

作詞 市川喜康
作曲 山口寛雄
闇を抜け 地上に出た
下り電車の窓月が浮かぶ
口実を探していた僕に
そっと夜が微笑んだよう
時間とともに
白く霞む夜空歯痒くて
人影のないホームに駆けだした
やわらかな声が
遥か遠く僕らを繋いで
あたためてくれるよ
キミとならば
未来はどれほど輝くだろう
きっと迎えに行く
春風を濡らす涙
求め合うばかりの僕らがいた
ただそばに居ることさえ
叶わない明日に怯えていたね
待たせるだけの僕を
震えそうな胸の中
時々は責めたりしていたのかな
心のすべてで愛しいキミを
最後の月夜も
包んでいたいから
たったひとつの舞い降りた奇跡
奏でながら
ふたり生きてゆこう
やわらかな声が
遥か遠く僕らを繋いで
あたためてくれるよ
キミとならば
未来はどれほど輝くだろう
ふたり生きてゆこう