いよいよ原爆裁判が始まりました。
その前に昨日、お父さん(夫)と「姫路市平和資料館」へ行ってきました。
「広島と長崎に原爆が投下された」
そのことは知っていても、恥ずかしながら、私は何も知らないなぁとつくづく感じました。
なんと言ったらいいのか分かりませんが、広島、長崎だけでなく、爆弾は日本各地に落とされ、平和な暮らしが破壊されたことを知りました。
日本全土が攻撃の対象で戦争法もあったもんじゃないですね
姫路も昭和20年6月22日と7月3日に空襲を受け、人的被害は死者341人、被災者10220人。7月3日死者173人、被災者45182人。
「火垂るの墓」の舞台となった神戸や西宮は主要都市として頻回に攻撃を受けています。
姫路にも空襲があったことは知っていましたが空襲を受けた地元の様子を写真や映像で見るのは衝撃的で心が痛みました。
姫路城の三の丸広場や大手前広場、大手前駐車場辺りの広大な敷地が全て陸軍の軍用地で軍の建物が建っている写真がありました。
現美術館は元は兵器庫で、旧国立姫路病院(現姫路医療センター)の前身も姫路陸軍病院だったことは知っています。
姫路に第10師団の司令部が置かれたので姫路城一体が陸軍の軍用地だったことが示されていました。
昭和20年6月22日
B29爆撃機約60機が飛来し、姫路城東側、現在の播但線京口駅西側にあった川西航空機姫路製作所を中心に約1時間もの爆撃を受け、全壊したとありました。
昭和20年7月3日深夜から7月4日未明にかけ、姫路市街地全域に焼夷弾が降り注ぎ、一帯は焼け野原となったそうです。全焼家屋1万300戸。
終戦に近づくに連れ、日本全土への爆撃が加速し、遂に広島と長崎に原爆が投下され、多くの広島市民、長崎市民が原爆の被害に遭われました。
今週の「虎に翼」でいよいよこの原爆裁判が始まります。
「民間人を無差別に殺害し、苦痛を与えた原爆投下は人道に反する国際法違反であり、米国は被爆者に対して損害賠償を払う義務があります。」
まだまだ先なんでしょうけど、どんな判決がくだされるのか。