霊的故郷ブログ

正しい「霊的真理」の普及を目指しています!

食について(21) 日本人の知らない世界

2011-12-18 17:05:31 | 食について
「肉を食べるとガンになる」



この、既に科学的に証明されている真実が、日本ではなかなか普及しない理由は一体何なのでしょう?

その一番の理由は、何と言っても、この真実が日本中に広まっても、



「誰も儲からない」



からです。



日本人が皆ヴィーガンになると、畜産業はもちろん、海草を除く漁業も、それらをメインの食材にしている飲食業も全て廃業となります。

また、皆が健康になれば病院の患者も減ってしまうので、整形外科のような怪我の治療がメインの病院以外の多くの病院の経営も成り立たなくなってしまいます。



つまり、皆自分の収入が減るのがイヤなので、前回御紹介した畜産関係の団体が、豚肉の消費が下がる事を恐れて意図的に不利なデータを隠した様に、「なんとなく広まらない」というのが理由であり、裏に何か私達の知らない巨大な陰謀がある訳でも、世界的な闇の組織がある訳でも無いのです。

※畜産関係の団体がスポンサーになっている、金に魂を売った科学者による、「肉は体に良い」という、最初から結論ありきの大ウソ研究結果も真実がなかなか広まらない原因の一つですが、これも正しい情報が広まる事で収入が減る事を恐れた畜産関係者の悪あがきの結果であり、巨大な陰謀という程のものではありません。



結局、この真実が日本中に広まる為には、



「たとえ自分の収入が減ったとしても、人の為、動物の為、地球の為になる事をしたい」



という人間を増やす以外に方法が無い。



つまり、利己愛より利他愛の強い人間を増やすしか方法は無く、その為にはやはりこの問題の根本解決の為にも、世の中に正しい「霊的真理」を普及するしか方法が無いという結論に達する訳です。



なお、この儲からないから広まらない理由の中で一番の原因は、マスコミ、特に日本の地上波のテレビで、肉食批判が一切報道されていない点でしょう。



テレビ局にとって、お金を出してくれるスポンサーは「神様」であり、絶対に逆らう事が出来ない存在です。

特に地上波のテレビはスポンサーの御機嫌を損なう番組を放送する事、つまり肉食批判は絶対にやってはいけないタブーなのです。(本来、マスコミは中立公正な立場で報道をしなければならないはずなのですが…)

「肉を食べるとスタミナがつく」という大ウソを売りに、肉食を推奨する大手焼肉のたれ販売業者や、牛丼屋、ハンバーガーショップ、フライドチキンのチェーン店等のファストフード店、「乳製品が体に良い」という大ウソの宣伝をするヨーグルト会社、アイスクリームショップ、チーズたっぷりのピザ宅配業者等がメインのスポンサーである日本のテレビでは、番組内で肉食批判をする事は絶対にタブーであり、肉食批判をしたタレントがテレビ界から追放されてしまうような現在の状況では、世界中の正しいニュースは絶対に報道されません。(特に最近は、テレビの視聴率低迷のせいで、スポンサーの力がますます強くなっており、スポンサーの御機嫌を損ねた番組が放送前にスポンサーに放送禁止にされる事態まで起きている程なのです。)

その為、今の日本のテレビ界は、世界がこの問題に対し、実際にはどうなっているのかという正しい情報も一切報道されない鎖国状態の為、最終回の今回は、「日本人の知らない世界」と題し、日本のテレビでは絶対に報道されない世界の「ベジーデー」を中心とした主な肉食関係のニュースを御紹介したいと思います。



世界の動き

【国連】
2006年 FAOのレポート「Livestock's Long Shadow」にて、「家畜は、世界のすべての車とトラックを合わせたより多くの地球温暖化ガスを発生させている」と発表

デブア国連事務局長は、「地球温暖化を抑止する最善の策は、全ての人がベジタリアンになること」と発言

パチャウリ国連IPCC議長も、人々がそれぞれ最低週1日は肉食をやめなければならない」と発言

2010年6月 「今後の人口増を支えるにはヴィーガンになることが必須」と発言

【イギリス】
2009年6月 ポールマッカートニー氏を中心に、「ミートフリーマンデー」(肉なし月曜日)のキャンペーンを開始

ハリウッドセレブや有名シェフ多数がこれを支持、ロンドンのレストランはベジタリアンメニューを用意

2010年2月 オックスフォード大で「肉なし月曜日」導入

2010年3月 ブライトン&ホープ市が「肉なし月曜日」導入

2010年4月 食品小売業のOCADOがミートフリーマンデー運動に協力

2010年4月 ガーディアン新聞社が、社員食堂でマンスリーイベントとして「肉なし月曜日」を開始

2010年6月 チェーンカフェ&バーのHard Rock Cafeがミートフリーマンデーに参加

※健康維持と動物愛護と環境問題解決の為、イギリスの畜産は今世紀中には全て無くなるだろうと言われています。

【アメリカ】
2009年7月 ハーバード大が肉消費削減を推奨

2009年10月 バルチモア市の公立学校が「肉なし月曜日」を導入

2010年2月 ハーバード大とMITを擁するケンブリッジ市、気候変動対策でヴィーガンの義務付けを提案

2010年2月 アルゴア氏、肉食と温暖化および環境汚染との関係を認める

2010年3月 マンハッタン区長がニューヨークの全公立学校に「肉なし月曜日」導入を提案

2010年3月 ミシガン州知事が州民に菜食を推奨

2010年3月 PCRM(医師と栄養士の学会)がヴィーガンを推奨

2010年4月 ジョンズホプキンズ病院が「肉なし月曜日」導入

2010年4月 サンフランシスコが「肉なし月曜日」公式宣言

2010年7月 ワシントンDCが「肉なし月曜日」公式宣言

2010年9月 サンディエゴ市がベジタリアンウィーク宣言

2010年10月 アリゾナ州セドナ市が「肉なし月曜日」公式宣言

2010年11月 ヴィーガンになったマイクタイソン氏、最先端ヴィーガンレストランチェーン店のオープンを計画

2010年12月 ベジタリアンメニューを強化する「ヘルシー学校給食法案」にオバマ大統領が調印、ニューヨーク、カリフォルニア、フロリダ、ハワイ各州もヴィーガンを推奨する法案を決議

