#創作小説 新着一覧
STOP! 桜さん! (その6)
輸入雑貨のお店で一目惚れして、お年玉貯金を一部崩して買った木苺模様の白磁のティーセットがあった。トランクのような形のバスケットの内側に、赤と白のギンガムチェックの布が貼られていて、5組
STOP! 桜さん! (その5)
ヒイラギの花の咲く夜約束してから、黒曜とは月に1、2回の頻度で会えるようになった。中庭の見える渡り廊下の長椅子が、私たちの定位置...
STOP! 桜さん! (その4)
黒曜のことは母から聞いたことがあった。住吉三神をお祀りするようになる前からの、この杜...
STOP! 桜さん! (その3)
夏期講習やJAZZの野外ライブで夏は終わり、秋は大祭の準備で慌ただしい。中2だけど受験生予備軍ということで、本...
朱い瞳の魔法使い (その8)
バーベキューのためにペンションのピクニックテーブルに集まっていた一同に朗報がもたらさ...
朱い瞳の魔法使い (その7)
狂乱のガーデンパーティーが終わった午後遅く、きーちゃんの運転するステーションワゴンで...
朱い瞳の魔法使い (その6)
その日は、朝から住吉神社は上に下にの大騒ぎだった。都ちゃんの大学が休みに入って瑠那にゆっくり会いに行くね、と約束していた日。その...
STOP! 桜さん! (その2)
せっかく山元さんが温かいお茶を淹れて勧めてくれたのに、お団子を口に運んでも何だか食べ...
GO! GO! 桜さん! (語り手: 麒次郎)
それは本当に突然だった。もっとも、桜さんの言い出すことはいつも唐突で、そして桜さんは...
朱い瞳の魔法使い (その5.2)
都ちゃんは、まだぼーっとした顔で、ドンちゃんを見上げた。ドンちゃんは5歳児みたいな笑顔を見せた。「都がそんな...
朱い瞳の魔法使い (その5.1)
イタリアから帰国した瑠那が一番驚いたことは、住吉の母屋に着いてみると桜さんがふわふわ...