五次元世界へ誘う魂の道案内 ブログ

循環の法則と無限供給、人心を開発し救済する事業、円滑現象を起こし持続させる

真の幸福を掴む心の法則5
当旧HP 2001/11/16---2022/8/8 ブログへ掲載

循環の法則と供給の作用(霊脳研究1989年4月号より抜粋)

 宇宙に於ける大生命の大本源は全宇宙に遍万し、一切生命の中に循環流通しているのです。ですから流通することなく何処かに停滞や固定することを嫌うのです。
 従って何かを停滞や固定する時はその価値は減って来ることになるし、増殖する力は無くなり、伸び率が減少して来るわけです。
 これは国家でも、企業でも、団体でも、健康でも、能力でも、財産でも同じことです。
 一例として、郵便や銀行などの預金利子は物価の上昇に追いつかないのが普通ですから、動かない余剰金の利用価値は段々と減少しつつあるのです。
 だから、経済評論家の竹村健一氏はかって「お金持ちはもっと大いに様々な事業に出資をして、眠っている余剰金を放出することで世の中に産業の活性を促進する努力をしなければ、日本の内需を拡大することは不可能だ」と言われていました。
 お金持ちの人々にとっても投資により世の中へ貢献することになります。

 宇宙の大生命は循環し流通する過程を通して様々な法則が働き、その生命の発現を増大して行くのです。
 私たちの住む地球は大規模なバイオ・コロニーでありますから、植物は人間や動物が吐き出す炭酸ガスを吸収して自己の栄養として取り込み、不要となった酸素を放出するのです。それが炭酸同化作用です。
 植物が放出した酸素を人間や動物が吸収して自己の健康を保持することになります。
 そこには「与えよ、さらば与えられん」の循環の法則が厳かに行われているのを見ることができます。

 大生命なる宇宙(神)は無限であります。
 あなたの心のチャンネルを広く開ければ、幾らでも宇宙(神)からの無限的な供給が、広く多く入って来ることは間違いないのです。
 ですから、ケチで偏狭な考えなどは起こさないようにしましょう。
 ケチで偏狭な思考は心のチャンネルを狭くすることになります。
 自分の持っている能力でも事業でも、地位や権力や金品でも、全てそれを自分のみのものと思わず、神からの贈り物を預からせて戴いているのだと思い、それを神様の一番悦ばれるような方面に使わせて戴くことが貢献なのです。
 私たちは、その持てるものをベストな方法で社会に出した時に、次なるものが与えられることになるのです。

 空気は無限に与えられていますが、それを吸い込むばかりで吐き出すことをしなければ、次に吸い込むことは出来ないで窒息してしまいます。
 吸ったものは吐き、吐いたら吸うのです。
 これで新たな酸素を供給することになり身体の新陳代謝が行われて、成長期にある人は吐き出しながら却って肥えて来るのです。
 今、自分にあるものを他者へ与えれば次のものが与えられることになるのです。
 この世は新陳代謝と循環との世界であり、その動きが停滞や止まれば衰退して当然のこと死となります。
 他者に奉仕や貢献をすることを先にする者は、先ず他に与えることを実践しようとする者ですから、自らもまた与えられることになるのです。
 モラロジーではこれを「義務先行の原理」と呼んでいます。

無限供給(円滑現象)への道(霊脳通信1988年12月号より抜粋)

 「与えよ、さらば与えられん」の因果が循環する法則と作用は永遠に続いております。
 しかし、ここで間違えていけないことは、誰に与えても同じ結果を生じるのではなく、方法によっては大きな違いがあることです。
 例えば、道楽人にお金を与えたら、そのお金は道楽の程度を益々と増大するように循環して堕落するものであり、何時かそのとばしりが自分に循環して還ってくるものです。
 そして困り事や苦しみなどを受けることになるわけです。
 一方、貧困者や被災者などの人を救うために金品を与えるならば、その救われた人の悦びの想いが自分に還って来て、自分の生活が霊的に楽しくなり幸運が訪れるようになります。
 さらに、民衆や人類を真理に導いて人心を開発し救済する事業の普及に、協力して金品を与える(寄附・献金)とか奉仕活動をするならば、それはもっとも神聖な行為であり、最も価値のあることであり、自らの人格と品性を高め徳を積み幸運への近道となり、自分に還って来ることになるのです。

●人心を開発し救済する事業とは
 それでは、人心を開発し救済する事業とはどういうことかと申しますと、モラロジーでは、まず、人心の開発とは、私たち自身が自然の法則と聖人の心に同化して、人々に聖人の教え(真理)を通じて、善悪の標準を示し、物事の正しい見方を教え、正しい知恵を与えることであります。
 そして安心、平和、幸福を実現するためには、高い人格と品性をつくることが唯一の方法であって、最高品性の完成は、聖人の教える真理の実行以外にないことを、はっきりと自覚させることであります。
 次に人心の救済とは、自分自身が真理を学び実践して体得した慈悲(利他)の精神を相手に移し植えて、その相手方の精神を利己心から慈悲心に立て替えさせ、恩人には報恩をし、その人もまた自発的に人心開発に努力するように導くことであります。
 ここで慈悲とは、諸聖人が文化や人種や民族を始め、国籍とか宗教などで差別の心なく、全人類を平等に愛して幸福に導こうとした純真無我の心と、その実行された真理に表れているものであります。 
 この様に人々を真理に導く愛行のことを「無尽灯を捧げる」とも言います。
 これを実行すればどれほど不運な人もやがて運命は立直ります。と云われています。