2011年1月 食品サービス巨大企業ソデクソ(Sodexo)が「肉なし月曜日」に参加、900以上の病院で導入実施 学校、企業、政府機関などへも試験的に導入

2011年6月 コロラド州アスペン市が「肉なし月曜日」を導入 学校、機関、病院、レストランが参加

現在、「肉なし月曜日」を導入している学校は、ハーバード大学、コロンビア大学、イエール大学、UCバークリー、ジョンズホプキンズ大学等、全30校

オバマ政権の情報規制局長サンステイン氏は、畜産の廃止を主張

※アメリカのセブンイレブンでは、今やヴィーガン食品が当たり前のように売られています。

【カナダ】
2010年3月 モントリオール市とケベック市が「肉なし月曜日」公式導入

2010年9月 マギル大学が「肉なし月曜日」運動に参加

【ドイツ】
2009年7月 スポーツブランドのPUMAが「肉なし月曜日」導入、月曜日は社内食堂のメニューを全菜食にし、社員全員に菜食を呼び掛ける

2010年2月 ブレーメン市が「菜食の木曜日」公式導入

2010年3月 シュヴェリーン市が「肉なし金曜日」公式導入

2010年4月 ミュンヘン市議会、都市の学校、幼稚園などに「ベジーウィーク」導入を検討

2010年5月 環境政党である同盟90/緑の党が「菜食の木曜日」公式導入

2010年5月 食肉生産者が初のベジタリアンソーセージ販売へ

2010年6月 ウォルドブリッヒホテルグループが第1・第3木曜日を菜食日に

2010年7月 保険会社が「菜食の木曜日」導入

2010年9月 シュヴァインフルト市が「菜食の木曜日」公式導入

2010年9月 マンハイム大学が「菜食の木曜日」導入

2010年11月 ニュルンべル市が民間レベルで「菜食の木曜日」導入

2010年11月 シュトゥットガルト市が「菜食の木曜日」公式導入決定

2010年11月 ヴィースバーデン市が「菜食の木曜日」公式導入決定、2011年1月実施

2011年4月 ドイツ学生互助会が、ギーセン、フリートベルク、フルダの学食にベジタリアンメニュー導入

2011年6月 フライブルク市が「菜食の木曜日」公式導入

2011年6月 ハノーファー市がオペラハウス、近隣レストランを中心に「菜食の木曜日」導入

2011年7月 ディンスラーケン市が「菜食の木曜日」キャンペーン開始

2011年7月 エアランゲン=ニュルンベルクの学生互助会が「菜食の木曜日」を試験導入

2011年7月 デューレン市が「菜食の木曜日」公式導入

2011年7月 ケルン市が「菜食の木曜日」公式導入

2011年7月 ミュンスター市が「菜食の木曜日」公式導入

2011年8月 ミュンヘン市が「菜食の木曜日」公式導入

2011年9月 カールスルーエ市が「菜食の木曜日」公式導入

2011年10月 シュトラウビング市が「菜食の木曜日」公式導入

2011年10月現在、ドイツ人の半数以上(4200万人)がパートタイムベジタリアン

【ベルギー】
2009年5月 ゲント市が「菜食の木曜日」を公式導入 全ての公立学校、公共機関で肉料理を禁止

2009年10月 ハッセルト市が「菜食の木曜日」を公式導入

2009年10月 メヘレン市も導入を決定、アントワープ市でも導入を計画中

2010年9月 オイペン市が「菜食の木曜日」を公式導入

2011年5月 シントニクラス市が「菜食の木曜日」公式導入

2011年5月 首都ブリュッセルが「菜食の木曜日」公式導入

【オランダ】
2009年9月 オランダ女王は、週に1度は肉食を絶ち、宮廷料理でフォワグラを使用することをやめると発表、オランダ政府は、肉食削減のため600万ユーロを支出する政策を発表

2010年1月 肉の代替品研究に50万ユーロを計上

2011年1月 欧州初の植物性肉屋が誕生 一般肉屋も販売へ

2011年10月 オランダ動物権利党、「食肉税」を提案

※現在のオランダには、肉を売っていない「肉無し肉屋」(大豆肉等の、植物から作ったもどき肉を専門に販売する肉屋)が沢山あります。

【デンマーク】
2011年10月 デンマーク政府が、国民の肥満を減らすため、肉、乳製品、食用油などの高脂肪食品に「脂肪税」(ファット・タックス)を導入

【オーストリア】
2011年9月 北部にて「菜食の金曜日」キャンペーン開始

【フランス】
2010年4月 サン=ナゼールの学校が「肉なしランチ」導入

2010年7月 議会が「週一ベジーデー」導入で一致

【スイス】
2010年5月 ジュネーブ市が「菜食の月曜日」導入を審議

2011年10月現在、ジュネーブ市が4500の学校にWWFキャンペーンの「地球メニュー」導入中

【フィンランド】
2010年2月 ヘルシンキの公立学校が週一ベジーランチ導入

【スウェーデン】
2011年10月 ストックホルムの4つ星大型ホテル、Nordic Light Hotelが「菜食の月曜日」導入

【クロアチア】
2010年7月 クロアチア市が「肉なし月曜日」公式導入

【台湾】
2010年1月 小学校が次々に週一菜食給食を導入、日数は徐々に増やしていく計画

2010年2月 中学校が週一菜食給食を導入 文部大臣が国民に菜食を呼び掛け

2010年3月 「肉なし月曜日」公式キャンペーン開始

2010年10月現在、2,328校(85%以上)が菜食メニューを導入

※台湾は素晴らしい菜食先進国で、ヴィーガンカップラーメン等、日本にもいろいろなヴィーガン食品が輸入されています。

【フィリピン】
2011年7月 科学技術省が「肉なし月曜日」の全国キャンペーン開始

【インドネシア】
2011年1月 インドネシア政府が「肉なし月曜日」キャンペーンを開始

【ブラジル】
2009年10月 サンパウロで週一ベジーデイ・キャンペーン開始

2010年3月 クリチバ市で「肉なし月曜日」キャンペーン

2010年 サンパウロ市が「肉なし月曜日」公式導入

【南アフリカ】
2010年10月 ポートエリザベスのセントジョージ高校が「肉なし月曜日」導入

2010年4月 ケープタウン市が「肉なし月曜日」公式導入

【イスラエル】
2010年4月 テルアビブ大学が「肉なし月曜日」導入

2010年 テルアビブ市も「肉なし月曜日」公式導入

等々

※ここで御紹介した記事についての詳細は、以下のサイトを御覧下さい。

ベジーマンデー
http://veggiemonday.japanteam.net/



こういった情報を見ると、日本が菜食に対し、いかに遅れている国であるのかが分かりますが、かといって私は、この問題の将来については、決して悲観はしていません。

その理由の一つは、何といっても情報を得る場がスポンサー主体のテレビから、スポンサーがいなくても情報を発信出来るインターネットに移って来ている点です。

スポンサーに影響されないインターネットの普及と共に、世界の真実を知る機会は増え、更に健康維持や動物愛護や環境保護に目覚める人が増えている関係から、日本でもベジーデーを導入する大学(実践女子大学)は既に出て来ています。

また、畜産関係の団体がスポンサーになっている科学者による、「肉は体に良い」という、最初から結論ありきの大ウソ研究結果にダマされる人達も、インターネットで「チャイナプロジェクト」の情報が広まるにつれ、確実に減ってきています。

日本人が「霊的真理」に出会う機会が増えたのも、インターネットによるおかげがとても大きいと思いますし、つまりペースは遅いものの、日本でも菜食は確実に浸透しつつあるのです。



さて、以上いろいろと述べて来ましたが、皆さんは「肉食」について、どのような感想をお持ちになられたでしょうか?

