九大グリーンクラブOB会ブログです

これまでのブログが消失してしまい、皆様にはご迷惑をおかけしました。ここに新たに始めます。どうぞよろしくお願いします。

関東山紀行⑩ 牛伏山と上野三碑

2023-10-10 05:56:55 | 登山

 9月の三連休最後の敬老の日(9/18月)、久しぶりに山に登りたくなったので、一度登ってみたかった牛伏山(491m)に出かけた。いつものように朝ドラ(らんまん)を見てから同じ高崎市にある吉井町に向けて南進した。1時間ほどの行程であったが、駐車場を探しているうちに頂上まで着いてしまった。車で頂上まで行ったのは、九千部山(848m)以来である。

 頂上にある琴平神社にお参りしてから鐘楼の鐘を撞き、頂上の碑を確認した。この頂上の周りには、天狗松、臥牛、「青い山脈」の碑、展望台があり、展望台からは吉井町、高崎市街地がきれいに眺められた。頂上ではいつものようにお湯を沸かしてカップラーメンを食べたが、さて、このあとどう過ごそうかと考えていたら、ここ吉井町には上野三碑(こうずけさんぴ)なるものがあることを思い出し、それを巡ることにした。

 ご存知のように上野三碑は2,009年にユネスコの「世界の記憶」に登録され、それを記念して多胡碑のあるところに多胡碑記念館が建てられた。この多胡碑の面白いところは、碑に刻まれている内容とおなじものが「続日本紀」にも書かれているところである。まるで志賀島で発見された金印と「後漢書」のような関係である。多胡碑の後は金井沢碑、山上碑と巡って帰路についた。興味深いのはよくこれらの碑が散逸せずに残っていたことである。今回は山登りだけでなく、歴史の勉強にもなった山行であった。

牛伏山の説明書き

琴平神社で登山の安全祈願

鐘楼の鐘を撞いて世界の平和を願う

ここが頂上です491m

天狗松

臥牛

「青い山脈」の歌碑の由来

お城型の展望台

展望台から吉井町、高崎市を望む

ユネスコの「世界の記憶」登録を記念して建てられた多胡碑記念館

多胡碑

金井沢碑

山上碑

 

 

 

 

 

 


関東山紀行⑨ ”浅間隠山(1,757m)”に登りました

2023-07-26 04:31:35 | 登山

 今年最初の山行として、浅間隠山(1,757m)を選びました。高校時代からの同級生が訪ねて来るので、比較的軽くて、下山後に温泉があり、会席料理が食べられる宿がある山にしました。

 浅間隠山は群馬県東吾妻町と長野原町の町境にあり、北東麓にある浅間隠温泉郷から見た時に浅間山が見えないことから、この名が付いたとされています。

 令和5年7月22日(土)、10時に同級生を高崎駅で迎え、いざ出発。途中、小栗上野介忠順の墓がある倉渕町権田を通って目的地の二度上峠の見晴台に着いたのが11時半。本来ならここから雄大な浅間山が望めるはずですが、雲がかかって全く見えず。今回の山行の前途を予感させるものがありました。

 11時45分、見晴台の目の前の鳥居の先にある駒髪山(1,483m)に向けて出発。40分ほど登ると小さな祠が。山名表示は見当たりませんでしたが、どうもここが山頂の様。とりあえずお賽銭なしのお参りをして先へ進むことに。ところがそれが裏目に出たらしく、しばらくすると道が無くなってしまいました。いつもなら前進あるのみでそのまま進んでゆくのですが、今回は同級生がいるので仕方なく祠まで戻ることに。改めて地図を見ると、尾根道は祠の手前で右に曲がっていますが、残念ながらその入口が見当たらず、諦めて駐車場まで引き返しました。

 正規の登山口である浅間隠山登山口まで戻り、13時15分に再出発。一時間半のロスでした。カラマツ林を登ってゆくと先ほどの駒髪山からの尾根道に合流し、さらに進むと北軽井沢分岐に出ました。ここから山肌保護のために尾根道を離れ、大きくジグザグを刻みながら登っていくとわらび平分岐に到着です。ここから稜線を左にとれば間もなく山頂です。

ここまで景色らしい景色を望めず満を持しての山頂でしたが、周りの山々は全く見えません。晴れていれば正面に浅間山、左前方に南アルプス、右前方に北アルプス、左に妙義や荒船山、後方に榛名山、赤城山が見えていたかと思うと、残念でなりません。これも最初にお賽銭をケチった報いでしょうか。せめてもの救いは沢山のトンボ(おそらくアキアカネ)が迎えてくれたことでした。

 登りは1時間45分かかりましたが、下りは1時間15分で登山口に着きました。ここからは今夜の宿である倉渕川浦温泉はまゆう山荘に向けて県道54号を下り、まずは茶褐色の含鉄泉で今日の疲れを癒し、待望の生ビールで喉を潤し、会席料理に舌鼓を打ちました。やはり登山の〆は温泉とビールと肴ですね。

