(まずは記事↑をご覧ください)
(以下画像は連合会追加)
憲法や法律は国家国民為に存在し憲法や法律の為の国家国民ではない、このままでは憲法や法律を守る事で国が滅んでしまう
そんな危惧が現在の日本に存在する事を産経の野口裕之氏は警鐘を鳴らされています
特に法律がないと何もできない状態では、一番大事なイザと言う時や、法律に載ってないが国民の権利や生命財産が侵される様な間接的侵略が起こった場合に、軍隊があっても何も使えず動かせないから、自滅状態になるわけです
そんな法律の事を法外の法律つまり「101本目の法律」として
野口裕之氏の安全保障読本・ 日本滅ぼす「101本目の法律」 2012.5.13 でも
「中国漁船領海侵犯事件では、近海に自衛隊護衛艦が遊弋(ゆうよく)していたが、海上警備行動が下令されず、領海外への退去命令さえ適(かな)わなかった。」と何もできない事実を例にとられて力説されています ただ、今回の記事を読むにあたって大事な言葉である「ポジ・リスト」と「ネガ・リスト」という言葉を私達は正しく理解する必要があると思います。
大変に重要な言葉であるにも関わらず知られていないからですこの内容に関しましては国会議員の西村眞吾氏が平成19年10月16日の「眞吾の時事通信」での「リーダーの権限と軍隊の運用」で大変に分かり易く
http://www.n-shingo.com/jijiback/314.html
書かれていますので、氏に対して感謝して引用させて頂きます
(前略・・・)
我が国とアメリカを始めとする各国を比べれば、何が違いとして際だつかと言えば、
我が国が「法律に書いていることは出来るが、書いていないことは出来ない」という前提で動いているのに対して、
アメリカなどは「法律が無くとも、又は、法律に書いていなくとも出来る」という前提で動いているということである。
ところで、我が国と各国のこの違いであるが、今は遠いアフガンに関することとして述べた。(この記事は2007年に書かれています)
しかし、実は我々自身の生死にかかわる違いであることを、神戸市民と兵庫県民は身にしみて生々しく体験しているのである。
それは、阪神淡路大震災の時である。この震災に対して、現地の消防や警察だけで対処できないことは明らかであった。
しかし、時の総理大臣は、法律に基づいて行動している。
その法律は、現地の知事の要請に基づいて自衛隊を派遣することになっていた。
ところが、知事自身が地震の時何処で寝ていたのかも分からず、当然知事からの要請もなかった。
これで自衛隊は迅速に出動できなかったのである。
そして、救命に一刻を争う多くの国民の救助が遅れたのである。
では、今アフガンにいる各国は、阪神淡路大震災に遭遇すればどう行動したであろうか。(世界の常識が勘案されていない)
「法律が無くとも、又は、法律に書いていなくとも出来る」という前提で動いた。
即ち、大統領もしくは首相の有する「行政権」と「軍の最高指揮権」に基づいて直ちに軍を救助に向かわせたであろう。そして、我が国よりも多くの自国民を救助し得たはずだ。
さて、この違いのことを、聞き慣れない表現であるが「ポジリスト」と「ネガリスト」として分類して説明するのが普通である。
「ポジリスト」とは、
法律に「出来ること」を書いてあるリストである。
この原則では法律に書いてないことは出来ない。
「ネガリスト」とは、
法律に「出来ないこと」を書いてあるリストである。
この原則では、法律に書いていないことは出来る。
つまり、阪神淡路大震災に際して、我が国は「ポジリスト」即ち、法律に書いてあることは出来るが書いていなければ出来ないという前提で臨んだので国民を救うことが出来なかったのだ。(現行日本の法律の実態)
その時、「ネガリスト」に転換しておれば、即ち法律に出来ないと書いていないので出来るということで、直ちに自衛隊を出動させることができた。
以上で明らかなように、「ネガリスト」とは、大統領や総理大臣が最高指揮権を持つ軍隊運用の原則である。
そして、「ポジリスト」とは、平時に警察を運用するときの原則である。非常時と平時と言い換えてもよい。また、政治的決断の領域と官僚的事務の領域と捉えてもよい。
話をアフガンに戻すが、アメリカやNATO各国は、「ネガリスト」で軍隊を派遣している。我が国だけが「ポジリスト」でインド洋に自衛艦を派遣している。
そして、いま、法律の期限が切れると困っているのである。
(引用はこれまで)
全文は「リーダーの権限と軍隊の運用」
http://www.n-shingo.com/jijiback/314.html
上記のURLクリックでご覧ください
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これは西村眞吾氏の今から5年前に書かれたモノですが、本当に慧眼の内容です
この様な世界の常識と日本の現状との違いを明確にせずに、日本国内だけの論理で考えていたら日本国民は突発的な事態などでは日本の法律で生命や財産を失ったり守れなかったりする事態になる事を知る必要があると共に、
野口裕之氏が 日本滅ぼす「101本目の法律」 と言われている事の深い意味を より具体的に理解頂けるのではないかと思います
人が困っていたら助けてあげるのが当たり前やないか、そんな日本人の常識が我が国の国防では法律が無いと、目の前で困っている人がいても何もできない情況にあるわけです。
それを半世紀経ってもそのままにしている日本を世界は理解できない国だと思っているわけですしネガ・リストでないが為に力がありながらも国を守る
力を発揮いできない自衛隊が野田政権のなりふり構わぬ対米従属政策によって日本の自衛隊がネガ・リスト国のアメリカの戦略の為に活用される方向に進む様になってきている事に注視すべきなのです。
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