再び・そこぬけ珍道中

新装開店ガトーのブログ。
雑多な日常あります。

もしもの話。 へっぽこVn日誌【番外編】

2016-03-16 23:06:09 | 音楽
これはもしもの話なんですが。

自分の子供に私の習った楽器の教育を
受けさせるか否か、ということについて
考えたことがあります。

答えは、NO。

楽譜が読めない、ということが
どれほどの痛手になるか、ということを
身をもって思い知ったので、
もし楽器を習いたい、と子供が希望しても
同じ教室には通わせないだろうなあ、と。

「私」をリアルで知っている人には
ぷぷぷっと笑われそうなんですけど、
私にも一応子供の頃は夢があって、
プロか指導者になりたい、
できれば高校から音楽に重心を置いたところで
教育を受けたいと思ってました。

でもね、ダメだったんです。
楽譜が読めないから。

音楽されてる方は
噴飯ものでしょうけれど、
これ、実力とかそういうの以前の問題ですよね。

でも当時はインターネットなんかないし、
世間知らずの子供だったので、
まさかここで躓くとは思わなかった。
音楽の世界ではたとえ耳が良かったとしても
楽譜が読めなきゃ話にならないんです。

むしろ楽譜さえ読めれば他の楽器、
例えば
オケに入ろうが、
ギターをやろうが、
ピアノをやろうが、
吹奏楽をやろうが、
そんなに困らないと思うんですよね。

もちろん、大枚はたいて
14年も習わせてくれた両親には
感謝しかありませんが。
そして当時そんなに実力もなかったと思うし、
挫折する前に努力しなよって話なんですけど。

でも、そういうわけで、
子供に音楽を習わせることになったら
せめて楽譜は読めるように
なってもらいたいなと
思っているのです。

ま、教育を受けさせようと思っても、
まず子供とお金がない時点で
ダメですけどね……(;^ω^)
これは「もしもの話」なんで、
ひとつよろしくお願いします。

進捗状況 へっぽこVn日誌【2】

2016-03-12 21:20:33 | 音楽
今日も30~40分くらい楽器の練習をしました。
趣味をする気になれるっていうことは、
調子悪くないってことですね。
うんうん、その調子でがんばれ私。

さて、昨日さらった「愛の挨拶」、
今日はどのくらい進むかな。
今日はできたら全部さらい終わって、
次暗譜できるくらいになりたいなー

なーんて思っていたら、
指使いも音もまるっきり忘れてるんでやんの。

たはー、参りました(;^ω^)
「人間は忘れる生き物だ」って誰かが言ってたけど、
本当だね!!きれいさっぱり指が動かない。
昨日の1時間は何だったの?(笑)

しかもメモしときゃいいのに、
もう指が覚えてるから~♪なんて思って
ぜんぜん楽譜に指番号を書き込まなかった昨日の私。
今の私が過去に戻って
スリッパでスパ―――――ンとはたき倒したいです。

一からやり直し感満載で、
指も動かないし、
最後のほう楽譜の下の
ちっちゃいローマ数字の範囲があることに
今さら気づくし、
Ⅳ………とか書いてあったら、
この点々の範囲はぜぇんぶ楽器のG線で弾きやがれ
ってことですよねーどう見てもねー\(^o^)/

もう思い出すのもめんどくさいし、
楽譜通りは嫌だとかほざいていましたけれど、
思い出すのもめんどくさいし(2回言った)
もうなりふりなんか構ってられないので、
楽譜通りの指番号で弾くことにしました。

めっちゃ弾きづらいけど!