二度上峠の見晴台(すっかりおじさんの風貌です)

この鳥居の先に駒髪山1,483mが

どうもこの祠が駒髪山の山頂らしい(お賽銭がチラほら)

ここが正規の登山口

左上が今来た登山口を経て二度上峠、右上が北軽井沢方面へ

登山道保護のためジグザグ歩行しましょうと言う注意書き

中心から上方向が浅間山(この日関東地方の梅雨明けが発表)

沢山のトンボが出迎えてくれました

16時13分下山(登ったという事実だけが残った登山でした)

一っ風呂あとのビールと肴(お疲れさまでした)


50周年記念イベント開催しました

2023-05-29 18:51:01 | 登山

5月20日(土)から22日(日)九大山の家にて九大グリーンクラブ創部50周年記念の集いと久住山登山を行いました。

参加者は以下の通り。

関東から西嶋・荒川・土肥・真名子の4名、長崎から井手氏・佐賀から堤氏、宮崎から満留氏、

北九州から山田・岡田、福岡から中原・中尾・春見・松本の4名、計13名。

関東組と岡田さんは公共交通機関で、他は自家用車で来場しました。

春見さんはGCOBではありませんが、中原さんの紹介で九大祭討ち入りに何度か参加し

(リアル)二木会にも何度か参加しており、二木会メンバーとして参加しました。

13名中6名は1泊2日での参加でした。

20日は16時に山の家に集合としていましたが、福岡組は早めに来て長者原の蓼原湿原を散策しました。

下界では藤の季節は過ぎてますが、ここでは今が盛りです。

蓼原湿原から見た三俣山

全員が山の家に揃ってミーティング。山田さんから日程説明があった後玄関前でパシャッタ

夕食は研修所食堂で

この日、研修所には歯学部生60名が宿泊していました。

夕食後、山の家に戻って懇親会。半世紀ぶりの積もる話で大賑わい

翌朝一泊組は満留さんと井手さんの車で帰途に就きました。

井手さんたちは長者原に立ち寄り散策後、豊後中村駅へ

二泊組は10時前に車で牧ノ戸へ

山田隊長の「目指せ!久住山 若き日を思い出せ」の号令の下、久住山往復。

ただし日没前の「沓掛アーベント」観賞の都合上行程は超スローペース

当日の日の入りは19時14分、果たして絶景観賞できるのか?

牧ノ戸から沓掛山に登る途中の休憩、背後に三俣山・遠方には由布岳が見えます。

西千里ヶ浜で

久住分かれ付近fで星生さん方面を見上げる ゴツゴツと険しそう

久住分かれでトイレ休憩後いざ山頂へ

久住山頂から三俣山方面、遠くに涌蓋山

山頂から今来た道をゆっくりゆっくり戻って行きます。

沓掛山頂に18時半くらいの到着を目指すが、まだ4時間はたっぷりあります。

こんなに時間を持て余す登山は初めて。

さて、沓掛山頂について夕暮れを待つ。が、西の空に厚い雲が横たわってます。

やがて太陽は雲の向こうに隠れていく。

雲と地平線の間に少し薄雲の隙間が。 そこまで太陽が下りてきたら

今辿ってきた縦走路を赤く照らしてくれるのでは・・・

一縷の望みを持ったまま時が過ぎ行く。

19時10分夕日が薄雲の領域へ

だが弱弱しい光は山も縦走路も赤く照らすことなく沓掛アーベントは不発に終わりました。

牧ノ戸から車で山の家へ。帰り着いたのは20時頃でした。

クタクタなのに笑ってるのは空元気です。

源泉かけ流しのお風呂で疲れを癒し、ビールで乾杯!

こんなに旨いビールは久しぶり。

研修所食堂の夕食には間に合わなかったので、インスタントな食事で済ませました。

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過ぎ去ってしまえばあっという間の集いでしたが、豊かな時間を過ごせたと思います。

次は100周年、50年後にまたお会いしましょう。・・・は無理でも、また近い将来にできればと期待しています。

皆さん体調を整え来るべき日に備えましょう。

コロナも落ち着いてきたので、今年は九大祭討ち入り・忘年会なども企画したいと思っています。

近くの人は勿論、遠方の人も何か用事のついででも参加していただければ幸いです。

 


新年のご挨拶と創部50周年記念イベントについて

2022-12-31 08:38:19 | 登山

九大グリーンクラブOB会の皆様、明けましておめでとうございます。

終わりのないコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻とそれに起因する資源高、円安による物価高騰、

そしてここにきて株安と日本経済が翻弄された昨年でした。

先行き不安な年明けですが、私たちQGCOBにとって今年は記念すべき年でもあります。

1973年創部のグリーンクラブが50周年を迎えます。

かねてお伝えした通り、今年5月に記念イベントを予定しております。詳細は以下の通りです。

 

