#Poem 新着一覧
真夜中の渇き
穏やかな夜だったかと問われればそうだったかもしれない、と答える程度の夜だった、考え事はあるにはあったが、何かに変換しようと思えるほどの動機になるようなものは特に無かった、それならそれで投...
雨の中で
歩道橋の下で雨を凌いでいた、空は灰色の絵具を混ぜた水のような色合で、それは逆に気分を少...
〜【流浪の旅】〜令和6年
こんにち(令和6年)の私を… ズッコケまくりの日々の暮らしを…「なにに例えようか…」今日は
キャンディー・バップ
朗読するマリオネット、解毒的なソナチネ、雨の路面に刻まれた幾つかの足跡は、澱み、歪んで...
言葉憑き
宿命は銃弾のように生身に食い込んでいく、それをペンチで引き摺り出すみたいに取り除くには...
アクロバット・プレイ
叫びも、怒りも、悲しみも憎しみも、愛も祈りもすべてはスピードの中へ―本当の思考はある種の...
Shattered
氷山の心臓に居るような凍てつきと遮断を感じていた、外気温は決してそんなに低くはなかったが…お...
喪失というものにかたちがあるとしたら
それでも血は流れ続けた、ひっそりと咲いたアカシアの上にも、俺は俺を見放しそうな意識をど...
大雑把なルーレットの上の夜
鼓動には0・5秒程度の誤差があるように思えた、真夜中のキッチンでシンクの側に腰を掛けて...
命のすべての闘いにおいて俺が語ることは
じくじくと膿んだ傷の中に次の一行があった、指を指しこみ痛みに悲鳴を上げながらつまんで拾...
モノローグ・ギャングの照準
知らないでいたって別に困るようなことはなにもないけど、余計なことをたくさん知っている方...