舞鶴ニュース NHK「610きょういちにち」7/17
7月17日に放送された舞鶴市の生活保護問題に関するニュースを書き起こします。
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舞鶴市の「生活保護対応問題」 府が自治体など集め会議
舞鶴市で、生活保護の相談に訪れた人たちに対し、申請の意思を確認していないなど、不適切な対応が明らかになった問題で、京都府は今日、自治体などの担当者を集めて緊急の会議を開き、同じような対応を行うことがないよう求めました。
会議には、府内の14の市と、町や村の生活保護事務を扱う6つの保健所から担当者が参加しました。そして、京都府が先月行った特別監査で、舞鶴市で相談者に対し申請の意思を確認しないなどの対応が明らかになり、文書で改善を指示したことを報告しました。また、舞鶴市で、病気で目が見えにくいとする相談者に対して、「自営業であれば生活保護を受けられない」と誤った説明をしたなど、不適切な対応があったことも新たに報告されました。このため京都府は、参加した自治体などに、同じような行為を行わないことや、訪れた人の相談内容を書き込む「面接記録票」に申請の意思を確認する欄を設けるよう求めました。
舞鶴市福祉援護課 名内哲治課長
申請権の侵害というようなご指摘もいただいておりますので、それについては、改善点なり見直しなりということを、舞鶴市の方で、早急に取り組んでいく必要があろうかと思っております。
京都府福祉援護課 青木賀代子課長
今回は最初の入口のところで、受付ができてませんでしたので、それはしっかりと真摯に受け止めて、対応していただきたいなと思っております。
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<コメント>
京都府が、京都市以外の府内の各自治体担当者に対して、舞鶴市と同じような申請拒否などの対応を行わないことを求めました。申請させてもらえないといった相談は、舞鶴市以外の自治体からもいくつかPOSSEに来ています。今回府がこのように求めたということも足掛かりにして、各自治体の迅速な改善を求めていきます。
また、舞鶴市で他にも不適切な対応があったことが明らかになりました。水際作戦では「自営業であれば生活保護は受けられない」、「借金があったら受けられない」「住所がないと受けられない」などと職員が言ってくることがありますが、いずれも生活保護法に反した虚偽の説明です。そのような対応もこれを機に無くしてもらいたいと思います。
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