道無き道を、もっと自由に。

ヒーロー大好き。映画、読書の感想や日々のあれこれなどなど。ヒーローショーのリポートも時々。猫2匹います。

チェンジリング

2015-01-15 12:52:50 | ホラー映画


アンジェリーナ・ジョリー主演の方じゃない方の「チェンジリング」です。





1980年くらいのホラーかな?幽霊屋敷モノです。


タイトルの「チェンジリング」とは、ヨーロッパの古い伝承で、「取り替え子」て意味らしいです。


何故このタイトルなのかはラストに近付くにつれて判明します。(今回もネタバレありです。)



有名な作曲家のジョンは、突然の交通事故で妻子を亡くします。

家族の思い出の詰まった家を引き払い、親友の紹介でとある大学(多分音大かな)の臨時教授を勤める為に引っ越します。


親友の奥さんが「うちに一緒に住みませんか?」と申し出るのですが、

「一晩中ピアノを叩ける所が良い」と断ります。

「それなら」と、奥さんの知り合いに歴史保存なんたら協会に知り合いがいて、そこで不動産もやってるから紹介するわ、と。

どんだけ良い人なんだよ、奥さん。


そこで紹介されたお姉さんに、すんげー豪邸を紹介されます。





特に派手な演出はないのですが、ヒタヒタ迫る空気感が素晴らしい。





まず最初は謎の音が家中にし始めます。



この音が



ドォウン…ドォウン…ドォウン…


って感じの鈍く重い音。


その音は上から聞こえるような?



ジョンが出掛けようと外に出た時に窓ガラスが割れて破片が飛んできて

見たら知らん部屋があるわけですよ。


調べる為に2階に上がったジョンは隠された屋根裏部屋があるのに気付きます。

埃と蜘蛛の巣まみれのその部屋には車椅子が。そしてオルゴール。



その後も続く怪音。


夜、階段を覗いたジョンのところにあるモノが落ちてきます。





亡き娘愛用のボールです。




ジョンはボールを川に捨てますが



案の定、ボールは戻ってきます。





他にも勝手に蛇口が開きまくったり、謎の音は毎日するし~で、

豪邸を紹介してくれた歴史保存なんたらの女の人のもとへ行きます。

そこにいたおばはんがジョンに

「あの家は人を拒む家です」
とだけ言うて、あとはなんも教えてくれへんねん。




過去になんかあったんやな⁈と気付いたジョンと歴史保存なんたらのお姉さんは独自に調査開始。
この辺がただの幽霊屋敷モノとは違うところよね。

恐怖感がないのよ。謎の音も、ボールも、誰かが何かを訴えてる感じ。


霊媒師読んで録音しつつ降霊会したら理由判明。



その昔(50年前くらい?)そこに住んでたある家族。


足の悪い息子がおりましたが、母親が亡くなった後、入り婿の父親は息子を屋根裏部屋に閉じ込めます。


母親の父はめっちゃ金持ちなんだけど、娘婿が気に入らんかったらしく、巨額の財産を孫に相続する手続きをします。


もし万が一孫が亡くなった場合は慈善事業に全額寄付。と。


巨金に目が眩んだ父親は息子を風呂に沈めて殺し(ドォウン…て音はこの時苦しみもがく少年が浴槽を叩く音なんだよ!これわかった時ぞわ~ってした!)、その後孤児院から同い年くらいの男の子をもらい受け、「足の治療の為」と遠方に住まいを変えます。


そこから帰ってきたら足治ってましたー!
しかも10年も20年も経ってたら顔も変わっててもおかしくないから、周りは皆気付かない、と。


「取り替え子」のタイトルはここからきてる訳ですね。



替え玉息子はその後立派な議員さんになります。


降霊会のテープに殺された少年の声が入っていたのに従い、ジョンと歴史保存なんたらのお姉さんは少年が埋められた場所を探し当て、掘り返します。





出たー!


警察来たりで大変な騒ぎに。


ジョンはやれることは皆やりました。

しかし殺された少年はまだ不満なようで。



今やすっかり爺さんになった議員さんは、ジョンが探り入れてんのを知って揉み消そうと画策しますが、


派遣した刑事が謎の交通事故でお亡くなりに。


ジョンは議員のもとへ行き、真実を話しますが、じいさんな議員は聞く耳持ちませんの。



もういいじゃん、ジョン。君は頑張ったよ。


打ちひしがれ豪邸に戻るジョン。


その頃、ジョンを訪ねてきた歴史保存なんたらのお姉さんは豪邸に入って車椅子に襲われます。


そこにジョン帰宅。


確かめに屋根裏部屋に向かおうとするジョンですが、謎の強風に阻まれ、1階に落とされてしまいます。






血だらけで動けないでいると、急に階段から火が!

