冷凍みかんのなんかいいことないかいな…

思っていることをストレートに書きたいと思います。

空母いぶきを見てまいりました。ちょっとネタバレ注意。

2019-06-07 06:40:53 | 雑感
昨日の夜、レイトショーで空母いぶきを見てまいりました。

公開前から、佐藤浩市氏のインタビュー記事で物議をよんでました。さてどんなもんかと半分期待したながら見てまいりました。

ちょっと、いろんなとこに言いたいことがいっぱい。

まずは、自衛艦や戦闘機の航海、飛行場面がなんか、模型っぽくて、ちゃちぃ感じ。リアル感があまりない。シンゴジラの方がこの点は優っている。

次に、緊迫した場面の中でコンビニシーンが挟まっているがこれが見ていてうざい。緊迫感を遮っている感じ。

それから、問題の佐藤浩市の総理大臣ですが、悩める姿を表現しているのかもしれませんが、頼んないなぁという感じ。現実でもこんなものなら、さすがに
日本国民は命、財産を任せられない。

それから、せかいまみんなともだちとかいうのがテーマな感じです。東亜連邦とかいう架空の国?が、島を占領してくるのですが、戦争はだめだという意識と
攻撃をなんとかせねばという現実との葛藤を描いているのですが、もう、これが現実なんかなぁとおもいつつ、政治家や、一部の国民などは、戦争反対、自衛
ための戦闘しかだめだ、相手も含めて死者を出すなとか無責任なことを言って、それを自衛隊に押し付けているが、自分が相手からの攻撃に対して、相手を殺
さず、自らへの攻撃は避けろって、無理難題じゃないか…とお花畑思想が恥ずかしく感じました。

戦争はだめだ、戦闘になっても死者をだすなという理念は素晴らしいのですが、相手を傷つけないように注意して、自分は死傷してしまうってなんか情けない。

最終的には、国連軍が助けに来るのですが、もう、原作との兼ね合いもあるのか、中国からの批判をさけるためなのか、中国に対する忖度が感じられた。
それほどシーンとしては多くないのですが、国連軍として中国も助けにくるとか…、中国も常識ある味方ですよアピールっぽい?

大体、現実は、小さい国が氾濫を起こしてもその裏には大国が糸を引いていることが多く、国連でまとまって対応するなんてほとんどないし、現実では、中国が
覇権主義で紛争を起こしているじゃん。そんな中で、国連軍として対応しました!というのはありえんしなぁと、話のリアル感のなさにがっかり。これは、原作
と比べてということですが。

それから、本田翼は可愛かったかもしれないが、ストーリー上、必要な人間なんでしょうが、ちょっと面白さを阻害している感じのような…。なんか、いちいち、
話の腰を折っている感じがあった。

スピード感はあるのでしょうが、同じようなシーンの繰り返しで、立体感があまりないというか…。

それから、やたらと顔のアップのシーンがでてくるんですが、俳優さんの顔のたるみというかしわというか…、気になってしまった。みんな年老いたなぁって。

結局、この映画で何を描きたかったのか…。

戦争はいかん。みんなせかいはともだち、というのが言いたかったのか?みんなともだちなら、紛争なんか起こらないし、話し合いで解決できるわな。

しかし、自分の利益ばかり考えて、他者のことを考えないやつがいるから戦争が起こる。それに対して、戦争はいかん、相手をころすな、自分は死ぬな、自衛隊は
なんとかしろと外野が無責任に騒いで、自衛官は気の毒だなと感じさせる映画ということでしょうか…。


いろんな感想があるかと思います。映画のレビューを見てもあまり評価が高いとは言えない感じです。

私の表は5段階で2ですね。見に行かなくても良かった感じです。


そうそう、付け加えたいのですが、なんかの受賞作品である万引き家族というくだらない映画を思いましたが、それよりは緊迫感が感じられたのでましかな…。