糖尿病には、治療せずに放置しておくと合併症を起こしやすいという特徴があります。生活習慣病である2型糖尿病は、糖尿病それ自体よりも、むしろ合併症のほうが恐ろしいといえます。合併症は一度発症してしまうと完治することはほぼありません。糖尿病をできるだけ早期に発見して治療を始めなければいけないのは、合併症が発症する前の段階で食い止めるためでもあるのです。
糖尿病が引き起こす三大合併症、全部いえる?
◆発症したら完治が難しい三大合併症
糖尿病には、三大合併症があります。それは、進行すると失明する可能性がある糖尿病性網膜症、人工透析が必要な糖尿病性腎症、そして進行すると手足の切断が必要になる糖尿病性神経障害です。これら3つの疾患はいずれも進行すると死に至る可能性もあるため、できるだけ発症しないように予防策を講じることが大切です。
◆特定の器官に合併症が生じる理由
では、なぜこれらの合併症が生じやすいのでしょうか? 体内のさまざまな臓器や器官は、ブドウ糖を取り込む際に、インスリンを必要とするものもあれば、そうでないものもあります。例えば筋肉繊維などは、ブドウ糖を取り込む際にインスリンを必要とするため、どんなに血糖値が高くなっても、インスリンが不足している糖尿病の場合には影響を受けないのです。一方、網膜や腎臓、末梢神経などはインスリンがなくてもブドウ糖を取り込んでしまうため、血液中の糖の濃度が高くなると、それをそのまま吸収してしまいます。難しい説明は省きますが、高濃度の糖は、これの器官にとって「毒」となってダメージを与えてしまうのです。
◆ほかにもある糖尿病の合併症
三大合併症のほかにも、糖尿病の恐ろしい合併症はあります。例えば、血糖値が高い状態が続くことで、全身を流れる血管の壁が弱くもろくなる「血管合併症」と呼ばれるものがそうです。動脈など強度のある血管がもろくなるほか、もともとデリケートで破れやすい毛細血管などは破れて出血を起こす危険性もあります。そうした血管のダメージが脳内の血管で起きれば脳梗塞や脳卒中になりますし、心臓の近くなら心筋梗塞や狭心症などにもなりかねません。また、不整脈になるリスクも考えられます。
さらに、命にかかわらないものを含めれば、合併症はほかにも多数あります。男性ならEDになってしまったり、自律神経のバランスが崩れて下痢や便秘になりやすくなったり、女性なら骨粗鬆症で骨折しやすくなったりします。また、免疫力が低下するために風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなることもあります。糖尿病は、あらゆる種類の疾患につながるとても厄介な病気なのです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150510-00000008-mocosuku-hlth
国民皆保険制度というのは非常に聞こえの良い言葉ですが、現代の医療の多くがEBMではなくMBM(Money-based medicine)に成り果てている光景を多々見られます。これでは国民の健康保険料は患者を経由して医師や製薬会社の金庫にカネが流れるだけのことにしかなりません。
小倉謙(http://www.facebook.com/ogura.yuzuru)20130421
がん患者、統合失調症患者(健康保険加入者)は医師から命と金を狙われる
TPP交渉参加についての日本医師会の見解 「国民皆保険制度を守る」20120314
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20120314_1.pdf
小倉謙(http://www.facebook.com/ogura.yuzuru)20130421
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http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20120314_1.pdf