そしてそこにはいないはずの爺さん議員が現れ、ふらふら階段を上って行きます。


勢いを増す火の手。


こりゃあの爺さんに議員になんかあったんじゃ⁈


と、2人で爺さん議員の住む場所に駆け付けた時には時既に遅し。


爺さん議員は突然の心臓発作で死亡した後でござんした。




その頃豪邸は炎上。


一晩中燃え続け、焼け跡には何故か燃え残った車椅子とオルゴール。






オルゴールの蓋がひとりでに開き、曲を奏でてTHE END。




ヒューマンドラマ寄りのサスペンス・ホラーでしたな。



なんだか哀しいお話でございました。
なかなかの傑作と思いますよ。

怖がらせるだけ怖がらせるホラーが今は多いけど、こういうのもたまには良いんじゃないのかな。







怪奇!吸血人間スネーク

2015-01-14 22:28:56 | ホラー映画



こりゃまたカルトなのを借りてきちゃいました。

だってもう最近のは見尽くした感がありましてん。





すげージャケ写w


しかもあたしが生まれる前の映画よ、あーた。


1973年の映画です。
ネタバレとちょっと怖い画像アリです。




爬虫類研究してるちょっと危ない博士が、「ヘビ毒に対する血清だから!」とか嘘こいて助手の男の子に毎月謎の液体を注射。

博士は氷河期が来る!て信じてて、生き残る為に人間を爬虫類にしちゃおう、て考えてるのね。


爬虫類になった人間なら知性を持ってるし、氷河期に耐えられるじゃん!みたいな。
つーか、蛇は冬眠しちゃうんじゃあ…。


まぁ、それの実験第一号の結果がジャケ写の彼です。





良いね!この如何にも70年代のホラーって感じ!


失敗作な彼は800ドルで見世物小屋に売られちゃうの。オーマイガー。


新たなる助手が欲しい博士は、友達(嫌味な大学教授)に頼んでデビット君を紹介してもらいます。


しかしこのデビットさんと、博士の娘が恋仲になっちゃう。





なかなか可愛い娘さん。


もちろん、デビット君にも謎の注射実験はされ始めます。





ラストではデビット君はこんな感じから









…と、みるみるうちに変化。



色々あって娘さんや嫌味な大学教授が博士のしていることに気付くんだけど、


嫌味な大学教授は博士にムッコロされ、



失敗作の蛇っぽい人を見て、助手第一号だと気付いた娘さんがお家に着いた時にはもう遅くて。




デビット君は立派なキングコブラに!


博士はなぜか前から飼っていたキングコブラに噛まれて死亡。訳わからん。



デビット君は何故かマングースと格闘なう。
そこに娘さんと、色々勘付いた警察到着。


娘さんは

「オー!ノー!デビット!オーマイガー!」の叫び声連発。








はい、ヲワリ。







工エエェェ(´д`)ェェエエ工


何この底抜けなラスト!



73年の映画にしては色々頑張ってるのに!


この映画、とっても最後が残念て今も言われてるみたいですね(^_^;)


しかも全然吸血しませんw


昔はTVで普通に放映されていたのを観た人も多いらしいですが、

「見世物小屋」自体もう今の日本では難しいですからね。

「フリークス」とかね。
「フリークス」はラストびっくりだった。あれは良かったよ。


スネークさんにももう少しラスト頑張って欲しかったものです。


出てくる蛇さん達は本物らしいので、爬虫類好きさんはそれを目当てに観るのも良いかと。





ブルーの目のキングコブラ、綺麗です。

スキャナーズ

2015-01-14 22:13:45 | ホラー映画


名作と名高い「スキャナーズ」。
TSUTAYAで名作発掘とかで出てまして!

ずっと観たかったんで意気揚々と借りてきて見始めましたの。




あ、ネタバレと、残酷画像アリです。
ご注意ください。



これを超える超能力モノはない!と今だに言われていますね。



冒頭の頭パーン!が素晴らしいですね。




1981年の作品ですから、まだCGはありません。
どうやって撮ったのか…。



頭パーン!がインパクトあり過ぎて、あとは激しい描写はあまりないのですが、
かえってそれが良い感じ。


悪役のレボックと、あまりパッとしない主人公のカメロンですが、


カメロンを「静」、レボックを「動」と表現している人がいて、成る程、と。


あたし的にはカメロンはイケメンと思うけどねー。


スキャナー同士の闘いが良いですねー!



悪役のレボックを演じたマイケル・アイアンサイドがかなり良い!
レボックに比べるとカメロン役のスティーヴン・ラックがパッとしないて言われてるけど、あたし的には気にならなかったねぇ。

カメロンがおとなしめだからこそ、レボックが引き立つ感じ。


最後の方で衝撃の事実が明かされますが、

またそこからの超能力戦が面白い!


脚本が素晴らしいよ。


ラストも、レボックとカメロン、どっちが勝ったのか観客に考えさせる終わり方。


すっごい良かった!
CGないからこそ、撮れたのかなぁ。




怖いよレボックwww

シアター 殺戮劇場

2015-01-12 15:15:51 | ホラー映画



洋画かなー、って思って借りてきたら韓国ホラーだったのよ。
それがこちら。





劇場未公開作品らしく、画像があんまりない…。



あ、ネタバレがっつり、言葉も下品です、気を付けてね。


実は韓国ホラーはあまり得意ではないあたし。
何故なら後味悪いのが多いから…。
「箪笥」とか「ボイス」とか。


しかし。

こちらは純粋なスプラッターでございまして。


これがあーた、久々の大当たりよ!




