寒いわね〜。もう北見とかすごく寒いし。
今回は食べログやグーグルマップの評価がなぜかちょっと低めのお店、えぞっ子大将を半ば興味本位でのぞいてみました。
平日の13時過ぎに伺うと先客はなしです。カウンターとテーブル2卓に小上がり1席のかなり古いお店を、ご高齢の大将が切り盛りされています。お店に入った瞬間から、香ばしいというか得も言われぬ匂いが漂ってきました。この時点でちょっと気になってしまう人はいるかもしれません。
メニューはラーメンが主体で、中でも「こくまろ・ヤング嗜好」の鶏から揚げ入りの大将ラーメンが一段と目を引きます。通常940円のところ、今なら850円ととってもお得な気もしたので私は塩で頂くことにしました。
すると、大将がおもむろに下味のついたから揚げ用の鶏肉を包丁でカットするところから始めたので、これにはこだわりをビンビンと感じました。
テレビで流れる「ぽっかぽか」を半分うわの空で眺め、内心ワクワクしながら10分ほど待ってラーメンが登場しました。から揚げ4切れにチャーシュー2枚、野菜とメンマ・ナルト・ワカメの豪華絢爛のトッピングで850円と、出血大サービスです。
お店の匂いの正体はスープからでした。大将が丁寧に魚の節類の様なものを下処理しているのを見ていたので、それが豚骨などグツグツ煮込まれ化学反応を起こしてこの香りになったのかな……と勝手ながら思ってしまいました。そしてちょっと塩辛いです。
麺は加水が低めの中太、軽い縮れ麺で柔らかめの茹で具合でした。
入魂のから揚げは香ばしく下味がしっかりとジューシーで美味しいです。ただ予想できたことなのですが、スープに浸って衣がシナシナ~になっているので、これは単品で食べたほうが美味しいように思いました。
歯ごたえのあるチャーシューと野菜でボリュームは十分です。時間が経つにつれて、から揚げとワカメから染み出すエキスが絡み合って、スープが複雑な味わいになっていきました。
私がお店を出るまでお客さんは入ってこなかったのですが、これだけ長く続いているのはとても良心的な値段設定で、出前もしているので一定の固定客をつかんでいるのかもしれません。
大将の丹精を込めた手作り感あふれるラーメン、気になる方は勇気を出して一度味わってみてはいかがでしょうか。
いや、まいったね……
住所 北海道北見市東陵町171−45
電話 0157ー22ー3239
定休日 不定休