これまでの連載を読まれて考え方が変わったという方もいらっしゃれば、それでも肉食を続けたいという方もいらっしゃる事と思いますが、最初に申し上げたように、「霊的真理」を学ぶ方法は、以下の2種類存在します。



・愛や喜びという「正のカルマ」から学ぶ方法

・痛みや苦しみという「負のカルマ」から学ぶ方法



どちらの方法を選ぶかは皆さんの「自由意志」次第、「霊的真理」を学ぶには、どちらの方法でも良いのです。

という訳で、どちらかお好きな方を、あなたの「自由意志」でお選び下さい。




※「食について」の連載は今回でひとまず終了となりますが、何か新しい情報や書き足りない部分が見つかった場合は、追加記事を書く事もあると思いますので、御了承下さい。



食について(20) 正しい食事法を行うと、どうなるのか?」へもどる

食について(1) はじめに」へ



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食について(20) 正しい食事法を行うと、どうなるのか?

2011-10-10 17:03:25 | 食について
正しい食事法を行うと、どうなるのでしょう?



正しい食事法、つまり動物愛護や環境保護という「霊的に利他的な動機」でヴィーガンになれば、当然食に対する負のカルマは発生しない為、殆どの病気、つまり心臓病、糖尿病、肥満、各種ガン、自己免疫疾患、骨や腎臓の病気、高齢者の視力や脳障害(認知機能障害やアルツハイマー病等)にならなくなり、結果的に健康で長生きをする人が増える事となります。



でも、肉や魚を食べている日本人は、今世界で一番長寿な国の人達なのだから、別に肉や魚を食べても健康で長生きするのでは?



というあなた!



そこには、根本的な誤解があります。



・日本人は肉を食べているとは言っても、他の国の人に比べればその量は桁違いに少なく、植物性食品の割合が多い点

・日本は医療が発達している為に、病気になってもすぐに亡くなる人が少ない点

・日本は先進国の為、栄養失調で亡くなる人が少ない点



この3点の理由があるからこそ、日本人は他の国の人より「国単位」では一番長寿な訳ですが、それでもこれはあくまでも「肉を食べている人達の中では国単位では一番長寿」というだけの話であって、ヴィーガンの人達の健康や平均寿命に比べれば、全然健康でもなければ、長寿でも無いのです。



・歳を取ったら、足腰が弱くなるのは当たり前

・歳を取ったら、病気の1つや2つあるのは当たり前

・歳を取ったら、ボケるのは当たり前



と思われている方!



これらは全て動物性食品を食べるからそうなるのであって、決して「当たり前の話では無い」のです。



その証拠に、ヴィーガンやヴィーガンに近い食生活をしている地域の人達は、皆日本人より遥かに健康で長寿である事が知られています。



例えば、南アメリカのエクアドル共和国の首都キトから500キロ離れた、「ヴィルカバンバ」(インディアンの言葉で「聖なる谷」の意味)という渓谷に住む人々は、完全な健康を享受していて、西洋文明の悩みの種である諸々の病気に全くならず、多くの人は120歳以上まで生き、120歳でも1日10時間以上働くのが当たり前で、多くの女性は50代になっても20代のように若々しく、50代でも難なく子供を出産するそうです。

この、彼らの驚くべき健康と長寿は、ストレスの無い生活や、彼らの享受している山の清水や純粋な食事によるものなのです。



当然彼らの地域には、足腰の弱い老人も、病気の老人も、ボケた老人も全くいません。



世界にはこのヴィルカバンバも含め、フンザ、アブハズという「世界三大長寿地域」があるのですが、ヴィルカバンバと同じように健康で長寿な地域の、食事の中の食品の植物の割合を見てみると、



世界三大長寿地域の食事の中の植物の割合

ヴィルカバンバ 99%

フンザ 99%

アブハズ 90%



このように、長寿でも足腰が強く、健康的な人々の住む地域では、食事の中の植物の割合がとても高いのです。



あなたは長生きをするなら、殆どの長寿の日本人のように、足腰が弱く、病気で苦しみ、ボケて人に迷惑をかける人生と、足腰が強く、病気も無く、ボケずに人に迷惑をかけない人生、どちらを選びたいですか?

※なお、上記の割合が100%では無いのは肉や魚を食べているからではなく、昔ながらの方法で育てている動物の乳製品を少量摂っているせいなのですが、既に御説明しましたように、人間は本来乳製品を摂る必要は全くありませんので、これも辞めれば更に負のカルマは減り、健康と長寿は完璧なものとなるでしょう。



しかしそうは言っても、実際に菜食をしている人が多い国の人の平均寿命は、日本より短いですよね?



というあなた!



確かに、通常菜食をする人が多い国は平均寿命が短い為に、菜食をすると短命になるのだと誤解をしている人は多いと思いますが、そういう国の人は貧乏で食べる物も無く、仕方なく菜食をしている為に、そもそも食物から十分な栄養が取れず、栄養失調で短命になっているのであり、上記で紹介した世界三大長寿地域のような、きちんとバランスの取れた栄養を摂取出来ている菜食者では無いのです。



では沖縄は?

沖縄の人は、豚肉を食べているからこそ長寿なのだという話を聞いた事があるけど?



というあなた!



沖縄の人は、豚肉を食べているからこそ長寿なのだという話は、畜産業界の人が流した全くのデタラメです!



沖縄の人を実際に30年に渡って調べた「オキナワ・プログラム」によると、「沖縄の人の長寿と健康は、豚肉のおかげではない」という明確な研究結果が出ており、沖縄で現在長寿で健康な人は、肉を食べる文化が無かった頃の65歳以上の人達であり、この人達は豚肉も他の肉も食べず、ゴーヤや青パパイヤ等の伝統的な野菜中心の沖縄料理(魚は食べるが、それでも食事の中の植物の割合は84%)を食べているからこそ、長寿なのです。

畜産業界の人達は、沖縄で豚肉を食べている人だけの調査など全く行なっておらず、沖縄の人達が単に他の地域よりも長寿だからというたったそれだけの理由で、無理矢理豚肉と長寿をこじつけたのです。(それどころか、その後豚肉を食べている人だけではない全体調査をしたある畜産関係の団体は、上記の「オキナワ・プログラム」と全く同じ研究結果が出たのにもかかわらず、豚肉の消費が下がる事を恐れ、その結果を意図的に公表しなかったという事実すらあるのです。)



