我が闘…いや迷走 ~生き地獄巡り一巡目~

さよならまねき猫

だいぶ、だい~ぶ精神的に落ち着いてきたので書きましょうか。
ある出来事でテンションが上がりきらず不安定だったので。



8月16日の金曜日、午後2時頃に
我が家の飼い猫『チビ(♀)』が死出の旅に向かいました。
死因は老衰です、ハイ。

連日の猛暑の影響もあるのかなと思いますわ。
医者にも連れて行ったが好きな様にさせてあげてと言われ
入院という延命もせずに家で最期を迎えました。

医者にも言われたが寿命以上よく生きた、
コレだけ大事にしてもらったから感謝してるよと。
確かに20年ぐらいは居たのだろうか。


自分が学生の頃に近所の人が連れてきたんだろうか。
記憶が確かではないが我が家に来て20年ぐらい。
体が小さかったので『チビ』と誰かが命名。
名は体を表すで成猫になっても平均より一回り小さい子だった。



此処数年は猫も痴呆になるそうで深夜の決まった時間に
鳴きだして我々の睡眠を妨害をしていた。
歳を取ると心配性になるらしく我々の存在確認作業だったような。

鳴きながら自分やら弟やら妹やらの寝ているのを覗き込んでくる。
誰かが返事を返すと安心するのか姿を消し、そして1時間後も…。


自分の事は『美味しい物をくれる人』と云う認識になって
毎日毎日帰りを待ってくれていたのよ。
酒のツマミを満足するまで与えて(主に刺身)。
まあ、それ以外の時は近寄って来なかったけど(笑)。


自分が10代の頃はもう元気過ぎて
ネズミを捕まえては食べていた。
枕元にネズミの亡骸があるなんてほぼ毎日のように。
お礼やら忠誠ではなくアレは彼女なりに
自分の面倒を見てたんだろうね(笑)。

ゴメンね、怒ったりしちゃって。
それ以外は深夜の暗闇からバリボリと何かを砕く音がして
何も知らず廊下や階段を歩いていると生温かい物を踏む。


…血の海に横たわる下半身or上半身のみのネズミ!!


深夜の民家から家族の誰かしらの悲鳴が
響き渡ったのも言うまでもない。

怒りはしなかったが其れ以降は、
みんな慎重に暗闇に包まれた
廊下や階段を慎重に歩くようになった。
後に『チビトラップ』と命名されたが(笑)。


チビが亡くなってから家の雰囲気は暗いままです。
自分が生まれてから初めて猫の居ない生活。
昔、猫を飼い過ぎて近所の人達から『猫屋敷』と
揶揄された我が家は静寂に包まれてますわ。


…でもね。


自分にだけ不思議な事が起こった。
其れはチビが亡くなってから1週間後。
時として午後11時ぐらいだったろうか、場所は1階の居間。

居間でツマミを食べながら遅めの晩酌。
ボーッとパソコンをいじったりTVを見たり。
其の時だった。

階段から音が聞こえてくる。トントントン、トントントン。
軽快な足音がまるで降りてくるかのように近付いてくる。
どうせ誰かが降りて来たのだろう。

しかし、人間にしては軽い、まるで小動物のよう。
不思議に思いながらも恐怖心よりも好奇心。
いや全く恐怖心を感じない、むしろいつも通りの感じ。


恐る恐ると云うより普通に仕切りのアコーディオンカーテンを
開けてみるものの何もいる気配がない。
しばらくするとまた上から降りてくる。
トントントン、トントントン。

足音が居間の手前で止まる度に確認する自分。
もうここまで来ると自分も確信した。


…姿見えずともチビだと!!


おりしも仏教で云うところの初七日。
チビが最後の挨拶をしに来たのかなぁ。
自分、家族で一番相手にされてなかったんだが(苦笑)。

いやいや食い意地がはっていた子だから
亡くなったのを忘れて生前のノリで現れたんだろう。
ツマミをお裾分けしてくださいなと。
まあ、音だけだけど。



長い間、お疲れ様でした。安らかにお眠りください。
其方の世界には昔の仲間達もいっぱい居るでしょう。
親父も居るからまた可愛がってもらいなよ。
我が家に来てくれてアリガトね。
じゃ、また。
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