小さな体験は重要ではないのか(同月号より抜粋)

 会員より返送されて来ましたアンケートを読んでおりますと、「私は会誌に紹介されたような大きな体験(円滑現象)とか願望が達成された体験とか、不思議な体験もなく、自分でこれだと納得した事が起こらないから報告できません。」ということが書かれてある場合があります。
 しかし、生活上での物事は自分の心で描いたことが具体化したものであり、山頂へ登るにもまず一歩から始めなければなりません。
 一歩を進めることは小さなことかもしれませんが、それを積み重ねることにより大きな結果として現れて来るのです。
 一滴の水も、大なる瀑布の水も同じ流れ出す運動の法則によって支配されているのです。
 どのような小さな体験であっても、大きな体験と同じ心の法則によって行われています。

 自分にとっては些細な円滑現象としての恵みとか幸福でも、人生を左右する程の大きな円滑現象も、同じ宇宙の無限大の力の作用によって起こるということを知ることです。
 ですから、身近に起きた小さい出来事だからといって、それを無視したり疎かにすることは出来ないわけです。
 かって、ニュートンはリンゴが落ちるという何でもない小さな体験を通して、現象的な観方を変えて重要視をしたことから地球の引力を、ついには「万有引力」というものを発見したわけです。
 これは、身近で起こった小さなリンゴの動きの体験を通して、好奇心から研究の末に巨大な宇宙全体に働いている、法則を見い出すことが出来たからです。
 これからは瞑想によって、自分の周囲に起こる出来事をよく見つめて、小さな変化や現象を再認識しましょう。そこからあなたの幸運や発展を掴めることになるでしょう。

円滑現象と無限供給を受ける魂の器(霊脳通信1992年4月号より抜粋)

 やすらぎコイル使用のアンケートにご回答いただいた内容を調べていますと、やすらぎコイルを使用し始めて物事が順調に進んでいるという人、つまり円滑現象が起きている人は、大きく分けて2つになるようです。
 それはやすらぎコイルを使用し始めて数週間の内に円滑現象が起こり始めたもののすぐに止んでしまった人と、数ヵ月も継続している人にです。
 やすらぎコイルを使用し始めてから初めの内に数回のみ円滑現象が起こったものの、その後は全く起こらない人より「自分にはなぜ円滑現象が続かないのでしょうか」との、問い合わせが届いています。
 円滑現象にも大きなものと小さいものがあるようです。
 例えば、運命を左右するような人物との出会いとか、ビジネスでは億単位である高額の商談が成立したとか、住宅とか自動車を破格な安価で入手できたとか、会社で思わぬ昇進があったとか、危機一髪で命拾いしたとか、長年患っていた病気が回復したとかなど色々あるでしょう。
 一般に円滑現象の起こる度合いは、大きさと継続期間とそれぞれに違いがありますが、それは人の霊格とか徳の現れとして持つ器量の大きさと、形の違いによるものと思われます。

 人は宇宙の大生命(神仏)より様々な恵みを何時も平等に供給されています。
 しかし、神仏よりの無限供給が皆さんへ平等に且つ均一に降り注いでいたとしても、人の器量の受ける口の大きさ口径と容量・容積の違いにより、各自の受け取り方は同じではないのです。
 例えば、ビンのような形とか皿のような形による違いがあります。
 ビンとかツボのような形では口径が狭くても多くの容量・容積があれば、細々とした円滑現象が長い期間に渡り起こるでしょう。
 一方、皿のような形では口径が大きく広くても、底が浅くて容量・容積はありませんから、一時的に大きな円滑現象が起こるでしょうが、すぐに一杯となり止んでしまいます。
 ですから、人間は皆神の子でありますから誰にでも「無限の供給があるのです」と言ったところで、自分の器量が小さければ、思ったように受け取れないものです。
 つまり人はそれぞれの器量の大小に応じて供給の量も異なり、皆一様ではないということです。
 より多くの供給を望むのであれば、それなりに自分の器量を大きくする必要があるでしょう。
 例えば、茶碗の大きさの器しか持っていない人が、欲を出して降り注ぐ供給を山のように盛ったところで、時期が来れば自然界が起こす風雨によって、器以上の量は洗い流されてしまうものです。

参照
2020/8/13 真の幸福を掴む心の法則1「開運法は報恩と魂の修行でカルマを解脱し運命の改善」と、

2020/5/24 真の幸福を掴む心の法則4 「人間の運命が成立する要因と人格の形成は心の作用」と、

2020/5/30 真の幸福を掴む心の法則6 「徳を積み幸運を掴む生き方、運命の状態と境遇シフト、想念と自己同一視の作用」があります。

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