しかも、最近の沖縄の若者はアメリカの影響で肉ばかり食べている為、皆病気になりやすく短命で、沖縄の若い人の肥満率は、今や「日本一」となってしまっている位なのです。

※沖縄の人口10万人あたりのファストフード店舗数は、米軍基地の影響もあり、こちらも「日本一」となってしまっています。



また、65歳以下の肉を食べている人達が短命な為に、今沖縄の平均寿命は物凄い勢いで下がっているのです。



この状況は実はハワイにも当てはまり、昔はハワイアン(ハワイ先住民族)といえば、



「ハワイアン? ああっ! あの痩せている人達ね!」



というイメージがある位、昔のハワイアンは皆痩せてほっそりとしていて健康的だったのですが、それは昔のハワイアンはタロイモを主食としたベジタリアンだったからであり、アメリカ本土から肉やアイスクリームといった不健康な食品が大量に入って来たからこそ、現代のハワイアンは皆小錦のように太って生活習慣病だらけになり、今やアメリカの中で一番短命な民族にまでなってしまったのです。

※元々沖縄やハワイの地域の人達は、同じ量の肉を食べても白人より太りやすく、病気になりやすい傾向があります。



世の中には、今生きている100歳以上の日本人は肉を食べている人が多いのだから、肉は健康に良いなどと訳の分からない事を言う人がいますが、肉を食べ、毎年何万人単位で100歳以前にガンになって亡くなっている人達を全く無視し、ほんのわずかに生き残った100歳の人を取り上げて、肉は健康に良いという理屈は、毎年何万人単位で100歳以前にタバコによる肺ガンで亡くなっている人達を全く無視し、100歳でもタバコを吸って健康な人がいるのだから、タバコは健康に良いと言っているのと全く同じムチャクチャな理屈であり、とんでもなくナンセンスな話です。



なお、誤解をして頂きたくないのは、食による負のカルマが全く無い場合を除き、人はやはり病気で苦しんで亡くなる事が多い訳ですが、負のカルマの少ない人は、例え病気になっても、亡くなる1週間前から病気になって苦しむ等、病気で苦しむ期間がとても短いものになるのです。

ただし、食による負のカルマと死亡年齢の関連性は100%では無い、つまり長寿ならば負のカルマが少なく、霊性が高いという事にはならないという訳です。



この法則は少々分かり辛いので、詳しく御説明をしますと、



A 生前110歳まで生きる計画を立てていた人が、102歳から肉食による負のカルマで起こった病気で苦しみ、107歳で亡くなった場合

肉食による負のカルマ → 5年

人生計画のロス → 3年

※この人生計画のロスの期間の解消は来世に持ち越される



B 生前90歳まで生きる計画を立てていた人が、60歳から肉食による負のカルマで起こった病気で苦しみ、80歳で亡くなった場合

肉食による負のカルマ → 20年

人生計画のロス → 10年



C 生前30歳まで生きる計画を立てていたヴィーガンが、突然の心臓発作で30歳で亡くなった場合

肉食による負のカルマ → 0年

人生計画のロス → 0年



この場合、物質的にはAの人が一番良い人生を送ったと判断される事が多いと思いますが、肉食による負のカルマと人生計画のロスについて、一番霊的に良い人生を送ったのはCの人であり、一番悪いのはBの人という結論になるのです。

※また、この説明を読めば、Aの人が100歳の時点で健康なのだから肉は健康に良いという理屈が、全く成り立たない事も分かると思います。(カルマとは、そんな単純なものでは無いのです。)



なお、今の日本人はベジタリアンやヴィーガンの人でも、以前は肉食をしていた人が殆どの為、後で肉食をしていた期間分の負のカルマは当然解消しなければならなくなりますが、もちろん肉食を辞めた期間が長ければ長い程、病気で苦しむ期間も短くなるという訳です。



次回、最終回です。



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食について(19) それでは、我々は一体何を食べるべきなのか?

2011-07-30 10:52:08 | 食について
前回御説明しましたカルマ表を御覧頂ければ、ヴィーガン食(動物愛護の観点から、野菜と果物のみの食事をする事)が人間にとっては正しい食事法であり、正しいカルマを得るのに良いという事はお分かり頂けたと思います。

しかし、だからといって野菜と果物ならば何でも良いのかと言えば、決してそうではなく、やはりそこは出来る限り自然の摂理に適った食事をすべきです。



まず、「火」を入れた水や食べ物が霊的に進化した人達には食料としては適さないという事実は、「火」を入れた調理法を基本とする「マクロビオティック」は方向性が間違っているという事であり、「火」を入れていない、霊的エネルギーたっぷりの生の野菜や果物を中心として、生では食べられない野菜や食べにくい野菜を煮炊きして食べるという方法の方が、現在の人類の霊レベルには合っているという事になります。(厳格な「マクロビオティック」の実践による生の野菜や果物の不足は、体内が酵素不足となって病気となり、最悪死亡するケースもありますので、注意が必要です。)



また、「食」には次の2つの大きな特徴があります。



・食べ物を腹いっぱい食べて太るのは、食べ物が間違っているからです

・食べ物を腹いっぱい食べて眠くなるのは、食べ方が間違っているからです



正しい食べ物を食べていれば、いくら食べても決して太らないし、不必要な病気にもなりません。

また、食べ物を腹いっぱい食べて眠くなるのは、食べ物の組み合わせが間違っているからであり、消化に負担がかかっているからなのです。



それでは、正しい食べ物とは一体どういうものなのかを、具体的に見て行きましょう。



まず、食べるのを避けるべき食品ですが、当然前回のカルマ表で合計のカルマ度がマイナスになる食品、つまり全ての肉、魚、牛乳、乳製品、卵、虫、貝、蜂蜜等は、避けるべき食品という事になります。



次に、T・コリン・キャンベル博士の推奨するホールフード(未精製・未加工の食べ物)以外の食べ物、つまり精製した食品や加工した食品も不自然な食品ですので、出来る限り避けるべきです。

具体的には、



・精製した砂糖、穀物

白砂糖、白米、精製された小麦粉製品(精製されたパン、うどん、そば粉十割以外のそば、そうめん、ひやむぎ、ラーメン、焼きそば、沖縄そば、パスタ、ベーグル、ビスケット、クッキー、ケーキ)等

※これらの食品は肥満の原因となりますので、痩せ過ぎの為に太りたいという方以外は、食べるのを避けた方が良いでしょう。

※「そば」は「そば粉100%」の「十割そば」以外は、精製した小麦粉が入っていますので、同じく避けた方が良い食品です。

※白砂糖以外の全ての糖類も出来れば避けたい食品ですが、どうしても使用したい場合は、米飴、甘酒、甜菜糖、メープルシロップ等の、「血糖値の上昇が少ない糖」を、少量だけ使用するようにしましょう。



