ところで、次の朝、可憐とニジーネは一晩中しゃべっていたので睡眠不足になった。
「このままじゃ・・・。」と思っているところに一頭の馬が。ニジーネの父が乗っていた。
「可憐ちゃん、このコに乗っていこうよ!」とニジーネの一言。でも・・・ひとりで?
「バカねえ、アンタと2人に決まってるでしょ!」
それからニジーネの父は仕事の支度をして、母はまだ幼いニジーネの弟の手を引きながらも
2人の旅立ちを見送ろうとしていた。
そしてニジーネは手綱を引いた。イッテンの街並みが少しずつ遠のいていく。
後ろを振り向くと木々に花が咲いていた。それが何の花か、可憐もニジーネも分からなかったが
確実に春は近づいているのだけは分かった。
「このままじゃ・・・。」と思っているところに一頭の馬が。ニジーネの父が乗っていた。
「可憐ちゃん、このコに乗っていこうよ!」とニジーネの一言。でも・・・ひとりで?
「バカねえ、アンタと2人に決まってるでしょ!」
それからニジーネの父は仕事の支度をして、母はまだ幼いニジーネの弟の手を引きながらも
2人の旅立ちを見送ろうとしていた。
そしてニジーネは手綱を引いた。イッテンの街並みが少しずつ遠のいていく。
後ろを振り向くと木々に花が咲いていた。それが何の花か、可憐もニジーネも分からなかったが
確実に春は近づいているのだけは分かった。