9月の三連休最後の敬老の日(9/18月)、久しぶりに山に登りたくなったので、一度登ってみたかった牛伏山(491m)に出かけた。いつものように朝ドラ(らんまん)を見てから同じ高崎市にある吉井町に向けて南進した。1時間ほどの行程であったが、駐車場を探しているうちに頂上まで着いてしまった。車で頂上まで行ったのは、九千部山(848m)以来である。
頂上にある琴平神社にお参りしてから鐘楼の鐘を撞き、頂上の碑を確認した。この頂上の周りには、天狗松、臥牛、「青い山脈」の碑、展望台があり、展望台からは吉井町、高崎市街地がきれいに眺められた。頂上ではいつものようにお湯を沸かしてカップラーメンを食べたが、さて、このあとどう過ごそうかと考えていたら、ここ吉井町には上野三碑(こうずけさんぴ)なるものがあることを思い出し、それを巡ることにした。
ご存知のように上野三碑は2,009年にユネスコの「世界の記憶」に登録され、それを記念して多胡碑のあるところに多胡碑記念館が建てられた。この多胡碑の面白いところは、碑に刻まれている内容とおなじものが「続日本紀」にも書かれているところである。まるで志賀島で発見された金印と「後漢書」のような関係である。多胡碑の後は金井沢碑、山上碑と巡って帰路についた。興味深いのはよくこれらの碑が散逸せずに残っていたことである。今回は山登りだけでなく、歴史の勉強にもなった山行であった。
牛伏山の説明書き
琴平神社で登山の安全祈願
鐘楼の鐘を撞いて世界の平和を願う
ここが頂上です491m
天狗松
臥牛
「青い山脈」の歌碑の由来
お城型の展望台
展望台から吉井町、高崎市を望む
ユネスコの「世界の記憶」登録を記念して建てられた多胡碑記念館
多胡碑
金井沢碑
山上碑