当旧HP2003/4/16---当ブログへ再編集し再掲
(主に会報1991年8月号より抜粋)
才能の発揮と成功
人より優れた才能（卓越さ）というものは、それが何であれ、ただ訓練を繰り返して、それを日常の習慣にしてこそ初めて得られるのです。
私たちは日々に於いて何を習慣にしているかで人間の資質は決まるものであり、卓越さは努力と習慣の結果なのです。
人間は予想以上に沢山の事が出来るものです。その中でも得意な事や容易に熟せる事柄が一つや二つは必ずある筈です。それらの中にあなたの個性的な脳力を発揮できるヒントや事柄が隠されています。
あなたの本来持っている才能を見い出し、そうした得意な分野で仕事を始める事が出来れば、他の事を遣っている時にはない安らぎと充実と満足と、自分の脳力と生き甲斐を感じることが出来るものです。
これから迎える可能性に満ちた新しい船出について考えてみましょう。
人として何事にも創造的な思考が出来るようになれば、生き甲斐を感じ人生は限りなく嬉しくて楽しくなり、しかも成功に恵まれるようになるものです。
人間というのは何か関心や興味を持っているものがあると、精神も落ち着いているし生きる喜びもあります。
独創的な思考脳力が備わっていれば好きなだけ仕事に打ち込むことが出来るし、自分の長所を伸ばすことも、他人にはない持味を生かすことも可能です。
高次元よりインスピレーションを受けて、善きアイデアを実行するには莫大な資金が必要となってきます。
しかし、そのアイデアが時代に適合して本当に素晴らしいものであれば、お金は必ず集まって来るものです。
実態の無いアイデア、具体的に取り掛かることも出来ず、他人へ訴える力も持たないアイデアは、只の思い付きに過ぎないものです。アイデアとは実行し具現化することに価値があるのです。
何かとてつもなくやり甲斐のある大きな仕事を追い求めるというのは、本当に楽しく心が踊るものです。しかし、そのためには全身全霊を込めてベストを尽くさなければなりません。
つまり、リスクの無い成功などは存在しないということです。
世の中の多くの人々は様々な事物を思い付いたところで、皆はほとんど尻込みして金銭上のリスクを負おうなどとは思わないものです。
有意義でかつ報酬の多い成功という魅力・脳力を見い出すには、途方もない年月が掛かるものです。この世ではあらゆる物事は経済的な裏付けがあって初めて成り立つのです。
アイデアの実行には様々な準備も必要だし、入念な計画も立てなくてはならず、行く手には何が待ち受けているか分かりません。
あなたの人生がいかに波乱に富んでいようとも、確実に前進を続けていれば日々の仕事は最終目標に近づいていると云えます。
様々な苦難やトラブル続きで失意のどん底で打ちのめされていようとも、立ち上がり常に生き生きとした展望を失わなければ、守護霊たちが勇気を奮い起こしてくれ、何時か必ず華々しい成功を収めることが出来るものです。
(参照：人生の問題を解決するには1～4)
成功とは才能の奉仕
今までの人生で日常において思い考えてきたことの積み重ねられた結果が、現在のあなたの姿なのであり境遇であるのです。
自分にとっての展望とかビジョンとしての、目標や願望がなかなか思い浮べられない様なら、自分は何を実行することが最も楽しいだろうかとか、最も愉快だろうかと考えることが必要です。
私たちの潜在意識の中には、すでに自分の生き甲斐となる興味の対象が組み込まれているものです。
内観により潜在意識の中を調査して、生来自分の才能とピッタリ合致した興味の対象を見つけ出すことが出来れば、自らに与えられたチャンス(機会)を生かすことになり、あなたは他の人々に最大の奉仕・貢献が出来て、しかも心から楽しい仕事をして充実した生活を送ることが出来る様になります。
自分にとって一番楽しいことで世の為になるを実践することが、社会に最も多く奉仕・貢献することになり、それがひいては自分の増収や幸せや生き甲斐のためにもなる訳です。
自分の人生で手に入れた収穫物は全て、社会に蒔いた種の質と量の結果であり、何か行動を起こせば必ず反応があるものです。
誰もが憧れる成功とは忍耐と持続の決意によって達成されるものであり、働くことと耐えることを知っている人に、勝利の女神は微笑むものであるのです。
才能は仕事に全力を傾けていく内にゆっくりと静かに開花します。今一度、自分の生活、欲求・夢・未来像などをよく点検してみましょう。
