幸福を掴む生き方シリーズ 2001/7/15
ビジネス・マインドシリーズ 真の成功と真の富を掴むシリーズ
当旧HP2003/7/17---2020/7/15ブログへ再編集して再掲
この世界は自己表現の場でありステージでもあります。
だから人間というのは誰でもがどうにかして、自分を最高に且つ最大限に表現したいと願います。
宇宙生命は偉大な意志を持ち、無限の知性・アイディアを内に包蔵し給いて永遠に活動を続け、巨大宇宙に銀河系を造り出し太陽系を生み、地球に宇宙生命を宿して常に何かの価値(利益)を求めて思考し行動する、高尚で高度な精神を持ち知能的な人間を誕生させました。
そして、私たち人間を通して時々刻々と宇宙生命のアイディアを顕現し給いつつあるのです。
人間としてこの世に生まれて来た以上は、安心と健康と平和と幸福は勿論のこと繁栄や成功や富を得なければ、何の価値もない様な錯覚にさえ陥ります。
昨日よりは今日、今日よりは明日とよりよく生きたいと思う気持ちこそが、よりよく理想や究極に近づいて行こうとすること、それが「自己実現」でもあり人間の存在する理由でもあるのです。
人々は、各々の立場で自らの価値観に基づいて、目標を立て進んで行っている様に思えます。
人には個性があり画一ではないのですから、他者には真似が出来ない方法で躍動する生命を各自に表現すれば良いのです。
人間の個性的な天職や天命のヒントは仕草や子供時代にある
使命・役割の達成と本来の意義について 霊脳通信1989年6月号
人というのは欲張りでしかも出来ることなら楽をしたいと思っています。
かつて人生相談を受けていると、相談者は「自分の本当に成すべき天性の仕事・職業が何であるのか分かりません。自分は今、違う方向へ進んだり間違った仕事をしている様な気がします。こんな事で人生の無駄をしたくないのです。これから進むべき本当の使命や天分を教えて下さい」と、訪ねられます。
しかし、人生に無駄などは無く、本来、心底において本当に自分の天職や天分が、自ら全く分からないと言うことはあり得ないことなのです。
自分の天職が他人には分からなくても、自らの潜在意識はよく知っているものです。
その為に、無意識の内に自分の未来に来るべき本来の使命である天職を達成するための準備として、今、様々に経験し学習するのに必要な環境や境遇や仕事に置かれて、様々な問題や知識や技能や力量の体験などを多く集めて来るのです。
だから今、あなたの目の前に置かれている時点に於ける、その位置に於いてあなたの眼下にある全ての人事や物事に対して全身全霊をもって解決することが、今、あなたに与えられている身近な任務であり使命や天分であると言えます。
私たちに生涯を通じて一貫して与えられた使命・役割という様な事柄は、確かに各人にあるのでありますが、それは丁度、山頂を眺めている様な状況であって、その目的とする山頂まで登って行く一歩一歩を確実に歩み行く努力によってのみ、その人の使命・本分・役割である最高峰に到達することが出来るのであります。
その使命・役割の最高峰に到達する迄には、“今の時点”に於いて“今の位置”にある全ての人事や物事に対してベストを尽くすことが、今あなたに与えられている任務・使命なのであります。
つまり自分が遭遇している今の機会や立場を、嫌いだとか詰まらないと無視したり忘れたり避けて逃げたりして、要領よく最高峰である本来の天職へ一足飛をするという、狡く生きる訳には行かないのです。
今、あなたに与えられている環境・境遇・仕事・家庭・人間関係などの、不思議な縁を自分の持てる力量で全てに対してベストを尽くすことが、人生に於ける幸福と成功の実現への近道であり、速やかに真の使命・役割・天職を見い出すことにもなる訳です。
それによって真の天職や天命を達成するのに必要な知識を始め、技術・才能・器・財産・地位・人脈などが、知らず知らずの内に揃うことになる訳です。
一朝一夕で出来ることではありません。さらに人間智による煩悩では無理でしょう。
これからの人生をさらに価値あるものとするには、瞑想を実践して自己に内在する内なる声を聞き、個性的な本領を見い出して発揮するのがよいでしょう。
ある人は、人生には使命型と営業型があるとも言います。営業型と言うのは自分のなす事を切り開いて見い出すのだと言います。何れにしても自らは無意識の内に本来の天命とも言える仕事を目指して進んでいるものと思われます。結果的に見て何かの見えない力に導かれて成すべき事を開拓してきた様に感じることもあります。
私たちは定められた運命のプログラムによって、この世の中で様々な事物により様々な経験を積んで学習が終わり、それなりの知識と技能や力量や人間性などを修得したと潜在意識が判断した時、真の使命・役割・天職がスタートして次々と遂行される時期が来ることになります。
しかし、ここで真の使命・役割・天職のみを達成すれば、それで善いというものではなく、そこへ到達するまでに起こる様々な試練の、困難や障害を跳び越えてクリアする為に智恵を絞り、個性・能力を開発して日夜努力したことを通して、その人の魂が進歩向上することとなり、大きな器・人間性となって恐れることなく困難に立ち向かうことが、可能となる力量・境地が備わるのです。
それは使命の成就という仮の目標に向けて、それに伴う全ての様々な身辺に起こる出来事を自ら解決することにより、地上生活の目的である人生の修練をして「何かを学び、立派な人格を形成し品性を高めて徳を積む」ことに本来の意義があるのです。
ところが、多くの人々はこの重大な意義に気付いていないのが現状です。
