再び・そこぬけ珍道中

新装開店ガトーのブログ。
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シンプル先生、こんにちは

2016-01-22 12:53:30 | 音楽
ザイツ(財津さんではない)という人のヴァイオリンコンチェルトを聴いていた。

ヴァイオリンとピアノのヴァージョン。(多分、オケヴァージョンもあると思う)

教則本には1楽章と3楽章しか載っていなかったので、

2楽章や2楽章に至るまでの1楽章のピアノソロ部分などは聴いたことがなかった。

通して聴くと、なんか初めて聴く曲みたいだった。

楽譜が連動して映し出されていたのだが(そうです動画ですみません)、

見せ場的な重音もあるし、メロディも美しいんだけど、

ほとんど1ポジションで弾ける……というか全部に近い。

凄いな、と思った。

超絶技巧が当たり前になり、そういうのを弾いてナンボ!な今日において

こういう曲もある、と今さらだけどちょっと感動した。


こういう曲ほど、実力の差がはっきりわかったりする。

私は楽譜の読み方もあまり知らずクラシックの専門的な知識も実はないのだが、

ヴァイオリンを十数年弾いていた実感として、

シンプルな曲ほど実力が出る、と思っている。

シンプルだからってなめてかかると痛い目を見るし、

実際なめてる人間に対してはちょっと腹が立っちゃったりする。

(自分にも言えることだとは思うけど。)

これは割とどんなことにも言えるんじゃないかなあ。





今のBGMはヒラリー・ハーン「モーツァルト ヴァイオリン・コンチェルト 第5番 K.219」

これもヴァイオリンコンチェルトの中では簡単なほうだと思うけど、その分誤魔化しがきかない。

どうでもいい情報だけど私はこのカデンツァが弾けないままヴァイオリンをやめた。








ここまで読んで、「チャットモンチーじゃないのかよ!」という声が聞こえてきそうな気がするけど、

そこは本当にごめんなさい。

今日はクラシック音楽の話題でした。

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