一方、他人の蒔いた種を頼りにして努力もせずに生活しているだけなら、時には美味い汁を吸うことが出来る場合もありますが、途中で当てが外れ２進も３進も行かなくなる場合が多いものです。
つまり、悪企みは結局のところ自身の破滅に繋がるものです。
真に自分の持っている才能を如何なく発揮できる分野は何であろうかと考え、その才能で何人の人を楽しませることが出来るだろうかと、思いを巡らす必要があります。
そして、仕事を愛して身も心も捧げる気持ちで、好きな職業をとことんやることと、仕事を楽しむことも大切でしょう。
私たちの欲求とは照準点としての願望や目標の代名詞でもあります。ですから、最終目標の達成には、中間目標が必要不可欠な場合が多いものです。
つまり、途中の過程に生じる困難や苦痛な問題などは、辛いとか嫌だと近道を探しても駄目であり、それらは面倒だとか耐えられないとか、詰まらないと言って逃げ廻っても駄目なのです。(参照：人生の問題を解決するには3)
その様なことでは何時まで経っても、成功するに必要な力量・品性としての資格は得られず、大切な人生は終ります。
成功は思考(意識)から生まれる
人間はこの世の中へほぼ白紙の状態で生まれて来ます。つまり、人間のみがこの世の中に方向性を定められないで生まれてくる唯一の存在であるのです。
小児までは無意識の内に両親・保護者をはじめ環境や境遇の影響もありますが、知識や思考力を身に付けて自分の存在に気付いた時、自ら「何を為すことが一番大切であるか」と考える必要があります。
つまり、この世の中で何が有っても立ち上がる力の源を持ち、唯一つ自分の頭脳で思考(意識)し言動により自分の境遇を始め、社会・世界を創り出す能力を持った生き物なのです。
あなたはご自分の能力を引き出して個性や才能を発揮するには、事物の多角的な観方を学ぶと共に心（精神）を物事について悲観的に考えたり、否定的な言葉を使うことを改め、肯定的な生き方へと生活態度を変えなければ、輝く未来はとても期待できないものです。だから、あなたの生き方を決めて行くものは「思考(意識)」なのです。ところがこの重大なことに気付いている人は、ごく僅かしかいない状況です。
人の「思考(意識)」こそ生命を正しく導くメカニズムであるのです。
そのためには人として生きるために、正しい思考(意識)を持つ様にすることが一番に大事でしょう。それは正しい考えこそが正しい想いと正しい知恵と正しい判断が湧くようになり、そして正しい言動も出来るからです。
人間は「思考(意識)」を通して己れの力で自分の運命を切り拓いて行くものであり、「思考(意識)」の内容こそが人生の「羅針盤」となるのです。(参照：開運法は報恩と修行で)
運命成立や品性が形成されるプロセス(左から右へと年月を経て徐々に形成されていく)
私たちは人間として生まれて来た以上は、一度でも成功したいと思うのは誰でも当然の願望でしょう。
人生の成功者とは、確りした将来の設計を行ない、この願望や目標である夢を実現するためにあらゆる努力や苦労を、惜しまなかった人たちのことなのです。
つまり、人生に於ける未来への構想がはっきりと確りしていて、確実に前進しているかどうかで、人間の幸不幸の運命が決まってしまうと云えます。
この世でいつも変わらぬ好奇心と冒険心を持ち、関心と情熱を抱き続けられる仕事を見つけ出して挑戦する人の未来はバラ色に輝き、その人ならではの個性的な良さ・魅力を発見することでしょう。
この地上には明日の食物にも事欠く貧困な多くの人々から、一部ですが別荘やクルーザーなどを持ち大邸宅に住む大金持ちの人々までいます。
例え現在が裕福な家庭であっても、必ず過去において努力して貧困から脱した人物が居るものです。
実業界で成功した様な人々は、猛烈なる事業欲があるのです。
常に使命感を持って熱意を示し、四六時中大いなる夢を想像して描き、希望とロマンを抱いて「必ず成る」と、信じて進歩し向上する努力を続けているからです。
この様な人々は、どの様な悪い条件下であったとしても、世間に不景気が襲ってきても、それで屈してしまわないで、すぐ心を転じて光明の方へ振り向き、不況を跳ね返す精神的な躍動する弾力性を持っているものです。
今までの一般的や慣例的な生き方の型を破り、自由に空へ飛び立つには、水面に波風一つ立てない場合には水面から離れることは出来ないものです。
様々な過去の習慣や柵から脱却して飛び立てる人物が殆ど居ないのは、多くの人が目の前にある現状をよく把握しないで、脱出することが出来なかった人々に育てられ、教えられて来たからなのです。
