#貫之集 新着一覧
貫之集 727
陸奥守平惟扶朝臣の下るに、幣の洲浜の鶴の羽に書けるちとせまで いのちたへたる つるなれば きみがゆききを したふなりけり千歳まで 命たへたる 鶴なれば 君が行き来を したふなりけり&nbs
貫之集 726
ものへ行く人にやらんとて人の乞ふに、おくれるあつらへて わするなとおもふ こころあれば...
貫之集 725
陸奥守藤原有時がむまのはなむけ、宰相の中将のしたまふに、よめるみてだにも あかぬこころ...
貫之集 724
あひ知れるける人のものへ行くに、むまのはなむけしけるあひだに、雨降りてえいかずなりにけ...
貫之集 723
装束あまたには ぬひかさねねど からころも おもふこころは ちへにざりけるあまたには 縫ひ重ねねど 唐衣 思う心は 千重にざりける...
貫之集 722
かづらうちみえむ おもかげごとに たまかづら ながきかたみに おもへとぞおもふうち見えむ 面影ごとに 玉かづら 長き形見に 思へとぞ思ふ...
貫之集 721
橘公頼の帥の筑紫へ下るとき、その日阿波守敏貞朝臣、継母の典侍におくるものどもに加へたる...
貫之集 720
ものへ行く人待つほどすぐればおもふひと またさもあらず あふさかの せきのなこそは なのみなりけれ思ふ人 またさもあらず 逢坂の 関の名こそは 名のみなりけれ...
貫之集 719
師尹の侍従のよませたまふにとほくゆく きみをおもふに ひともみな ほととぎすさへ なきぬべらなり遠く行く 君を思ふに 人もみな 時鳥さへ なきぬべらなり...
貫之集 718
おなじ少将、ものへ行く人に火打ちの具して、これに薫物を加へてやるに、よめるをりをりに ...
貫之集 717
きみがゆく ところときけば つきみつつ をばすてやまぞ こひしかるべき君が行く ところと聞けば 月見つつ 姥捨山ぞ 恋しかるべき...