今日は1993年1月13日に起きた山形県新庄市立明倫中学校の体育館用具室のマットの中に逆さに突っ込まれて亡くなった同校1年生・児玉有平くん(13歳)の小学校6年生の作文を再度公開。何回読んでも小学校6年生の児童が書ける文章でない位感動する内容だ。是非、多くの子供達に読んで貰いたいと思い再度書き込みをしました。
画像は、漫画家の神様と呼ばれてる手塚治虫先生
夢を作る仕事(山形マット事件)六年 児玉有平くんの作文
僕は将来漫画家あるいはアニメスタッフになるのが、夢です。
他にもたくさんやりたいことがあるんだけどやっぱりこの二つが今一番です。
二つとも空想からキャラクターが、生まれ、時代が生まれ、世界が生まれます。すべてが、人の頭心から生まれます。
ぼくはそうやって人に話を聞かせたり、見せたりするのが、大好きです。
自分の作った作品を見て泣いたり笑ったりして、感動した人の心が晴れ晴れしたら僕は、何よりもうれしいし、作品が成功したら心から喜べるでしょう。
そしてもし出来るなら、映画を作り、自分が監督し、脚本を作り主演者を、チャップリンや、ヒッチコックみたいのをやってみたいです。
しかし僕の夢は、思ったより簡単にはかなえられません。
漫画家やアニメ業界などでは、貧乏で、プロちゅうのプロにならないと
食べていくのが、難しいそうです。
でも、くじけずにやっていこうと思います。
漫画家になりたいという人は、全国にたくさんいますが、漫画家は、宝くじよりあたらないといわれています。
自分でも、なんで僕の将来の仕事は、こう貧乏で苦労続きで、世間から
あまり認められないのだろうかと、思います
昔、漫画家なんていうのは、全く認められない仕事でした、
そこで、現れたのが、現在漫画家の神様と呼ばれてる手塚治虫先生です。
彼は、ライバルのいない天才だ。
数々の、作品には社会的なこともあり、もちろん夢を語ったものもありました。
彼は、漫画家を、世間に広く広めました。
そして、いまも数限りない多くのファンがいます。
そして、その手塚先生の後でも、どんどん漫画家が出てきています。
限りない夢を求めて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アニメを完成させるには、一作品に40人は必要です。
そのうちの20人は、アニメーターです。
アニメは、セル画、一枚約、一秒というから、例えば30分の番組だとするとものすごい、セル画の量だということが、わかります。
特に、アクションが、見せもののアニメなんかは、ふっとばされたり飛び上がるシーンなど、はっきり見るには、とてもスローモーションではわかりません。
アニメの素晴らしいところは、おもしろく、かっこよく、いろんなひとを自由自在にあやつることです。
ぼくが、アニメーターになりたいというのは、映画と同じように見た人が、感動して喜べるからです。
日本は、世界一の、経済大国です。
でも何か、貧しくさびしいです。心が・・・・・・・・・・・・・・・・・
かたっぽ一万円する靴を履き、たっぷりの肉を食べる現代っ子は、目先の欲にとらわれ、何か大切な、お金では買えないものを、忘れていないでしょうか。
その忘れものは、夢です。
その忘れかけた、大事な忘れ物を、届けるために、僕は漫画やアニメの仕事をしようと思います。
連合会からのコメント
家庭教育で一番大切なのは自分の子供に対し何が正しくて何が大切か。やって良い事と悪い事をしっかり教える事だ。虐待をする親が多いが、そこから良い子が育つ訳がない。家庭教育がどれだけ大事か皆で考えましょう