#創作小説 新着一覧
赤壁に龍は踊る・改 一章 その10 孫権との対面、はじまる
奥堂へ向かう黄蓋《こうがい》は無言であった。魯粛も、いよいよ孫権と面会できるというので、もう軽口をたたかない。「お連れしました」黄蓋が礼を取るその先に、うずくまるようにして、青年将軍が上...
赤壁に龍は踊る・改 一章 その9 論戦~対陸績
すると、その隣にいた棒切れのような細長い顔の男が叫んだ。「率直にお尋ねする。曹操とは?...
もろびとこぞりて (その3)
祝勝会は御曹司のスピーチで始まった。「あの子は生まれた時、息をしてなくて僕がこう、息...
赤壁に龍は踊る・改 一章 その8 論戦~対虞翻、対歩隲
家臣たちは、息をつめて張昭と孔明のやり取りを聞いていたが、それが一区切りすると、またど...
もろびとこぞりて (その2)
関東での仕事を2、3済ませて新幹線で南下した紀野を、駅の北口でピックアップしたのは、年齢不詳性別不問国籍不明な麗人だった。細やかなプラチナブロンド、狼のようなア...
赤壁に龍は踊る・改 一章 その7 論戦~対張昭
孔明のことばに、家臣たちが、また大きくざわめいた。「大それたやつだ、論戦に勝てる気でい...
もろびとこぞりて (その1)
クリスマスをあと3日に控えた日曜日、競馬場はバラエティーに富んだ服装の人々で賑わっていた。まずは普通にカジュアルな冬服の人々。ダウンジャケットやウールのコート、...
赤壁に龍は踊る・改 一章 その6 臥龍、挑戦を受ける
そしていま、孔明は趙雲と共に魯粛に先導され、柴桑城内《さいそうじょうない》にいる孫権と...
赤壁に龍は踊る・改 一章 その5 孔明の決意
「あきれた」思わず孔明は口にしたが、それはあまりの魯粛の正直さと大胆さに驚いたからだっ...
赤壁に龍は踊る・改 一章 その4 天下談義
黙っている孔明に対し、魯粛は身を乗り出してくる。「おれもおなじ構想を孫将軍に披露したこ...
赤壁に龍は踊る・改 一章 その3 魯粛の謝罪
「たしか、孫将軍は、わたしと一つちがいでしたね、どういうお人柄なのですか」孔明が問うと...