なんでここでわざわざ1stポジションに戻るの!?
隣の弦で弾けばいいじゃん!!
とか考えちゃいますけど。

んで。

しばらく練習するうちに
他の人はどんな風に弾いているんだろうと
興味がわきましたので、
練習を中断して
ちょっと動画サイトで検索してみました。

アマチュア、プロ、偉人レベルの動画を漁りました。
まあ、プロの映像なんてほんの少しでしたけどね。
(公式じゃなきゃ違法だもんねえ)
んで、しばらく見まくりました。

結果、悟りました。

指使い、みんな違ってみんないい。

金子みすゞもビックリなくらい、
みなさん弾き方バラバラでした。
なかには、同じところもありましたが、
皆さんの個性がまさかのここで光る、という感じ。

私もいろんな弾き方を見たうえで
良いとこどりをすることに決めました。
まずは楽譜通りに弾いて、
改良の余地はないか改めて探します。

くっそ――――!
教則本とかだったらこんなところで
立ち止まったりしないのに……。

今日のところはこれでゲームオーバーです。

Continue?   ⇒Yes   No

続きは、また次回。




おまけ:

姫路の好古園にいたお猫様。
真っ黒の猫は日本では縁起がいいのだそうですよ。

愛の挨拶 へっぽこVn日誌

2016-03-11 23:11:31 | 音楽
楽譜を手に入れたので、この前「うろ覚え大会」で弾いた
エルガー作曲「愛の挨拶」の練習を始めました。
今日の練習時間は1時間ほどです。

自分の使っていた楽器は盗まれてしまったので、
今は子供の頃に使っていた3/4サイズの楽器を使っています。

まずはCDを聴きながら、楽譜に書いてある音をたどっていきます。
この時、どの指でどの音を弾くかも大体決めます。
なるべく簡単な方法で弾けるようにします。
弾きながらいい弾き方はないか考えます。

私は指番号やポジションがきちんと書いてある楽譜で育ったので、
自分で指を決めるのはとても苦手です。
でもこの楽譜に関しては、この指番号じゃなくても
もっと簡単に弾けるだろうと思うんですよ、正直。
1stポジションに変えちゃったり
弦の指定を無視するような劇的な変更じゃなければ
OKじゃないのか?って。
いくつか「愛の挨拶」の楽譜を見ましたけど、
指番号どころか弓順やスラーの位置、重音の有無
なんかも違ってましたからねえ。
指定された表現方法は守らなきゃですけど、
指番号くらいはアバウトでも良くない?
と思ってみたり……。
ダメかなあ(;´・ω・)

CDと一緒に弾きながら、音の長短の確認もします。
私、楽譜の一番苦手なところは
音の長さが分からないところなんですよねぇ(;^ω^)
よく音の長さを間違えるので、耳コピのほうが正確かも。
はい、音楽を奏でるものとしては致命的ですが何か(笑)

ここまでやれば、大体CDと一緒に楽しんで弾けるようにはなります。
まあ、演奏記号とかはありますけど、
そこもネットで調べたりちょろちょろがんばって
ボチボチ見ながら弾きます……(´・ω・`)

そんなこんなで1時間。
最初のほうは、大体弾けるようになりました。
中盤は、楽譜見てCDを聴きながらだと、大体弾けるようになりました。
し か し !!
最後のほうが、ちょっと苦戦。
指が決まらないんです。
決して難しくはないはずなんだけど、
どの指で弾こうかと、悩んでます。
M A I C C H I N G !!\(^o^)/

あと、最初のほうは何度も聴いたことがあるからいいんですけど、
最後のほうとかはほとんど聴いたことがなかったから、
というのも大きいんだと思います。
音をすぐに忘れます。

こういう時にレッスン受けたいなって思います。
おカネはありませんが。

こんな風に、もうどうしようもねえなと思ったときに、
最終兵器と言ったらアレですけど、
役に立つのが動画です。
どういう風にヴァイオリニスト達が弾いているのか
じ~~~っと見て、運指方法をまねっこします。
ついでに表現方法も研究します。
以前はコンサートかテレビかCDくらいしか
研究できるものがなかったのに。
いやー、便利な時代になりましたね(*´ω`*)
がんばって私なりにウツクシク弾けるようになりたいものです。

しかし今日は時間がなかったので、
練習の続きはまた今度にしたいと思います。

さーて、次の練習はいつにしようかなあ(遠い目)

うろ覚え大会 へっぽこVn日誌【0】

2016-03-03 20:17:33 | 音楽
今日は久しぶりに楽器を弾いてみました。

楽譜が読める人は、弾いたことない楽譜を読みながら弾く
「初見大会」なるものをするのですが、
わたくし楽譜が殆ど読めませんので、
「うろ覚え大会」なるものを開催してみました。
もちろん、参加者は私一人ですが。