会場 九大山の家 大分県玖珠郡九重町湯坪字八丁原600-1

日程 5月20日(土)~22日(月) 一泊だけの参加もOK

   20日 16時現地集 研修センター食堂にて夕食後、部屋に戻って懇親会

   21日 記念登山 山の家~牧ノ戸~久住山 往復(各人の体力に応じ途中引き返しOK)

       宿に残って温泉三昧もあり いわゆる風呂岳(フロダケ)

   22日 朝食後解散

 

25名で予約をとっており現在18名の参加意向を受けております。まだ人数に余裕がありますので

土日だけなら行けるという方も大歓迎です。下記宛にメールでお申し込みください。事務局松本のアドレスです。

tomato_johnan@jcom.home.ne.jp

尚、現地への交通手段はダイヤが確定する時期に詳細をご紹介します。

 

 


関東山紀行⑧ “妙法ヶ岳(1329m)”に登りました

2022-12-20 19:40:53 | 登山

 今日は3年ぶりの秩父夜祭宵宮。ただ九大GCOBとしてはお祭りだけで出かけるのは憚られるので、奥秩父の妙法ヶ岳に登ることにしました。秩父の山々については機会があれば現役時代から登りたかったので、今回登ることができたのは最高です。

 祭りと言えばビール。そこで電車で行くことにしました。朝アパート前を7:22のバスに乗り高崎駅へ。7:54の八高線に乗り寄居へ。ここでSUGOCAに3,000円をチャージして三峰口までの乗り場を聞くと、往復1,000円のフリー切符があるとのこと。それを早く言ってよ。2,000円チャージにしたのに。

 寄居から三峰口までは秩父鉄道で。途中影森で乗り換えて10:09着。ここにはSLクレオパトラが着くとあって、転車台が観光スポットになっていました。ただ、駅前はすっかりさびれてしまっていて、コンビニ一つありませんでした。唯一の救いは草もちを売っているお店があり、6個入り600円を一つ買いました。駅前のベンチで日向ぼっこをしていたご婦人二人の隣に腰掛け、草もちをお裾分けしたら、なんと缶ジュースを2本いただきました。わらしべ長者みたいな話です。

 三峰口からは西部秩父バスで三峯神社まで。なんと座席が空いていなかったので、終点まで立ちっぱなしでした。ヘアピンカーブの連続で大変でした。三峯神社着が10:40。まずはお参りです。由緒書きによると、三峯神社は日本武尊が伊弉諾尊・伊弉冉尊を祀ったのが始まりとされ、この時、東国平定の道案内をしたのが狼であったことから、この狼が一緒に祀られています。

 お参り後境内を散策していると、全国各地の分社がありました。その中に杵築神社と言うものがあり、目に留まりました。私の出身地が大分県の杵築市だからです。しかし、この杵築は出雲市大社町杵築東にある杵築(きづき)大社、現出雲大社のことなのです。うちの雑煮が醬油味の小豆をかけたものなのも出雲に由来しているのかも知れません。

 昼飯にざるそばを食べて、いよいよ登山開始。まずは、登山届の提出から。その後は杉木立を通り抜けながら、徐々に高度を上げていきます。途中、階段や鎖場もあり、最後の鎖を登ると、そこは1,329mの妙法ヶ岳の頂上。1時間15分の登山でした。頂上には秩父宮殿下の登山記念碑が建っており、目の前には両神岳や遠くには浅間山などが眺められました。

 しばし休憩してから下山開始。下りは50分の行程でした。15:30発のバスに飛び乗り西部秩父駅へ。帰りはゆっくり座ることができました。駅前はすっかり祭りの装いで、地酒を買ったり屋台を冷やかしたりして秩父駅へ。駅前には祭りの中心秩父神社があり、駅前通りにはすでに提灯を灯した山車が引き回されていました。

 早速ビールとつまみを買って一杯。やっぱり山登りの後はビールですね。これに温泉があれば最高だけど。今回は宵宮だったが、次回は大祭に来ることを誓って、秩父駅から寄居経由で、高崎に帰りました。花火に見送られながら。

秩父鉄道三峰口

観光スポット SL転車台

駅前名物 草餅

三峯神社参道入口 狛犬が狼

三峯神社山門

三峯神社本宮

境内にある杵築神社

いよいよ登山開始 13:05

まずは登山届けから

杉木立の中を登っていく

階段

最後の鎖場

三峯神社奥宮 14:20

山頂にある秩父宮殿下登山記念碑

両神山とその奥に浅間山

下山 15:20

秩父神社 秩父夜祭ご祭神

町中を練り歩く山車

イカと唐揚げで一杯

花火もあるよ

秩父駅から寄居経由高崎へ