PRESSMAN GOGO

オートバイスポーツ、トライアルを中心にディレクター生野涼介が日々の気がついた事、取材した時の思いなど、日常のブログです。

JTR北海道大会最終セクション

2014-08-14 10:40:11 | 日々の事
北海道大会の最後のセクションとなる、スペシャルセクションの第2です。
恒例のインドア的コンクリートブロックなんですが毎年少しずつ設定が変わっていて、今年は手前に四角いヒューム管。
これを越えてから2段に積み上げられたステアに挑みます。

本当はこのラインは前日まで通常の2ラップ用で、SSは右から2段に上がるようマーカーが置かれていました。
でもまっすぐ登る方が難しいということで、当日はこのラインがSS用に。
もう大体順位も決まっている選手たちは、下見で知恵を出し合い攻略方法を考えます。

最初に挑むのは、成田亮選手。
手前からダニエルジャンプで飛びますが、あえなく弾き返されてしまいました。


2人目は野本佳章選手。

ホントはここで岩からずり落ちバックなのですが、オブザーバーはクリーンの表示のまま。
野本選手は成田選手と同じ方法でステアに飛びつきますが、やはり登れません。


3人目、加賀国光選手。ダニエル大好きの加賀選手はどんなダニエルジャンプを?と思ったら、手前で1回ダニエルをした後マシンを下におろします。

ここからウーポンで上がろうとしたのですが、うーん、届かない。


続いて斎藤晶夫選手。
でも後ろの縦のヒューム管からのジャンプで落っこちてしまいます。


田中善弘選手も、同じポイントで撃沈。


いよいよ上位5人の登場です。柴田暁選手は成田選手などと同じ方法でスピードをできるだけ落とさず飛びついたのですが…。


九州大会の2m10cmの超高いステアを登った2人のうちのひとり、小川毅士選手も同じ方法でトライ。。
実に惜しいところまで行くのですが、やはり落ちてしまいます。


同じく高いステアは大得意の黒山健一選手。スピードより一旦止まるほどのタイミング優先のダニエルジャンプでしたが、やはりダメ。


九州大会の2m10cmを登ったもう一人の野崎史高選手。
なんと手前のヒューム管でウーポンです。

多分後輪を出来るだけ後ろに登らせて加速を稼ごうという作戦だったのでしょうか。しかしやはり。


最後はすでに優勝を決めている小川友幸選手。

行き方は成田選手や毅士選手と同じ、オーソドックスなダニエルジャンプ。
ところがさすがチャンピオン! 行ったあ!!

でも登ったことに自分でびっくりしてしまったのでしょうか、右に落ちてしまいます。

オブザーバーも慌てて5点の笛を吹いてしまいますが、これはコースアウトではありません。
友幸選手は態勢を立て直し、通常セクションでは2回ともクリーンしている右側からトライ。

ところが今度は登れません。


というわけで結局全員が5点とはなりましたが、それぞれの行き方を存分に楽しませてくれたスペシャルセクション。
大会は大盛り上がりで終了して表彰式へと向かうのですが、実はこのセクションでのお楽しみはまだまだ続くのです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