正しい食事法を行うと、どうなるのでしょう?
正しい食事法、つまり動物愛護や環境保護という「霊的に利他的な動機」でヴィーガンになれば、当然食に対する負のカルマは発生しない為、殆どの病気、つまり心臓病、糖尿病、肥満、各種ガン、自己免疫疾患、骨や腎臓の病気、高齢者の視力や脳障害(認知機能障害やアルツハイマー病等)にならなくなり、結果的に健康で長生きをする人が増える事となります。
でも、肉や魚を食べている日本人は、今世界で一番長寿な国の人達なのだから、別に肉や魚を食べても健康で長生きするのでは?
というあなた!
そこには、根本的な誤解があります。
・日本人は肉を食べているとは言っても、他の国の人に比べればその量は桁違いに少なく、植物性食品の割合が多い点
・日本は医療が発達している為に、病気になってもすぐに亡くなる人が少ない点
・日本は先進国の為、栄養失調で亡くなる人が少ない点
この3点の理由があるからこそ、日本人は他の国の人より「国単位」では一番長寿な訳ですが、それでもこれはあくまでも「肉を食べている人達の中では国単位では一番長寿」というだけの話であって、ヴィーガンの人達の健康や平均寿命に比べれば、全然健康でもなければ、長寿でも無いのです。
・歳を取ったら、足腰が弱くなるのは当たり前
・歳を取ったら、病気の1つや2つあるのは当たり前
・歳を取ったら、ボケるのは当たり前
と思われている方!
これらは全て動物性食品を食べるからそうなるのであって、決して「当たり前の話では無い」のです。
その証拠に、ヴィーガンやヴィーガンに近い食生活をしている地域の人達は、皆日本人より遥かに健康で長寿である事が知られています。
例えば、南アメリカのエクアドル共和国の首都キトから500キロ離れた、「ヴィルカバンバ」(インディアンの言葉で「聖なる谷」の意味)という渓谷に住む人々は、完全な健康を享受していて、西洋文明の悩みの種である諸々の病気に全くならず、多くの人は120歳以上まで生き、120歳でも1日10時間以上働くのが当たり前で、多くの女性は50代になっても20代のように若々しく、50代でも難なく子供を出産するそうです。
この、彼らの驚くべき健康と長寿は、ストレスの無い生活や、彼らの享受している山の清水や純粋な食事によるものなのです。
当然彼らの地域には、足腰の弱い老人も、病気の老人も、ボケた老人も全くいません。
世界にはこのヴィルカバンバも含め、フンザ、アブハズという「世界三大長寿地域」があるのですが、ヴィルカバンバと同じように健康で長寿な地域の、食事の中の食品の植物の割合を見てみると、
世界三大長寿地域の食事の中の植物の割合
ヴィルカバンバ 99%
フンザ 99%
アブハズ 90%
このように、長寿でも足腰が強く、健康的な人々の住む地域では、食事の中の植物の割合がとても高いのです。
あなたは長生きをするなら、殆どの長寿の日本人のように、足腰が弱く、病気で苦しみ、ボケて人に迷惑をかける人生と、足腰が強く、病気も無く、ボケずに人に迷惑をかけない人生、どちらを選びたいですか?
※なお、上記の割合が100%では無いのは肉や魚を食べているからではなく、昔ながらの方法で育てている動物の乳製品を少量摂っているせいなのですが、既に御説明しましたように、人間は本来乳製品を摂る必要は全くありませんので、これも辞めれば更に負のカルマは減り、健康と長寿は完璧なものとなるでしょう。
しかしそうは言っても、実際に菜食をしている人が多い国の人の平均寿命は、日本より短いですよね?
というあなた!
確かに、通常菜食をする人が多い国は平均寿命が短い為に、菜食をすると短命になるのだと誤解をしている人は多いと思いますが、そういう国の人は貧乏で食べる物も無く、仕方なく菜食をしている為に、そもそも食物から十分な栄養が取れず、栄養失調で短命になっているのであり、上記で紹介した世界三大長寿地域のような、きちんとバランスの取れた栄養を摂取出来ている菜食者では無いのです。
では沖縄は?
沖縄の人は、豚肉を食べているからこそ長寿なのだという話を聞いた事があるけど?
というあなた!
沖縄の人は、豚肉を食べているからこそ長寿なのだという話は、畜産業界の人が流した全くのデタラメです!
