帰ってきた“いつまでかけるか”

マイペースに日常を暮らす。

小説「近未来式時計」第2章~イッテンまで~その2

2013-02-23 15:29:55 | 小説
そして、イッテンの街の入り口あたりにあるニジーネの家に一晩泊まらせてくれる
こととなった。その晩、ニジーネの家族が夕食をごちそうしてくれた。
「この肉が良くてね。」ニジーネの父は顔をほころばせながら話をしてくれた。
どうやら彼は〝この肉”が好物らしい。そこから可憐の父の話になった。
ここから〝時計の街”で、いかに若い頃、無茶をしたか。という話に。
ニジーネの父は馬は馬でも仕事で競走馬を育てている。それで、いかに儲けて
いかに遊んだか、と。その話には、さすがにニジーネの母が睨みを利かせていた。

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