48 | 小説
そんなこんなでコドモのケンカみたいなことを
コドモたちの憧れであるはずのいいオトナたちがしているのだから、
“敵”とやらが来た時、あわてふためく。
おれたちに“司令してくれる人”が、
「敵がきたぞ!やっつけろ!」
と、だけしか言わないので
そんな司令だけで、どう動いていいか分からないが、
とりあえずテキトーに動く、と言っても
“敵”は戦う場所を選ばないから、こっちが誘導して
あげないといけない。面倒だが“敵”だしな、
しかたがないか。
さて、戦う場所に移動してから、おれは“きいろ”に
言った。
「お前が行け!」
そう、おれは一応リーダー、“あか”なのだ。
と言っても“服”がちょっと黒ずんでいるが。
まあ、“司令してくれる人の次にえらい”ってことだしな!
いやいや、調子のっちゃいけねえ、ワリィワリィ。