ある自動車販売営業マンの残酷物語

（先日の栃木リンチ殺人の続き）

仲間４人で、むごいリンチ内容に今も思い出しては怒りを覚える。また、悲しいことにこの５年の裁判により母親は心労で事件を担当した弁護士も過労で共に亡くなっている。本当に、やりきれない事件だ。我々も殺された被害者や残された遺族の気持ちを無視し過去の判例を基準に判決まで持っていくやり方を司法はもっと深く反省し被害者の気持ちを深く考え、今までの軽い判例を捨てて被害者の納得出来る刑事罰を与えてもらいたい。場合によっては、国民感情も視野に入れ、死刑もやむおえない。それだけひどい事件だ。

（今回のある自動車会社の営業マンの告発）

今回ある相談者の告発の文書を読んで、大変驚きました。それも、最大手の自動車販売店の営業マンの地獄のノルマ対人間同士の対立、疑心暗鬼の世界。こういう事が、社会で許されていいのかどうか皆さん一緒に考えて下さい。私は、とても信じられません。全く、ひどい話だ。 今回、電話でお話しさせていただいた同期の男性（○○君）の今までの経由を、本人の当時のメモや話しを元に説明させて頂きます。入社前、車は。○○○の○○○○○○○を持っていて○○○車なら営業で使えるとのことだったので気に入って乗っていたそうです。そして配属先が決定し、何十人のいる新入社員の中から一人○○君がフォルクスワーゲンの外車販売に配属になりました。 ○○店が、○○店に移転することになり７月末にグランドオープンしました。グランドオープンということなので目標台数が、営業マン４人で２０台と設定されておりそのうち１８台が達成していた。しかし、新人でもちろん顧客も先輩達のようにいないので、○○君は一台も売れませんでした。グランドオープンということで、見た目も威圧感のある上司等が毎日のように店に来てもうすぐ目標台数に達成しそうだから、残りの一台をお前が買え、新人だし、営業車ならワーゲンを使え新人だが、まだ一台も売り上げてないから、お前が買えと、上司や店長に囲まれ言われ続けた。 ○○君自身、上司の脅しに断りきれず、購入することになりました。この時点で会社を辞めたくても、車を買ったし、辞められないプレッシャーで、自殺願望のきっかけが作られたと、話していました。その後も、なかなか、車が売れず、上司に毎日怒鳴られる。口癖のように、店長がいう言葉が、お前俺をなめとるだろ、この連続で、周りの仲間、先輩達はまた○○君なきそうになってんのか、と、わらわれたのことなに言われても。普段は明るい性格なのに、休みも出勤させられ、毎日ＰＭ１１時ー深夜まで説教を含めた残業（残業代なし、帰宅時タイムカード押さない、条件で）で身体はボロボロ。数ヵ月後、体調悪く、病院に行き、精神病と言われ、ドクターストップで入院してしまった。一ヶ月後の、復帰と共に、自宅からさらに遠い店に移動させられた。この店でも、店長、営業責任者、から、異常な怒られ方や、理不尽なことで、追い詰められていた。私には、誰一人、見方もいないし、自分ばかり言われると、元気なく話していた。その時点で、会社を辞めることを、考えるようになった決定的な仕打ちとして、ある日熱が下がらず、会社を休ませてもらおうとしたら、簡単に休ましてもらえず、営業責任者、店長、たちに、今日お前が必ずやる仕事があるとりあいず出勤するよう、何度も電話があった。その為、無理矢理出勤させられ、店長の説教と店の全員に、欠勤で迷惑かけたと、謝ってこいと言われ皆からつめたくあしらわれました。体調が悪い一人の人間に対して、こんなことは許せない、これ以上頑張る必要ない、会社を辞めても構わない、と、自然と口から出ていた。そして後日、彼は、両親と話し合い、悩んだ結果、会社を退職しました。ようやく、心がおちついて、転職し、現在、派遣社員で希望を持って頑張ってます。しかし、車のローンが残っているため、両親も入院中で相談できず、恐怖と闘っています。私も、話を聞いた以上、他人事に思えず、何とか今、彼の口から、今までの経緯を詳しく聞いて力になりたいと、強く思っています。第二、第三、の被害者をくい止める為にも、死にたいくらいの苦しい事実を、声に出すことにより助かる人が増えることを、信じております。