・植物油

植物油も不自然な食品であり、肥満の原因になりますので、滋養の目的以外では、出来るだけ摂らないようにします。

※なお、オリーブオイルは体に良い油だと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、オリーブオイルの14~17%は動脈を詰まらせるタイプの飽和脂肪であり、これは心臓病が進行するという意味では、牛肉に含まれる飽和脂肪と全く同様の悪いタイプの脂肪です。



・生以外のナッツ類

ローストしたナッツは上記の油と同じで体に良くない為、出来れば避けたい食品です。

※私は、生のアーモンドを少量(1日5粒程度)食べる事は推奨しています。



心臓病の方は、これ以外にも、アボカドとココナッツは植物性でも常温で固形の油、つまり動脈を詰まらせるタイプの飽和脂肪が入っていますので厳禁ですが、健康な方なら、血中脂質レベルが上昇しない限りは、食べても大丈夫です。



次に、食べても良い食品ですが、



・上記以外の全ての野菜、果物、豆類、海藻類

生で食べられる食品はなるべく生で、生では食べられない物や食べにくい物は調理して食べます。

なお、生の果物を沢山食べると糖尿病になるというのは、全く根拠の無いデタラメですので、絶対に信じないで下さい。

果物は、「火」を加えた物や、砂糖を加えた物、果物の缶詰等を沢山食べれば、もちろん肥満や糖尿病の原因にもなりますが、生の果物を食後のデザートとしてでは無く、空腹時に単体で食べている限りは、むしろ糖尿病を予防する効果や、改善する効果があるのです。

※オリーブも「実」の状態で食べるのであれば、脂質も繊維に包まれていますし、自然な状態のものですので、特に問題は無いでしょう。



・精製していない穀物

玄米、黒米、赤米、ワイルドライス、全粒粉小麦(全粒粉のパン、全粒粉うどん、全粒粉パスタ、全粒粉ベーグル等)、十割そば、全粒ライ麦、全粒オート麦、オオムギ、コーン、アワ、ヒエ、キヌア、アマランサス、スペルト小麦等



・飲物

水、天然発泡ミネラルウォーター、豆乳、ハーブティー等



次は、食べ物の食べ方と組み合わせについてですが、これは「菜食+ナチュラルハイジーン」の考え方を基本に行ないます。

「ナチュラルハイジーン」(自然の摂理に適った生き方)の食事法は、消化に出来るだけ時間をかけない事で、余ったエネルギーが脂肪の燃焼や病気の治療、健康の維持に使われる事を最大限に活用する食事法です。



・「ナチュラルハイジーン」実践方法

朝起きたら、新鮮な果物を好きなだけ食べます。

正午から午後8時までは消化・吸収の時間なのでしっかり食べます。 ただし炭水化物とたんぱく質、または炭水化物と脂質を一緒に摂らないように気をつけます。これは、消化にかかる時間が違うため、消化の遅い方の食べ物が体内で腐敗してしまうからです。(野生動物は、一度に一種類の食べ物しか食べません。)

そして、午後8時から翌朝4時までは何も食べません。

胃腸の休息の時間帯です。

※いつも炭水化物とたんぱく質(米と肉等)の組み合わせの食事をしていると、消化に24時間エネルギーを取られてしまう為、常に人間本来の力が出せない状態になってしまいます。

※断食をすると体が軽く感じられるのは、消化にエネルギーを取られなくなるからであり、体を出来る限りこの状態に近づける食事法が、「ナチュラルハイジーン」なのです。

※「ナチュラルハイジーン」の食事法について詳しくは、「フィット・フォー・ライフ」、「超健康革命」等を御覧下さい。



ヴィーガンになると、「ビタミンB12」が不足する為、それは人間が肉を食べなければ栄養が摂取出来ない事の証拠なのだという人がいます。

しかし、昔のヴィーガンで、ビタミンB12不足になった人は1人もいないのです。

それはなぜかと言えば、昔は農薬や化学肥料など一切存在しなかった為、地面の中は豊かな土壌菌で溢れていた為に、作物についた土壌菌からビタミンB12が簡単に摂取出来、また腸内菌群により体内でビタミンB12を豊富に作る事が出来た為に、不足する事は無かったのです。

つまり、ヴィーガンがビタミンB12不足になったのは、肉を食べないと栄養が摂取出来ない事の証拠だからではなく、人間が自然と調和しない、農薬や化学肥料による薬漬けの無菌状態という、不自然な土壌を作ってしまった結果、起こってしまった事なのです。

※ちなみに、植物の世話をする自然霊は農薬や化学肥料がとても苦手ですので、農薬や化学肥料を大量に使用して作物を作ると、自然霊の働きは弱くなってしまう為、見た目は良くても、霊的エネルギーの殆ど入っていない作物が出来てしまいます。



なお、化学農法が良くないと言うと、多くの方は、ならば有機農法(オーガニック)にすれば良いのだと考える方がいらっしゃるかもしれませんが、



「有機農法も、程度の差こそあれ、環境負荷が大きいという意味では、化学農法と同じく、良くない農法である」



という事を、是非知っておいて下さい。

※有機農法では、完熟していない堆肥の使用によって起こる、「硝酸態窒素」による環境破壊が、今大問題となっています。

※また、抗生物質を与えて育てた家畜の糞を使用した堆肥による、危険な耐性菌の発生も問題です。



私は、全ての農業は化学農法でも有機農法でも無く、「奇蹟のリンゴ」で有名な「木村秋則」(きむらあきのり)氏の推奨する、「自然栽培」(自然農法)(無農薬、無肥料の栽培法)を目指すべきであると思っています。

※一般的には、無農薬、無肥料で耕起するものを「自然栽培」、無農薬、無肥料、不耕起のものを「自然農法」と呼んでいるようですが、私はまずは「自然農法」よりは比較的簡単な「木村式自然栽培」を普及するべきだと思っています。



肥料というものは、それが化学肥料であれ有機肥料であれ、リンゴの木に余分な栄養を与え、害虫を集めるひとつの原因になるということだ。肥料を与えれば、確かにリンゴの実は簡単に大きくなる。けれど、リンゴの木からすれば、安易に栄養が得られるために、地中に深く根を張り巡らせなくてもいいということになる。運動もロクにしないのに、食べ物ばかり豊富に与えられる子供のようなものだ。
現代の子供たちに免疫系の疾患が増えていることは周知のことだが、肥料を与えすぎたリンゴの木にも似たことが起きるのではないか。その結果、自然の抵抗力を失い、農薬なしには、害虫や病気に勝つことが出来なくなるのではないかと木村は言う。
他の畑のリンゴの木の根の長さは、せいぜい数メートルというところだ。けれど畑に雑草を生やし、肥料を与えていない木村の畑のリンゴの木は、調べてみると二〇メートル以上も根を伸ばしていた。地上の枝や葉を見ればさほどの違いはないが、地下の根を見れば、まるで別の生き物である。そのことと、病気や害虫が蔓延しなくなったことには間違いなく関係がある。
もっとも、ただ肥料を与えなければ、そうなるというわけではない。そんな簡単なことですむなら、木村があれほどの苦労をすることもなかった。

