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今回の投稿も前回の投稿からだいぶ間隔が開いてしまいました。
なので今までの進捗とこれからのことを少し整理しようと思います。
長くなるので何回かに分けて書こうと思います。
9ヶ月遅れ
本来は昨年の12月いっぱいで終るはずだった施工会社による施工が遅れに遅れてこのままでは永遠に終らなさそうだったので9月で終って貰うことにしました。一旦線引きしたかったのである程度キリの良いところ、という感じです。当然、工事項目の一部が終っていない(正確にはやってもらえなかった)上に今年の工事が出来ずにいたので進捗は9ヶ月以上の遅れとなってます。結構なタイムロスです。
原因は主に2つ、ひとつはユニトラックを製品の取扱説明書通りに使用していなかったり、勝手に図面と違う線路を使用したのが原因で何カ所もの交換・微調整が発生したこと。もうひとつがバラストがちゃんと撒けていなくてフレキシブルレールが剥がれるという何言っているんだかよく分からない事象が頻発したことです。どちらの対策(というよりはやり直し)もかなりの時間を要してしまいました。
線路周りの施工不良が原因で脱線したり、通電不良が起きてご迷惑をおかけしたお客様には大変申し訳ございませんでした。今は同様な事象が起きそうな箇所はほぼ摘み取りましたので以前よりは走行障害は減ったかと思います。施工会社からは「テスト走行もしているから大丈夫!」と言われて鵜呑みにしていました。が、気付けなかった我々も情けないです。
結局、当社であらゆるメーカー・仕様の車両を持ち寄りテストランを徹底的にしたのはもちろんのこと、レイアウト上のすべてのユニトラックを目視でチェックして図面と突き合わせました。その調査メモの一部が冒頭の写真です。双方同意の上で品番変更した場所を除くとざっと200カ所ほどありました。ユニトラックの"切継ぎ"もやらないでとお願いしたのにざっと50本くらいはありました。いざそのレールが交換となったときに現物合わせの加工品は準備に手間が掛かって困るからです。当然フレキシブルレールについてもすべてをチェックし脱線の原因になり得る要素は可能な限り排除して貰いました。
施工不良による不具合を摘み取った結果、最近は逆にメーカーや仕様の差、ユニトラックの特性による走行障害が目立つようになった感じがします。これについては現在、線形改良などでもう少しフォロー出来ないか検討しています。
これが今日までの流れです。線路以外の話も含めると永遠に続く話なので過去の話はコレでおしまいです。
次は今やっていることの話です。
最終的に施工まで全部自分らでやった方が良かった、という結論に至ったのであった。