#玉葉和歌集 新着一覧
貫之集 264
冬もみぢばは てりてみゆれど あしひきの やまはくもりて しぐれこそふれみもぢ葉は 照りて見ゆれど あしひきの 山はくもりて 時雨こそ降れ 冬紅葉の葉は輝いて見えるけれど
貫之集 263
やまとほき やどならなくに あきはぎを しがらむしかの なきもこぬかな山遠き 宿ならなくに 秋萩を しがらむ鹿の 鳴きもこぬかな...
貫之集 216
ささのはの さえつるなへに あしひきの やまにはゆきぞ ふりまさりける小竹の葉の さえつるなへに あしひきの 山には雪ぞ 降りまさりける...
貫之集 024
雁の鳴くを聞けるところあきぎりは たちわたれども とぶかりの こゑはそらにも かくれざりけり秋霧は 立ちわたれども 飛ぶ雁の 声は空にも かくれざりけり...