#創作小説 新着一覧
赤壁に龍は踊る・改 四章 その2 魯粛の乗船
わけがわからず、苛立っているようすの魯粛だったが、やがて、ふう、と小さくため息をついて、口を開いた。「こう言うのも妙なものだが、安心してくれ。都督には、稲わらだの人形だのの話は伝えていな...
赤壁に龍は踊る・改 四章 その1 霧のなか
周瑜の手配してくれた船は、どれも立派で、水上でも軽快な動きをすることのできる『蒙衝《も...
赤壁に龍は踊る・改 三章 その12 龐統と鶉火
周瑜は、しばらく龐統がもうそこにいないかのように、物思いにふけっていたが、やがて顔を上...
赤壁に龍は踊る・改 三章 その11 周瑜のいらだち
※翌日、周瑜はめずらしく苛立ちを隠さない様子で、|陸口城《りくこうじょう》のおのれの執務...
赤壁に龍は踊る・改 三章 その10 毬栗
あたりはすっかり日が落ちて、韓福《かんぷく》とおかみさんがつけてくれた蝋燭《ろうそく》...
赤壁に龍は踊る・改 三章 その9 しょげる趙雲
※夕暮れになって、ひときわ寒い風が部屋に入り込んでくるようになった。火鉢を用意しますと韓...
赤壁に龍は踊る・改 三章 その8 逡巡
※孔明は、とぼとぼと仮家に戻って来た。だが、趙雲のほうは張り切っていて、「おまえはここに...
赤壁に龍は踊る・改 三章 その7 戸惑い
※周瑜の部屋をどうやって出たか、おぼえていない。漉《す》いた紙のように白い顔をしていたら...
赤壁に龍は踊る・改 三章 その6 三万本の矢
「右都督《うととく》が」と、魯粛が困惑した表情で孔明を見た。周瑜と程普は当初反目しあっ...
赤壁に龍は踊る・改 三章 その5 大勝のあと
※兵をほとんど損なわず、緒戦を大勝でかざった船団を、陸口《りくこう》で待機していた兵士た...
赤壁に龍は踊る・改 三章 その4 緒戦 その2
※甘寧の乗り込んでいる船の活躍は、とくに目覚ましかった。かれは飛び交う矢を恐れることなく...