スターシードシンドローム ~月光、銀河を照らすとき~

セーラームーン(90年代)に関する研究等あれこれと。特に200話=スターズ最終話の話ならいくらでも話せる性分です。

SuperSの「簡易変身」は本当は簡易変身ではない!?

2013-04-04 14:54:30 | プレビュー
 セーラームーンSuperS序盤の見所であるペガサスによるパワーアップの展開。
新しい敵に苦戦する親子ムーンの前に突如として現れ、新しい
パワーアップとしてスーパーセーラームーンに再び変身出来るように
ペガサスが手を貸し、後にブローチのパワーアップへと発展するのですが
このシーンに関して先日手に入れた「Lunatic Soldier」をじっくり
読んでいて発見したことがございます。



「Lunatic Soldier」に載っているSS序盤の簡易変身の原画なのですが
よく見ていただくとスカートの下からレオタードが描かれているんです。

更にこのレオタードのVラインの形状を見ると後の正式な変身バンクにおける
形状と全く同じような描かれ方をしているんです。
そこでふと考えてみました。
この簡易変身は本当に簡易変身なのだろうか・・・?

親子ムーンがスーパー形態に変身する時の光に包まれている一瞬でリボンの編み方が
変化しているのだとしたら簡易変身ではなくなってしまうのではないでしょうか?
ここでぼくが突き当たった壁は「宇宙刑事理論」です。

1)宇宙刑事理論とリボンを纏うこと
かいつまんで説明させていただきますとかの有名な宇宙刑事シリーズで変身に
要する時間が1秒にも満たない時間で行われている、という設定があります。
本編では毎回、変身する瞬間をもう1度観てみよう、というナレーションの後に
変身ポーズ→コンバットスーツを蒸着・赤射・焼結するシーンへと続きます。

仮にこの考え方に従って簡易変身を紐解いてみると光に包まれている間、一旦
身につけているレオタードをリボンに戻した上でスーパー形態に合わせた形状へ
最適化し、もう1度リボンを纏うというプロセスを辿ることになります。

ただ、ここで忘れてはいけないのはそんな一瞬でリボンを纏うことは可能なのか、
というセーラームーンの変身における大原則です。
そもそもセーラームーンの変身シーンの肝としてブローチから放出されたリボンを
全身に纏うまでに要する時間はどれくらいなのか?にあると考えています。

2)あえて自説を自分で否定する
それを証明するのに格好の材料となるのが73話でのひとコマ。
ちびうさが偶然にもセーラー戦士の変身シーンを見てしまう展開があるのですが
宇宙刑事理論をそのまま当てはめてしまったらちびうさは変身シーンを目撃すること
自体が不可能なことになってしまうのです。

だって・・・0.05秒(ないしは1ミリ秒)の変身を肉眼で捉えることが出来ませんからw
恐らくちびうさが変身の様子を目の当たりにしたのは十数秒に渡るでしょう。
そういう観点からセーラームーンの変身シーンに宇宙刑事理論は当てはまらない、と
割り切って考えておかなければ話になりません。

3)簡易変身における注意事項
では、ペガサスはどうやって一瞬のうちにスーパー形態に姿を変化させたのか?
ぼく自身、完全に把握出来ているわけではありませんがペガサスは何らかの形で
聖杯での2段変身に関するデータを手に入れて、それを元にブローチ単独で
スーパー形態の姿に変身出来るようにする能力があったのでしょう。

しかし、更に大きな壁に突き当たることになります。
そもそも、うさぎとちびうさとでは変身の仕方が異なっていたからです。
ご存知の通り、うさぎはリボンを纏う形式での変身、ちびうさはエナジーを実体化
させた上での変身だったのでどうしても無理が生じてしまうのです。

そこでペガサスはちびうさもうさぎと同じ変身に合わせることでこの問題を
解決させようとしたのでしょう。そのためにはどうしてもちびうさにも
リボンを纏う変身への進歩が必要だった・・・
この項目は後に扱うことにいたしますが元々ちびうさのブローチ自体も
リボンを放出出来る構造になっていたのでしょう。

それ故にブローチの改良は最小限で済んだ上、ほぼ同じような原理であったため
SuperS序盤の数回、簡易変身を続けた後正式にブローチをパワーアップさせた
ことで晴れてSuperS準拠の正式な変身へと繋がることになります。

今回の記事はここまでとさせていただきますがいろいろ考え出すと面白いことが
次々に出てくる「Lunatic Soldier」・・・更に深く読ませていただきます。



今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
ご意見・ご感想などございましたらコメントをお寄せください。


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