世の中へ仕事や投資を通して多くの貢献や奉仕活動が出来る機会を持てるかは、「自己開発」の成果と想像力によって決まると云えます。
そして誰もが仕事や投資や貢献・奉仕を行なった見返りとして、利益(幸運)を獲得しているのです。
天命や天分でもある才能の得意分野のヒントを見い出すには、日頃から自分の性格を把握したり、案外と子供時代にあった出来事や遊びや興味などの生活を、想起し連想してみると良い結果が得られるものです。
つまり、誰でも子供時代には知らず知らずの内に得意分野を、全身全霊から発揮しているからです。
私たちは生活の中で何気なくする性癖や仕草や言動という、小さな一つ一つの個性的な思考や性癖や仕草の中に天職や天分や役割の傾向が現れ、大きな成功のチャンスが潜んでいます。
自分の人生に天職や天命や役割を実現しようと欲するならば、実際に天職や天命が現実的に現れて来てから感謝するのでは遅いのです。
これについて、イエスは「汝ら祈りて何事にても求めるとき、既にそれを受けたりと信ぜよ。すなわち汝はそれを得ん」と訓示されています。
それには具体的に「ああ有り難い、私は既に次の職業・任務は与えられている。有難うございます。」とか、「私の能力・個性に適した丁度良い仕事・奉仕をお与え下さり有難うございます。」と、日々感謝しつつ過ごし、何か自分の手に合う仕事・労働・奉仕で、社会や誰かの為になる事を実践すると善いのです。
天分を活かし切るには人生の指針が欠かせない
個性の表現と生き甲斐 同上号
自分が本来持っている本当の個性や天分・特技を充分に活かし切る時、その行為が人類への貢献・奉仕となるのです。
生来、自分の才能・個性とピッタリ合致した、得意や興味の対象を見つけ出すことが出来れば、自らに与えられたチャンス(機会)を最大限に生かすことになります。
それぞれ自分に割り当てられた、自分にしかない特有の個性をベストを尽くして完全に発揮し、世界の人々に与える時、他の人々に対してその行為が他者へ侵害とはならず共存共栄となるのです。
常に何か自分に適する目標を持ち、それに向かって方法を講じるのに色々と思考し達成するために実践します。計画した目標が建設的であり、大きく魅力あるものならば意欲を駆り立てられて、途中に起こるであろう様々な困難も左程苦にならないでしょう。
そして夢と希望に溢れて有意義で喜び多く生き甲斐を感じて、心は明るく積極的になれます。
人間というのは何か関心や興味を持っているものがあると、精神も落ち着いているし生きる喜びもあります。
あなたの本来持っている才能を見い出し、そうした得意な分野で仕事を始めることが出来れば、他の事を遣っている時にはない安らぎと充実と満足と自分の脳力を感じ、生き甲斐を感じ人生は限りなく嬉しくて楽しくなり、しかも成功に恵まれる様になるものです。
但し、自己表現を遂行するために、他の人の自己表現を妨げたり、他の人に害や傷つけて苦痛や損害や不幸などを与える様なことをしてはなりません。
何故なら、この世界を表現している「奥なる宇宙生命」は、全ての生きとし生けるものが渾然と一体であり、互いに侵し合うことなく調和した生かし合いの、共存共栄・共生の世界であり摂理や秩序であるからです。
自分の都合だけで他を侵す様な形に於いて事物の成就を求めるならば、それは実相の秩序と相反することになりますから、その人の心は実相の世界である秩序と波長が合わず、せっかく求める事物が得られないことになるばかりでなく、実相と自己との間にギャップや歪みが生じて、自ら不調和な状態が現れて色々と苦しむようなことになるのです。
その為に私たちは常に指針となる真理を求めて、それに従わなければならない訳です。
人の表面的に現れたところの学問とか知識、技術や技能のみを優先させたり頼ることは、本質である霊的な存在と魂の進化向上を見失うことにもなります。
霊的な人間とした立場から見れば、それらは魂の器量を表現する枝や葉に相当するものに過ぎない訳です。
真理から言えばそれら能力の一部が人一倍に優れていても、人格(品性)が低いと善い知恵が湧かず建設的なアイデアが浮かばなかったり、人柄・性格に現れて人脈として他の人たちが集まらなかったり追て来なくて、チャンスに恵まれず能力を発揮できず実社会で生かせないのです。
それは人間の潜在された様々な能力・器量を本当に生かすことが出来るものは、その人間の『品性』であるからです。
人は日々の慌ただしい生活に追われていると、知らぬ間に自分の思考が不安定になっているものです。
人間だからこそ大きく困難な事象を目の前にすると心が揺れるのは当然でしょう。
その時に人生の指針となる真理や倫理を知っているか知らないかで、物事に対する受け取り方を始め思考内容や判断が違ったものとなり、運命の分かれ道となってしまうのです。様々な事象に対する観方から正しく分析して把握し、判断するという基準が確りしていないと、より良く生きるための人生を「見誤る」と言うことが起きます。
つまり、どういう思いで毎日の生活を送っているかが大切な訳で、あなたの生き方を決めて行くものは「思考」から来るのです。
それは正しい考えこそが正しい想いと正しい知恵と正しい判断が湧く様になり、そして正しい言動も出来るからです。
あなたは生き方に主体性を持つと共に、日常に起こる様々な問題を自ら正しく思考判断し、解決して行こうとする前向きの意志が大切なのです。
あなたの未来の人生はあなた自身の今後の生き方に関わってくる訳です。
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