一緒に弾くCDは、この2枚。

弾けそうなものをこの中から適当に選びました。

結果は、こんな感じ。

1.エルガー「愛の挨拶」
冒頭だけ聴いたことあったので、
そこだけスムーズに弾けました(笑)
でも多分そんなに難しい曲ではなさそうなので、
楽譜と耳コピ半々くらいでいけそうな気がする、たぶん。

2.フランク「ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第4楽章」
これも冒頭だけ(笑)
これは美しく弾くのに手間取りそうな気が。
そして多分今の私の力じゃさらえない。

3.マスネ「タイスの瞑想曲」
聴いたことある曲ですが、
中間くらいになってあきらめました。
でも、多分これもそんなに難しくなさそう。
楽譜と耳コピでいけると見た。

4.バッハ「G線上のアリア」
これ、いけました!
G線だけでいけるかちょっと不安でしたが、そこもクリア。
ただ、聴くに堪える音にするには練習が必要です。

5.シューベルト「アヴェ・マリア」
これも何とか大丈夫。
メロディーが易しいので助かりました。
そして聴くに堪える音にするには以下同文。

聴いたことあって簡単そうなのを選んだつもりだったのですが、
半分以上撃沈でした(笑)
でも、むしろこれでしばらく退屈せんなと思ったり。

CDには他にも私の憧れの曲ばかり入っていて、
ファリャのスペイン舞曲とか
F.A.E.ソナタのブラームス作曲のスケルツォとか
弾いてみたかったなあ~、
なーんて思ってみたりして。
そして13年前、簡単に楽器を諦めてしまったことを
ちょっと後悔し始めたりして。

それでも「アマチュアは愛好家らしく楽しんで弾けばよいのだ」
とついったに教わりましたので、
めげずに楽しく弾いていきたいと思います。

久しぶりに2時間も弾いたので、
明日は上半身が筋肉痛なんじゃないかという不安は置いといて……( ;∀;)

軽運送

2016-02-23 13:40:16 | 音楽
今日のBGMは、デイヴィッド・ラング作曲「軽運送(原題 light moving)」です。
演奏しているのはヒラリー・ハーン(Vn)とコリー・スマイス(Pf)。

2012年4月に作られ、10月に初演されたのだそうです。
まだ数年しかたってないんですね。

私は絵画でも音楽でも他のものでも大抵そうなんですけど
現代芸術にはちょっと苦手意識を持っています。
芸術を理解できない貧しい心の持ち主なのかもしれませんけど、
いつも「はぁん???」と思って首をかしげるしかないのです。

この曲も最初はそんな感じで首をかしげていたのですが、
聴いているうちに癖になって、とうとうBGMに選ぶまでになりました。

現代芸術のここが嬉しいところなのですが、
作曲者のデイヴィッド・ラングさんは1957年生まれで存命。
日本語版のwikiには載っていませんでしたが、
ご本人のHPがありました。やったあ!
モーツァルトやバッハなんかだとこうはいかないもんね(笑)

そして「軽運送」についてご本人のコメントがありました。
私、英語ほとんどダメなんですけど、ざっくり言うと
昔二人の若者がやっていた軽運送会社をモチーフに
この曲を作ったということらしいです。
この会社は長くは続かなかったけれど、
ラングさんはこの会社の精神と名前が大好きで、
この曲はその時、その場所、その音を思い出させたんだそうです。
……私の訳が正しければ、ですけど(;^ω^)

言われてみれば確かに、
ちょこまかテキパキとした音楽が
何かを急いで運んでいるような感じ。
全体的に高音域で軽い感じ。
スピード感もあるしね。

演奏する立場になればこういう曲は
とても難しいんでしょうが、
さすがヒラリー・ハーン。
丁寧に軽やかに弾いてくれます。

好き嫌いが分かれそうな曲ですが、
もしよろしければ聴いてみてください。
(作曲者ご本人のHPで無料で聴けます)




追記:写真を追加しました。