わびびとの すむべきやどと みるなへに なげきくははる ことのねぞするわび人の 住むべき宿と 見るなへに 嘆き加わる 琴の音ぞする 良岑宗貞
あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよ をとめのすがた しばしとどめむ天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ...
はなのいろは かすみにこめて みせずとも かをだにぬすめ はるのやまかぜ花の色は 霞にこめて 見せずとも 香をだにぬすめ 春の山風良岑宗貞...