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歩いては立ち止まり立ち止まっては歩いての繰り返し。
立ち止まったらキョロキョロ辺りを見渡してみる。
天狗信仰の山だ。天狗の一人や二人はいるだろうに。
(此の人、頭は大丈夫か?)
そんな感じで後ろからの観光客の邪魔にならないスピードで
比較的ゆっくりとのほほんと下山する。
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此の様に沢に沿って下っていく。透明度の高い水は冷たい。
水のせせらぎ、小鳥のさえずり、木々の香り…。
視覚・聴覚・嗅覚から伝わる心地良い刺激に満足感。
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山道の中間辺りだったかな。
軽く塞き止められてるのか浅い池みたいになっていて
此処に生物が多少なり住み着いているそうだ。
前回のリベンジで探してみる。狩りの時間だ!!
…すぐ近くにいた家族連れは沢蟹を発見。
自分は…沢蟹もオタマジャクシも妖怪も発見出来なかった(妖怪?)。
ランランと目を光らせ鬼のような形相で
必死に沢の石をめくっては戻すの繰り返しをしている
小さい坊主がポツンと独り。
…傍から見れば自分が妖怪みたいじゃないか!?
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6号路の至る所と云うか高尾山全域に生えている此の草。
一見、笹の様に見える此の子達が…ちょっと名前は失念したが
此の子達が見た目とは裏腹に地中深くまで根を張るので
地盤をガッシリと固め土砂崩れ防止に繋がってる。
まさに縁の下の力持ち!
山椒は小粒でもピリリと辛いを体現している子達ですわ。
そんな誰も気にしない場所で感動する。
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其の横の岩や石垣にビッシリと生える苔。
たぶんスギゴケの仲間だと思うんだが
ついつい「ナイス苔!!」とガッツポーズ。
だって素敵なのよぉー。
此の苔むした岩や石垣に対して
先に挙げた草やシダ植物のコントラスト。
お見事と唸るぐらい美しい。心が洗われる。
なんで写真に撮ってなかったのかちょっと後悔してる。
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ちょうど疲れてきた時にこういう健気に咲いている
可憐な花に遭遇しもう少し頑張ろうという気持ちにさせる
高尾山の心意気に素直に感謝したい。
其れは其れは小さな出会いだが大きい収穫。
安らいだ、癒された。ありがとう。
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段々と薄暗くなる中、やっとこさ下山。
御地蔵様達がお出迎えしてくれる、ありがたやありがたや。
それにしても軽装備と云うか何も持たずに登っていく
数人の若者とすれ違ったが此の時間帯から登ると
途中で暗くなると思うんだが…大丈夫か!?
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高尾と云えば名物は蕎麦ですな!
だが時間が時間だけに何処も閉店準備中。
やっと見つけた比較的空いていた開いていた蕎麦屋に入店。
早速温かいトロロ蕎麦を頂く。
ズルズルーッ…十割蕎麦ってこんなもんなの?
普段、下町で食べてる二八蕎麦に慣れているから
失礼だと思うが、やっぱりこんなもんかと。
多分、お昼に食べたヨモギ蕎麦と無意識に比べてるのかもしれない。
なんとなく十割蕎麦に物足りなさを感じた。
それよりもだ。店員の対応。
上から目線の対応、モタモタしていると思ったら
お釣りの110円を全て10円で返すと云う仕打ち。
「申し訳ございません。」の一言もない
ババ…いや店員にカチンときて退店(怒)。
チキショー、観光客だからって足元見られてるじゃん。
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なんだかんだ憤りはあったが其の後、
友人への御土産と我が家にはこんなに立派な山芋を購入し帰宅
だってコレね、1m弱はあるのにたったの\500よ、奥様!?
そんなこんなで何を得たかと云うと
なんでしょうか、高尾山でもなくても解るのだが…
コンバットブーツの性能ってスゲェーな、おい!!
此の悪路の中、何度も助けられた事か。
やっぱ伊達に戦場で履かれてないよね、うん。
これからも履き続けようと思う。
…って、何の話をしているのだ!?
今回のED曲↓
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山に登れば/萩本欽一
~完~