#玉葉和歌集 新着一覧
貫之集 567
あきかぜの いなばもそよに ふくなへに ほにいでてひとぞ こひしかりける秋風の 稲葉もそよに 吹くなへに ほに出でて人ぞ 恋しかりける 秋風が稲葉にもそよそよと吹くと、人も呼ぶと
貫之集 487
年のつごもりゆくつきひ かはのみづにも あらなくに ながるることも いぬるとしかな行く月日 川の水にも あらなくに 流るるごとも いぬる年かな...
貫之集 415
暮るる年ことしはや あすにあけなむ あしひきの やまにかすみは たてりとやみむ今年はや 明日に明けなむ あしひきの 山に霞は 立てりとや見む...
貫之集 403
おなじ御時の内裏の仰せ言にて元日けふあけて きのふににぬは みなひとの こころにはるぞ たちぬべらなる今日あけて 昨日に似ぬは みな人の 心に春ぞ 立ちぬべらなる...
貫之集 361
山里の家はべりけるに、水のうへに木の葉落ちて流るやまちかき ところならずは ゆくみづも...
貫之集 268
延長七年十月十四日、女八宮、陽成院の一の親王の四十賀つかうまつるときの屏風、調ぜさせた...
貫之集 266
しらゆきに ふりかくされて むめのはな ひとしれずこそ にほふべらなれ白雪に 降りかくされて 梅の花 人知れずこそ にほふべらなれ...
貫之集 264
冬もみぢばは てりてみゆれど あしひきの やまはくもりて しぐれこそふれみもぢ葉は 照りて見ゆれど あしひきの 山はくもりて 時雨こそ降れ...
貫之集 263
やまとほき やどならなくに あきはぎを しがらむしかの なきもこぬかな山遠き 宿ならなくに 秋萩を しがらむ鹿の 鳴きもこぬかな...
貫之集 216
ささのはの さえつるなへに あしひきの やまにはゆきぞ ふりまさりける小竹の葉の さえつるなへに あしひきの 山には雪ぞ 降りまさりける...
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