- おはなしひとつ -
ある小さな村に、貧しいけれど実直に暮らしていた家族がいました
その家の末娘は心優しく素直な娘でしたが
いつもお姉ちゃんたちのお下がりばかり着ていたので
ある日思い切って言いました
『袖口とスカートの裾にレースのついたフワフワのドレスが着てみたいの』
けれどママは困った顔をするばかり
娘はしばらく泣きじゃくっていましたが、そのうち眠ってしまいました
夢を見ました
夢の中で娘は、それはそれは美しい羽を持った薔薇の妖精になっていました
ある小さな村に、貧しいけれど実直に暮らしていた家族がいました
その家の末娘は心優しく素直な娘でしたが
いつもお姉ちゃんたちのお下がりばかり着ていたので
ある日思い切って言いました
『袖口とスカートの裾にレースのついたフワフワのドレスが着てみたいの』
けれどママは困った顔をするばかり
娘はしばらく泣きじゃくっていましたが、そのうち眠ってしまいました
夢を見ました
夢の中で娘は、それはそれは美しい羽を持った薔薇の妖精になっていました
明日は子供の日
世界中の子供たちに幸多からんことを
世界中の子供たちに幸多からんことを
(c)Kanon
ふたりを結ぶ絆には
時々チクチク痛みが走る
けれど私は怖れない
どんな棘にも耐えていく
今朝
赤い薔薇が咲きました
時々チクチク痛みが走る
けれど私は怖れない
どんな棘にも耐えていく
今朝
赤い薔薇が咲きました
(c)Kanon
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