「奇蹟のリンゴ」 P187より

※これはリンゴの木の話ですが、木村秋則氏はリンゴ以外の米や野菜、果物等、いろいろな作物の自然栽培には既に成功しており、自然栽培で一番難しいとされていたリンゴでも成功したという事なのです。

これを子供に例えると、



化学農法 → 薬漬けの病弱な子供

有機農法 → 食べ過ぎで肥満の子供

自然農法 → 健康な子供



といったカンジになります。

※私は米を作る時のアイガモ農法も「野蛮な農法」であり、人類の目指すべき農法ではないと思っています。



自然栽培で育てたリンゴの木は根が深い為に、台風が来てもビクともせず、実と枝を繋ぐ軸も太いので、生っているリンゴの実も全く落ちないそうです。

※自然栽培は植物の世話をする自然霊が最も活動出来る栽培法ですので、自然栽培で育てた作物に含まれる霊的エネルギーの量は、他の農法で育てた作物とは比較にならない程で、それこそまるで「別の生き物」であるかのごとく多いのです。

※その為、自然栽培で育てたリンゴを食べた人の中には、その霊的エネルギーの量に驚き、感動して泣き出してしまう人もいるそうです。



よく、「農薬を使わない有機農法も、害虫を殺さなければならないので、しょせん人間は、動物を殺さなければ食料を得る事が出来ない存在なのだ!」などと言う人がいますが、これは単に有機農法が「人類の農法としては間違っている」という事の証明でしかありません。

とはいえ、自然栽培でも少しは虫が発生しますが、自然栽培で育てた作物は強いですし、完璧な生態系が戻っている畑にはいろいろな天敵もいる為、作物全てが虫の被害に遭うという事はありませんので、この虫は殺さずに作物の一部を虫にあげる事で、人と虫が共存出来る方法を選ぶのです。(ただし、自然栽培への移行過程では、まだ畑は完璧な生態系ではありませんので、人間による殺虫も必要です。)

つまり、作物を人間が独り占めしようとするから全ての作物に被害が出るのであって、動物に対しても、売り物にならない見た目の悪い作物を集めて畑の脇に置いておけば、イノシシ等はそれを食べるので、畑自体への被害も出ないという訳なのです。

※これを読んで「自然栽培」に興味を持たれた方は、是非「木村秋則」氏の「奇蹟のリンゴ」、「木村秋則と自然栽培の世界」、「自然栽培ひとすじに」等の書籍を、また米の「自然農法」である不耕起移植栽培やSRI農法を推奨している「岩澤信夫」(いわさわのぶお)氏の「究極の田んぼ」等の書籍を御覧下さい。

※ただし、ここで誤解をして頂きたくないのは、私は別に、人類は大昔の農業に戻るべきだと言っている訳ではなく、大きな実の生るリンゴの木自体は最新の技術で作られたものですし、化学農法のような間違った科学技術(テクノロジー)ではない、正しい科学技術を使った自然栽培をするべきだと言っているのであり、自然と科学は決して相反するものではなく、将来的には必ず共存出来るものであると思っています。(つまり、科学技術の使用方法にも、「動機が霊的に利己的な科学技術の使用方法」と、「動機が霊的に利他的な科学技術の使用方法」が存在するという事です。)



なお、ビタミンB12は動物性の物や菌にしか入っていないと言われていましたが、最近アロエベラに多く含まれている事が発見されたそうです。(ちなみに、味噌、醤油、テンペ等の発酵食品や、クロレラ、スピルリナ、海苔等に含まれるビタミンB12は、最新の研究では、実際の栄養摂取には殆ど役に立っていないという事が分かっています。)

しかし、私はビタミンB12の摂取につきましては、自然栽培(自然農法)の野菜やアロエベラからの摂取だけでは不安だという方には、サプリメントからの摂取でも良いのではないかとは思っています。



また、健康な体には、適度な運動や日光浴も必要不可欠なものです。



健康維持に激しい運動は全く必要ありませんので、毎日30分程度の軽い運動は、きちんと行うようにいたしましょう。



それと、最近は過度の紫外線対策が原因のビタミンD不足で、深刻な病気になる人が増えています。

ビタミンDの摂取は食品からだけでは不十分であり、日光浴によって体内で作り出す必要がありますので、紫外線を必要以上に怖がらずに、少なくとも週に2回、午前10時から午後3時の時間に、日焼け止めクリーム無しの30分程度の日光浴はするように心掛けましょう。



それでは次回は、正しい食事法を行うとどうなるのかについて、お話しをしたいと思います。



食について(18) その先にある真実」へもどる

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食について(18) その先にある真実

2011-07-10 09:53:21 | 食について
「動物を食べるのも、植物を食べるのも、生命を奪っている事に変わりは無い」



確かに、その通りです。



しかし、「だから、肉を食べても、何の問題も無い」という理屈は、以下のような主張をしているようなものです。



「昔の黒煙を撒き散らすディーゼルカーも、最新のエコカーも、環境を破壊している事に変わりは無い」

「だから、昔の黒煙を撒き散らすディーゼルカーを乗り回しても、何の問題も無い」



そんな訳は無いでしょう!



環境の事を考えるならば、なるべく燃費の良い、環境負荷の少ない車を選ぶべきであるのと同じように、生きる為にどうしても生命を奪わなければならないのであれば、少しでも恐怖や痛み、苦しみを与える事が少ない、つまり出来る限り意識レベルの低い生命を選ぶべきですし、また車の場合と同じように、少しでも環境負荷の少ない生命を選ぶべきです。(ちなみに、4人家族が1年間肉を食べなければ、普通のガソリン車をプリウスに乗り換えるよりも、遥かに多くの二酸化炭素を削減する事が出来ます。)

仮に、昔の黒煙を撒き散らすディーゼルカーに乗らなければならない、つまり肉を食べなければ栄養が摂取出来ず死んでしまうという事であれば、やはり必要最小限の肉は食べるべきですが、既に今までの連載で十分御説明しました通り、肉食は百害あって一利無しである事が科学的に証明されている訳ですから、この理屈は全く通用しません。



そこで今回は、「その先にある真実」として、現在の日本人等の先進国の人々のいろいろな食品を摂取した時のカルマ表を掲載したいと思います。



食に対するカルマ度の計算方法は、虐待や環境負荷、生命を奪う時に発生する負のカルマの合計に、あなたが生命を維持する為という動機で食べ物を食べた時に発生する正のカルマの合計を足す事によって導き出されます。