70年代っぽい映画館にチンピラWカップルやらインテリ男とOLのカップル、高校生カップル、眼光鋭い危なそうな男や、訳ありそうな女性、映画館の切符もぎりのお姉ちゃんに恋する警察官が映画を観に来ます。

上映作品は「スクリーム」なんですが、


その上映前にスクリーンにテロップが。


「この映画の上映時間は100分です。100分以内に皆さんを全員殺します。最後まで残ったお一人様のみ帰れます」




まぁ、みんな演出だと思ってヘラヘラしてんだけど、


のっけからお腹くだしてトイレ行ったチンピラ男(手下っぽい奴)からムッコロされていきます。


殺人鬼は3人。
売店の兄ちゃん、切符もぎりのお姉ちゃん(まんずえらい美人!)あと、なんかヒゲのおっさん。




映画館のオーナーの命令みたいですね。
オーナーは変態さんで、モニタールームみたいなとこで1人悠々と観客がムッコロされていくのをオナりながら見てるような奴。



とにかく出血量が半端ないです。
首かっ切ってビュービューでちゃう。
殺し方もバラエティーに富んでいて、色々やらかしてくれてます。




見所は沢山ありますが、あたし的に良かったのは気の強い女子高生と、アレはデカイが気は小さい男子高生のカップル。



殺人鬼にムッコロされそうになった男子高生はあまりの恐怖に心臓発作起こして呆気なくチーン。


そんでも殺人鬼はトドメさすかのように男子高生をザクザク刺しちゃってから退去。


後からその部屋に気の強い女子高生が。
彼氏が死んだ事にパニクりそうになってる時に切符もぎりのお姉ちゃんが!


咄嗟に彼の血を身体に塗りたくり、死んだフリする女子高生。



それを見て1度は立ち去ろうとする切符もぎりのお姉ちゃんですが、


本当に死んでるかどうか確かめる為に女子高生の足首切るのよ。


涙流しながらも死んだフリを続け、堪える女子高生が凄い。



結局最後まで耐えて、お姉ちゃんは部屋の外へ。


途端に堪えてた声がでちゃう女子高生。

片足でなんとか逃げようとしますが


やっぱり殺されちゃった…。
頑張ったのになぁ…。生き残って欲しかった。



ずっと死んだフリして、皆んな死ぬの待ってりゃ良かったのに。


途中途中、格ゲーみたいな撮り方してるの、なんでだろ?って思ったらラストで理由判明。


映画館での殺人、チャットゲームだったんですよ。



登場人物はみんな同じ会社の社員。
社員同士で仕事中にチャットゲームで遊んでたの。
それをリアルに描いてたんですねー。


なーんだ、「蒲田行進曲」みたいなノリかよー。って思ったら



チャットゲームで生き残った兄ちゃんの首が急にスパーン!と切られてヲワリ。


斬った人は誰かわかんないけど女の人。


いやぁ、良かった。
素晴らしかった。



他にも精神病院から脱走してきた男が、牛乳飲みたさに親切にしてくれた女性を殺しちゃって、

牛乳飲んでから我に返り、一頻り大泣きしたら


あら!正気に戻っちゃった((( ;゜Д゜)))



とか、見所いっぱいです。
全体的に勢いがあって、最後まで衰えませんでした。


是非是非オススメ。
今度から韓国スプラッターもリストに入れようっと。



血のバレンタイン

2015-01-12 02:21:04 | ホラー映画


久々ホラーモードに突入。
ちょっと昔のが観たくて借りてきました。






ガスマスクがかっちょいいですねー。


あらすじ?

えーと…

20年前のバレンタインデーに炭鉱で5人くらい?が事故にあって、1人生き残ったんだけどなんかおかしくなってて、



事故の原因を引き起こした人をムッコロしちゃったのね。



それからその町ではバレンタインパーティーをしたらイカン!と言うのに、


当時を知らない若者たちがよりによって事故があった炭鉱でパーティーする訳よ。



まぁ、そんで次々殺されてくわけですが


見てるうち殺人鬼が20年前の奴じゃないなぁ、と気付く。


なんつーの?
若いんだよね、身体が。20代な感じ。


その辺から先が読めちゃったのですが、良かったっすよ。

リメイク版も観てみたい。



おろ?
珍しくネタバレちょいとだけやね。


実はこれの前に「ひきこさん」の3作品目を観ようとしたのですが、


あんまりにも女優さんがセリフ棒読みだし、ひきこさん戦闘力上がってて普通にアクション映画だしで、途中で観るのやめました(^_^;)



1作目2作目は良かった印象があったんだけどなぁ…。



「血のバレンタイン」の後に観たやつがかなり久々の大当たり作品でした!

それの感想はまた後で~☆(≧∀≦*)ノ