NPO法人POSSE(ポッセ) blog

医療現場について

 C2です。
 アンケートや労働相談を行なう中で、特に目に付くのが医療や介護の労働現場の荒廃だ。例えば、介護施設で働いていたという女性の話。
サービス残業などは当たり前。土日などの休日も「チャリティー」出勤。

 その結果同期で採用された若者のうち、三ヶ月間で半分以上が体調を崩して退社し、現在も入院している人もいるそうだ。

 また、大病院の看護士をしている女性の話では、超過密労働で、薬のラベルを貼り間違えるのはしょっちゅう。あるいは点滴の分量を、一時間2㍉㌘のところ0.2㍉㌘に間違えるようなケースも日常的にあるということだ。そこでも多くの看護士が体調を崩して逆に入院。残った看護士にはさらなる負担がのしかかるという構造がある。

正直、そういう話をきいていると病院にいくのも恐ろしい気持ちになる。
国が医療にかける支出を減らすように政策をとる結果、そのしわ寄せは現場で働く労働者に行き、さらには医療サービスを受ける一般の消費者の生活を危険にさらしているのだ。

コメント一覧

ポコ
恐いですね
医療ミスが発覚すると、マスコミはいつもとても大きく扱いますよね。現場で働く医療スタッフが超過密労働という状況におかれていることは有名ですし。

でも、いつまでそんな状況が続いてるのでしょうね? 病院は個人的にとても苦手な場所なので、具合悪くても我慢してしまうくらいめったに立ち寄らないんですが、ますます足が遠のいてしまいそうです。。。
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