※カルマ表の数字の前にある+は正のカルマ、-は負のカルマの度数を表しています。

※このカルマ表は、あくまでも全体の平均的な傾向として御覧下さい。(つまり、中には原始的な哺乳動物よりも進化した鳥等、例外もあるという事です。)

※餓死以外のカルマ度の数値は、一生それを食べ続けた場合の数値です。

※これは日本人等の先進国の人の数値ですので、貧しい国の人の場合は、当然これよりマイナスの割合は少なくなります。

※また、動物に対して特別な愛情を感じていない人達も、その割合に応じてマイナスの割合は少なくなります。



<1>虐待や環境負荷、命を奪う時に発生するカルマ度

・餓死(自殺) → -100 【※1】
・犬 猫 → -20 【※2】
・牛 → -18 【※3】
・上記以外の哺乳類 → -16 【※4】
・鳥類 → -14
・爬虫類 両生類 → -12
・魚類 → -10
・卵 牛乳 乳製品 → -8
・虫 貝 蜂蜜 → -6
・野菜 → -4
・果物 → -2 【※5】

【※1】 他の生命を奪いたくないから食べずに餓死を選ぶという選択肢は、一見すると利他的な行為のように思えますが、霊的には実はとても利己的な行為であるという事は、既に私のサイト「霊的故郷」の「幸せとは?」のページで御説明をした通りです。(なお、人間を殺害して食べた場合も、命を奪う時に発生するカルマ度は、自殺と同じ-100です。)

【※2】 犬や猫は霊的には人間の次に進化している哺乳類ですので、負のカルマもその分多くなります。(動物の霊レベルは、人間からの愛情の総量が大きく関係します。)

【※3】 牛は他の家畜に比べて飼育期間が長い為に、環境負荷が大きい為、カルマ度も一般的な哺乳類の家畜よりは高くなります。

【※4】 ニューエイジ思想の一部等、人によってはイルカの霊レベルは人間以上である、或いは人間の次である等と、とても高い評価をしていますが、これは何の根拠も無い事であり、イルカの霊レベルは決して犬や猫を超える程のものではありません。(理由は【※2】で述べた通りです。)

【※5】 果物は動物に食べられる為に進化したもの(動物が果物を食べて離れた場所で糞をすれば、種が遠くに運ばれるので、果物は動物が食べると美味しく感じられるように進化したのです。)ですので、野菜より負のカルマは少ないですが、それでも生命を奪っている事に変わりはありませんので、命を奪う時に発生するカルマ度は決して0ではありません。



<2>生命を維持する為という動機で食べ物を食べた時に発生するカルマ度

・餓死(自殺) → 0
・犬 猫 → +1 【※6】
・牛 → +1
・上記以外の哺乳類 → +2
・鳥類 → +2
・爬虫類 両生類 → +3
・魚類 → +3
・卵 牛乳 乳製品 → +4
・虫 貝 蜂蜜 → +4
・野菜 → +5 
・果物 → +5

【※6】 生命を維持する為という動機で食べ物を食べた時に発生するカルマ度は、全て正のカルマとなりますが、かといってどれを食べても全て同じ数値になるという訳ではありません。



<3>食に関する合計のカルマ度(<1>-<2>=<3>)

・餓死(自殺) → -100
・犬 猫 → -19
・牛 → -17
・上記以外の哺乳類 → -14
・鳥類 → -12
・爬虫類 両生類 → -9
・魚類 → -7
・卵 牛乳 乳製品 → -4
・虫 貝 蜂蜜 → -2
・野菜 → +1 【※7】
・果物 → +3 

【※7】 なぜ、虫や貝、蜂蜜と、野菜との間にカルマの正負の境界線を引いたのかは、あらゆる動物性食品は病気を進行させ、あらゆる植物性食品は病気を改善する傾向にある事がT・コリン・キャンベル博士の実験で科学的に証明されていますので、トータルのカルマの正負も、その間が境界線となると考えるのが妥当だからです。

※なお、菌類等の微生物に関しましては、虐待や環境負荷、命を奪う時に発生するカルマ度も、生命を維持する為という動機で食べ物を食べた時に発生するカルマ度も、それぞれ「0」として計算して良いのではないかと思います。



それでは、このカルマ表を元に、現在の日本人の食のカルマ度を計算してみましょう。

人以外全て食べている人からヴィーガンまでの計算方法は、餓死以外の項目で普段食べているものを単純に足していって下さい。



・人以外全て食べている人 → -80



以下は、犬、猫、爬虫類(スッポン、カメ、ヘビ、トカゲ、ワニ等)と両生類(サンショウウオ、カエル等)を食べていない人の中での数値です。



・バランス良く食べている人(豚だけ食べない人含む) → -52 【※8】
・牛だけ食べない人 → -35
・哺乳類だけ食べない人 → -21
・フィッシュ・ベジタリアン → -9
・ラクト・オボ・ベジタリアン → -2
・蜂蜜だけ食べるベジタリアン → +2
・ヴィーガン → +4

【※8】 いくら豚を食べていなくても、羊や山羊、駱駝、兎等を食べているのであれば、それによって負のカルマが減るという事はありません。



なお、ヴィーガンまでの計算方法は以上の計算式で良いのですが、ヴィーガンより食べている種類が少ない場合、この計算式は当てはまりませんので、その場合は以下のような数値となります。



・フルータリアン(果物だけ) +6
・リキッダリアン(水だけ) +8
・ブレサリアン(光だけ) +10



ただし、ここで誤解をして頂きたくないのは、以前「霊的故郷」の、



3. 「クリスチャン・サイエンス」の問題点について
http://www.reitekifurusato.net/p/08/20100124.html



のページで御説明しましたように、「不食能力レベル」の低い人が水や光だけで生きようとすると、それはただの餓死になってしまう可能性があり、逆に「霊的に利己的な行為」(-100)となってしまいますので、私は以下の不食能力レベル10の特徴が出て来た人以外には、これらを試す事は決してお勧めはいたしません。



●不食能力レベル10の人の特徴(霊能者「長南年恵」の特徴)

・汲んだだけの天然水以外の水、つまり水道水や、煮沸した水を飲むと、具合が悪くなったり、血を吐いたりする

・生ではない野菜や果物、つまり煮炊きした野菜や果物を食べると、具合が悪くなったり、血を吐いたりする



以上の特徴が出てきた人は、既に不食能力レベルが10に近づいている可能性があり、シルバーコードから完全に栄養と水分が摂取出来る状態になっている可能性が考えられますので、その場合は無理に食べ物や飲み物を摂取する必要は無いでしょう。

※水や光だけで生きる事に挑戦するそもそもの動機が、出来る限り地球環境に影響を与えたくないからという止むに止まれぬものではなく、単なるその人の「自己顕示欲」ならば、それも立派に「霊的に利己的な行為」となりますので、その場合もやはり正のカルマを得られる事はありません。