沖縄の人を実際に30年に渡って調べた「オキナワ・プログラム」によると、「沖縄の人の長寿と健康は、豚肉のおかげではない」という明確な研究結果が出ており、沖縄で現在長寿で健康な人は、肉を食べる文化が無かった頃の65歳以上の人達であり、この人達は豚肉も他の肉も食べず、ゴーヤや青パパイヤ等の伝統的な野菜中心の沖縄料理(魚は食べるが、それでも食事の中の植物の割合は84%)を食べているからこそ、長寿なのです。
畜産業界の人達は、沖縄で豚肉を食べている人だけの調査など全く行なっておらず、沖縄の人達が単に他の地域よりも長寿だからというたったそれだけの理由で、無理矢理豚肉と長寿をこじつけたのです。(それどころか、その後豚肉を食べている人だけではない全体調査をしたある畜産関係の団体は、上記の「オキナワ・プログラム」と全く同じ研究結果が出たのにもかかわらず、豚肉の消費が下がる事を恐れ、その結果を意図的に公表しなかったという事実すらあるのです。)
しかも、最近の沖縄の若者はアメリカの影響で肉ばかり食べている為、皆病気になりやすく短命で、沖縄の若い人の肥満率は、今や「日本一」となってしまっている位なのです。
※沖縄の人口10万人あたりのファストフード店舗数は、米軍基地の影響もあり、こちらも「日本一」となってしまっています。
また、65歳以下の肉を食べている人達が短命な為に、今沖縄の平均寿命は物凄い勢いで下がっているのです。
この状況は実はハワイにも当てはまり、昔はハワイアン(ハワイ先住民族)といえば、
「ハワイアン? ああっ! あの痩せている人達ね!」
というイメージがある位、昔のハワイアンは皆痩せてほっそりとしていて健康的だったのですが、それは昔のハワイアンはタロイモを主食としたベジタリアンだったからであり、アメリカ本土から肉やアイスクリームといった不健康な食品が大量に入って来たからこそ、現代のハワイアンは皆小錦のように太って生活習慣病だらけになり、今やアメリカの中で一番短命な民族にまでなってしまったのです。
※元々沖縄やハワイの地域の人達は、同じ量の肉を食べても白人より太りやすく、病気になりやすい傾向があります。
世の中には、今生きている100歳以上の日本人は肉を食べている人が多いのだから、肉は健康に良いなどと訳の分からない事を言う人がいますが、肉を食べ、毎年何万人単位で100歳以前にガンになって亡くなっている人達を全く無視し、ほんのわずかに生き残った100歳の人を取り上げて、肉は健康に良いという理屈は、毎年何万人単位で100歳以前にタバコによる肺ガンで亡くなっている人達を全く無視し、100歳でもタバコを吸って健康な人がいるのだから、タバコは健康に良いと言っているのと全く同じムチャクチャな理屈であり、とんでもなくナンセンスな話です。
なお、誤解をして頂きたくないのは、食による負のカルマが全く無い場合を除き、人はやはり病気で苦しんで亡くなる事が多い訳ですが、負のカルマの少ない人は、例え病気になっても、亡くなる1週間前から病気になって苦しむ等、病気で苦しむ期間がとても短いものになるのです。
ただし、食による負のカルマと死亡年齢の関連性は100%では無い、つまり長寿ならば負のカルマが少なく、霊性が高いという事にはならないという訳です。
この法則は少々分かり辛いので、詳しく御説明をしますと、
A 生前110歳まで生きる計画を立てていた人が、102歳から肉食による負のカルマで起こった病気で苦しみ、107歳で亡くなった場合
肉食による負のカルマ → 5年
人生計画のロス → 3年
※この人生計画のロスの期間の解消は来世に持ち越される
B 生前90歳まで生きる計画を立てていた人が、60歳から肉食による負のカルマで起こった病気で苦しみ、80歳で亡くなった場合
肉食による負のカルマ → 20年
人生計画のロス → 10年
C 生前30歳まで生きる計画を立てていたヴィーガンが、突然の心臓発作で30歳で亡くなった場合
肉食による負のカルマ → 0年
人生計画のロス → 0年
この場合、物質的にはAの人が一番良い人生を送ったと判断される事が多いと思いますが、肉食による負のカルマと人生計画のロスについて、一番霊的に良い人生を送ったのはCの人であり、一番悪いのはBの人という結論になるのです。
※また、この説明を読めば、Aの人が100歳の時点で健康なのだから肉は健康に良いという理屈が、全く成り立たない事も分かると思います。(カルマとは、そんな単純なものでは無いのです。)
なお、今の日本人はベジタリアンやヴィーガンの人でも、以前は肉食をしていた人が殆どの為、後で肉食をしていた期間分の負のカルマは当然解消しなければならなくなりますが、もちろん肉食を辞めた期間が長ければ長い程、病気で苦しむ期間も短くなるという訳です。
次回、最終回です。
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