我が闘…いや迷走 ~生き地獄巡り一巡目~

千年もって千年もって千年…ゴン! -其ノ壱-

そうさ我々は同じ釜の飯ならぬ
同じ給食を食べた仲なのさ!!


皇紀弐千六百七拾壱年八月拾日(水)


昔馴染みの友人達と会食しているとついつい昔話になる。
そして大概クラスメイトや恋愛や一緒に遊んだ事、
他には遠足とか修学旅行等の話で盛り上がる。
たんとあーる。ケルナグール(?)。

そんな時、ふと思い出す事が一つあった。
「あの移動教室はどうなってるんだろうね?」

我々の地元では中学2年になると移動教室、
巷で云う林間学校があり
其の時に泊まった学園はどうなっているのだろうかと
話に何度も何度もなって埒が明かない。

「なら行ってみるしかないべ!」
思い立ったら吉日!有言実行三姉妹シュシュトリアン!!
(ホントはポワトリンやトトメスのほうが好き)


道中は懐かしい想い出話で盛り上がるが
やはりTMネットワークの『Still Love Her』が流れると
3人ともシュンとなるのは何故!?

此の曲を聴きながら都会の喧騒から離れていくと
何か知らんが都落ちしている感覚に陥る(笑)。
おかしいな、其処まで大失恋してないんだが。

他のBGMは友人達が学生時代に録音したカオスな曲。
曲と云っても小室某系の曲のオケに替え歌を吹き込んだり
セガの某走り回るゲームや直訳したら『最後の幻想』の
BGMにこれまた詞を載せるだけの中二病全開(当時高校生)。



渋川辺りで昼食。
此のボリュームで\800もいかないんだから御得!!
唐揚げ定食に小ラーメン付けたら
小ラーメンのサイズがどう見ても並盛り。

ずいほ(鳥取の方言で食いしん坊)の自分でも
敗走寸前の瀬戸際の攻防、背水之陣でございますよぉ!?
お味のほうは…まあ、人其々好みがありますからね、うん(意味深)。



途中にある展望台からの景色。
いやぁ、素晴らしいねぇ。感嘆。
そう我々は群馬の奥地へ奥地へと突き進む。



そんな事は露知らず。姉さん、事件です。
車止めに引っかかってなかったッス。
危うく友人の車の柔肌に傷がつくところでした(汗)。


ところで此のブログを見ている奇特な方々は(失礼)
大好きな食べ物を最初に食べる派?それとも最後に食べる派?
最初に味わって満足する派?最後に食べて余韻に浸る派?
旅行も似たようなもの。目的地を初めに行くか行くまいか。

いきなりクライマックスのノリで真の目的地を一番最初に行く事に。
だって一番手前にあるんですもの、道中の。
まあ、夜行ったら行ったで怖いしね。



此処。
自分の出身地がばれるがあえて貼ろう。
もう色々な想い出が脳内で再生されますわ。
駆け巡る青春!!
え~と…何だっけ?(予定調和のボケ)



もう二度と開かないであろう門から覗いてみると
其処には荒れ果てた学園が…。
一瞬でも賑やかな場所がこのような状況になると
反動で一気に寂しさがこみ上げてくるね。

其れが廃墟だし其処が廃墟の魅力でもある。
何か切なくなった。
勝手に脳内で井上陽水の少年時代が流れた。



其の後は榛名富士こと榛名山!!
中学の時のシオリを参照にすると此処を登ったらしい。
登ったらしいと云うのも全く記憶がない。
綺麗サッパリ抜け落ちてる。
まるで宇宙人に拐われていた時の記憶がないのと一緒。
(根本的に例えがおかしい)





ま、それはそうとせっかく麓には榛名湖があるんだから
ボートでも乗りましょと独身貴族(というより落ち武者)の
野郎3人でペダル式ボートに搭乗。

無難にスワンボートを選ぼうとしたがなく
テントウムシだと思われる(断言できない)ボート。
なんかNHKの教育番組に出てきそうな謎の虫にも見える。


…うん、いいね。
水が綺麗だー、すげぇー透明感。
楽しい事は楽しいのだが虚しさを併せ持ってる(笑)。
野郎3人が湖の上をプカプカ。画にならん。

1回30分だから沖には行って戻って来れなかったらやばいので
何だか人も疎らな鬱蒼と樹の生い茂る場所にひたすら漕ぐ漕ぐ。


…完全にバス釣りの人の邪魔。


あらあらゴメンなさいねぇ、オホホ(反省の色無し)。
どうしても習性で人気のいない場所に行こうとするのよね。
湖の上だったらそりゃ絶好の釣り場だよなぁ、考えてみたら。
申し訳ないから犬神家の一族ゴッコすればよかったか?
(深いから沈むって)


榛名湖の上で暑さを忘れた我々一行は戻ろうとした時だ。
遠くから高速船が颯爽と登場。
だんだん近付いて来る。


…物凄い波なんですけど!!


大きく揺れる謎の虫の中で右往左往。
あたふたあたふたアタタタターーーーーーーー!!

其れを横目にゲラゲラ笑っている人達を乗せ
高速船は遠い彼方に去って行く…。

アレは演出か、新手の?どうも荒っぽいな。
でもスリリングで楽しかったけどね。


そんな感じでテンションを上げてからの榛名山登頂。
登山家曰く山に登るのは其処に山があるからと。
我ら曰く山に登るのは…


…特に信念はない!!



~続く~
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