※「長南年恵」(ちょうなんとしえ)は何年でも水も食べ物も摂る必要はありませんでしたが、弟が心配する為に、たまに汲んだだけの井戸水を少しだけ飲んだり、生のサツマイモをほんの少しだけ齧ったりしていたようですが、火を入れた水や食べ物は全く受け付けず、飲んだり食べたりすると胃がやられて、血を吐いたそうです。

※この事実は、「霊的エネルギー」の入っていない水や食べ物、つまり「火」を入れた水や食べ物が、霊的に進化した人達には食料としては適さない証拠でもあるのですが、私は現代の人類の霊レベルでは、まだ生の食べ物だけに拘るのではなく、煮炊きした物を食べても良いのではないかとは思っています。

※最近は人類が簡単に成長出来るかの如く謳う、ニューエイジ思想の利己的で幼稚な選民思想「2012年アセンション思想」が大流行していますが、人類の霊的な進化とはもちろんそんな単純なものではありませんので、地球に住んでいる多くの人々が不食能力レベル10に達するだけでも、最低でもあと1万年以上はかかるでしょう。

※世の中に時々、「長南年恵」のような霊的に進化した人間が現れるのは、人類の目指すべき進化の方向性を示すという大事な使命があるからであり、それによって人類がこれからどういう方向に進化していくべきなのかを学ぶ事が出来るのです。



という事で次回は、それでは、我々は一体何を食べるべきなのかについて、具体的な例を上げて御説明をしていきたいと思います。



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食について(17) 自分の立場に置き換えて考えてみて下さい

2011-07-02 06:15:52 | 食について
今までの連載で、肉食の問題点や、植物はなぜ「清らかな食物」なのか、「植物の意識」は実際どうなっているのか等の基本的な部分の説明は終わりましたので、今回からいよいよ、私がこの連載で本当に言いたかった核心部分の説明に入りたいと思います。



まず、私はサイト「霊的故郷」の「動物虐待撲滅の第一歩」で、哺乳類は人間の3~8歳児程度の知能と感情があり、人間に殺される事を認識している事。

また、「食について(13) 植物は地球の髪の毛です」で、植物の意識はあなたの「髪の毛」の意識レベルとほぼ同じである事を御説明いたしました。



哺乳類の意識レベル → 人間の3~8歳児レベル

植物の意識レベル → あなたの髪の毛レベル



さて、あなたが3~8歳の時に、もし誰かに襲われて食べられたとして、あなたはその時、恐怖や痛み、苦しみを感じるでしょうか、感じないでしょうか?

また、あなたは食べられた事に対し、納得が行くでしょうか、行かないでしょうか?

もし、あなたに愛する3~8歳の子供がいたとして、その子供が誰かに襲われて食べられたとしたら、あなたはその事に対し、納得が行くでしょうか、行かないでしょうか?



次に、もしあなたの髪の毛を食べたいという人がいたとして、伸びた髪の毛を切り取って渡した場合、あなたは髪を切るという行為に対し、恐怖や痛み、苦しみを感じるでしょうか、感じないでしょうか?

また、あなたのその「髪の毛」は、食べられる時、恐怖や痛み、苦しみを感じるでしょうか、感じないでしょうか?



このように、食べられる側の立場を自分の立場に置き換えて食の問題を考えてみると、あなたが何かを食べた時、それによる負のカルマ(病気の原因等)がどの程度発生するのかも、見えて来るようになります。



という事で、この問題をもう少し掘り下げて考えてみましょう。



世の中には、「感謝」をして食べさえすれば、どんな動物を食べても全く問題は無いのだという見解の方もいらっしゃいますが、もしあなたが3~8歳の時に、誰かに感謝して食べられたからといって、それによりあなたの体験した恐怖や痛み、苦しみが無くなったり、食べられた事に納得が行ったりするでしょうか?

また、あなたの愛する3~8歳の息子が殺害され食べられたとして、相手に「美味かった、ありがとう!」と言われたからといって、あなたは「まあ、私の息子を感謝して食べて下さったのですね、それならば仕方が無い、よろしければ是非、妹や弟もお食べ下さい!」となるでしょうか?

私は、動物を殺害して食べても、感謝さえすれば全く問題は無いのだという考え方は、余りにも動物をバカにした考え方であり、動物の知能や感情を全く無視した考え方であると思っています。(ただし、私は別に感謝をする事自体が悪いと言っている訳ではなく、殺された命に対する感謝はもちろんすべきですが、それによって相手が殺害された事に納得したり、負のカルマが全部消滅したりする事は絶対に有り得ないと言っているのです。)



それと、私は「食について(11) 草を踏むのとヒヨコを踏むのは同じか?」の冒頭で、



> 肉食動物はまだ自由意志が無く、本能のみで肉食をしている為、他の選択肢が無い為に、肉食に対する負のカルマは一切発生しません。

> しかし、自由意志のある人間は、自分で食べ物を選択する事が出来ますので、特に先進国の人達のように、食べ物の中に肉以外の食べ物が選べる自由度が高ければ高い程、肉を選んで食べた時の負のカルマも、その自由度に正比例して高くなります。



と指摘しましたが、これも相手の立場を自分の立場に置き換えて考えてみると、



あなたが誰かに殺されて食べられた場合、それが飢えた肉食動物のように、相手が「あなたを食べなければ死んでいた」という状態だった場合は、あなたは食べられた事に対して納得は行かなくても、少なくとも仕方の無い事であったと思う事は出来るかもしれません。

しかし、豊かな先進国の人達のように、野菜でも果物でも、他にいくらでも食べる物があるのにもかかわらず、わざわざあなたを食べた場合は、とても仕方の無い事だったとは思えないでしょうし、息子を食べられた親なら、



「なぜ他にいくらでも食べる物があるのに、よりにもよってわざわざ私の息子を! 許せない!!」



となるのが、親心というものではないでしょうか?



以上の説明で、なぜ負のカルマが、食べ物の中に肉以外の食べ物が選べる自由度に正比例して高くなるのかが、正しく理解出来るのではないかと思います。



「相手がイヤだと思っている事はしない」



それは、相手がイヤだと思う事をした分量分、自分に負のカルマが発生してしまうからです。



前回の「食について(16) 悪魔の惑星」での乳牛の話も、この相手の立場を自分の立場に置き換えて考えて頂きたいが為に書いたものですが、相手が恐怖や痛み、苦しみを感じていれば感じている程、食べられる事に対して、納得が行っていなければ行っていない程、相手はイヤな気持ちになっている訳ですから、その分だけその相手を食べた時の負のカルマも、正比例して多く発生する事になるのです。



という訳で、この法則を十分御理解頂いた上で、いよいよ次回は、「その先にある真実」について、お話しをしたいと思います。



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