ソーラーインパルス2
アブダビを出発して、3月にアップしたこの記事(ソーラーインパルス2・その1)














ソーラーインパルス2
アブダビを出発して、3月にアップしたこの記事(ソーラーインパルス2・その1)
宇宙の虹
6月24日にNASAが宇宙の虹の画像を発表しました。
全天で4番目に小さなコンパス座で
中性子星が超新星爆発を起こして、フレアが発生
その影響で宇宙空間に広がった粒子にX線が反射して撮影することができたのです。
コンパス座ってコンパスのかたち
図の真ん中にあるの、わかる?
この宇宙の虹は、
チャンドラX線観測衛星(Chandra X-ray Observatory)がとらえた画像
チャンドラは1999年にスペースシャトルコロンビアによって放出された人工衛星です。
宇宙のX線撮影は、
地球上だと、地球の大気がX線の大部分を吸収してしまうため
地上に望遠鏡を置くことはできないので
宇宙ベースの望遠鏡が必要でした。
X線のための特別使用のめっき
銀白色のイリジウムや金めっきされた、円筒型の放物面鏡と双曲面鏡が順に中に入っています。
普通の光学望遠鏡の鏡では、X線の光を吸収してしまうため、反射するイリジウムなどが使われたのです。
エンデンバーに内臓されたチャンドラ
この衛星は地球と月の3分の1のところをまわっています。
宇宙の虹なんて、なんか素敵だね
では今日の最後
パリの虹もいいよ!
どうぞ
注:以下情報は2015年当時のブログです。
オランダのニューネンにある自転車専用道路( Van Gogh-Roosegaarde Bicycle Path)は、
日中の太陽光を利用して地面にはめこまれたLEDが
夜になるとこんな美しさ
1883年から1885年にこの地に住んだゴッホ
彼の絵(星月夜と糸杉)の夜空の星をイメージしてデザインされました。
この夜空の星のうねりのパターンが表現されたんですね
この制作を手がけた Studio Roosegaardeは、
高速道路N329のライトもこのように
日中の太陽光のエネルギーによって光る
道路の端の輝く3本のラインは、フォトルミネセンス塗料を使っています。
費用やエネルギーのエコ、そしてよく見えるので安全性も高いそうです。
ゴッホ風自転車専用道路の動画
ところで
ニューネンに住んでいた1885年頃のゴッホの作品は、
彼の有名な作品の描き方と全然違うんですよ
初期の作品「じゃがいもを食べる人々」
その頃は、当時の農村の厳しい生活を描き暗い色の絵が多かったのです。
「ジャガイモを食べる人々がその手で土を掘ったということが伝わるように努めた(ゴッホ書簡)」
この後、ゴッホはパリに移住して、
印象派の画家たちと出会って、あの色あざやかな力強い画風になっていくんですね。
注:以下情報は2015年当時のブログです。
今日は、ルーブル美術館のピラミッドの向こう側に
緑の公園が見える?
それが、チュイルリー公園(左にはエッフェル塔)
パリジャンがここでゆっくりひなたぼっこ
ところがある日、ビックリこんなの見つけた
こんなくぼみにヤギが2匹
近寄って
何でここにいるのか、わかる?
人の手入れのしにくい斜面や線路脇などに放牧して、雑草を食べさせて草刈りをさせるためでした。
エコにもなるし、ヤギのフンで土壌(どじょう)も良くなるそうです。
ヤギじゃなくても、牛や羊でもいいんだって。
草刈り機などの工具を使わず費用も安くて、環境に優しいアイデアですね。
日本ではどうなのかな、と思って調べたら
読売新聞に
ヤギの除草隊(じょそうたい)太陽光発電施設に派遣(はけん)
http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20150523-OYT8T50047.html?from=yartcl_popin
ヤギ5頭で1日に軽トラック1、2台分の雑草を食べてくれるし
舗装するより草地なら温度上昇を抑えられて、太陽光発電にとって効果大
ヤギは、人なつこく地域の人たちに愛されて、
癒しの効果もありますね
こんな昔ながらのスローな方法が、今、見直されています
ゆっくり楽しい週末を~
国際宇宙ステーションに199日間滞在していた
3人の宇宙飛行士が、昨日6月11日無事地球に戻りました。
ブログ記事(5月21日)で紹介した宇宙からオーロラを撮影のイタリア人女性宇宙飛行士
サマンサ・クリストフォレッティさんもその一人
3人はソユーズ宇宙船 TMA-15Mに搭乗し、カザフスタンへ無事に帰還(きかん)
サマンサさんは、イタリアが開発したエスプレッソコーヒーマシンを、国際宇宙ステーションで初めて使用するミッションも行いました。
これが宇宙エスプレッソマシン
また、NASAは、宇宙でも地上にいるのと同じように普通のカップを使って
コーヒーを飲むことができるように、無重力でもコーヒーがあふれ出ない専用のカップを作りました。
液体の表面張力(ひょうめんちょうりょく)を利用してるんだって
宇宙での祝初コーヒーを飲むサマンサさん
ツイッターでつぶやきました
今までは専用のパックに入った宇宙食をストローを使って飲んでいましたよね。
地上と同じようにコップで飲めるとしたら
ストレスの多い宇宙での生活の中で、ほっと一息できるでしょう
NASAでは今後予定されている有人火星旅行計画などに備えて
宇宙での「食生活」の実験を考えています。
では最後に、帰還したサマンサさんたちの画像
ソユーズ宇宙船から降りるサマンサさん
地上に降り立ち、ドクターや関係者と喜ぶメンバーたち
「いい匂い」地球の野に咲く花を手に取るサマンサさん~
油井(ゆい)宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船(TMA-17M、ソユーズFGロケット)
7月23日から25日の出発予定で国際宇宙ステーションに向けて
成功を祈ります
注:以下情報は2015年当時のブログです。
世界初・こんな小さな折り紙ロボット
重さたったの0.31グラム、1辺1.7cmの小さな1枚のプレートが
動き出す(キャプチャ画像で見てみよう)
自力で組み立てて
振動で動き始めます。
斜面を登ったり、泳いだり
物を移動させたり、
虫みたい
障害物を突き進んで行ったり
自分の倍の重さの物を運んだり
そして最後は、
アセトン液につけるだけでバラバラに分解してなくなります
世界初の自己完結型ロボットです
電磁コイルから発する磁場で磁石を刺激して動くんだって。
目的によって動きがかわるよ。
将来的には、ヒトの体内に入れて
血液の汚れをきれいにしたり、がん細胞を取り除いたり
医療関係に使える可能性を持っているそうです。
おもしろいよ、動画もどうぞ
マサチューセッツ工科大の日本人Dr Shuhei Miyashitaもメンバーです IEEE
パリの生アーモンドのことはこの記事に書きましたね。
今日は、フランスならではのアーモンドのお菓子
ドラジェ
フランス東北部のヴェルダンの名物
アーモンドの砂糖がけ
色がかわいらしくて
アーモンドは実をたくさんつけるので縁起が良いとされて
結婚式や出産のお祝いにも配られます。
何百年も前からの伝統的な作り方
アーモンドを選定している当時の画像
今も、サイズをそろえ良いアーモンドを選び
大きな鍋に入れられて少しずつ砂糖ペーストでコーティング
昔から全然変わらないこの大きな鍋
上手にコーティングができているかをつきっきりで確認しながら
色づけして売られます。
フランスでは毎年50000トンのドラジェが販売されています。
実はこのドラジェ、
1220年に、ヴェルダンの薬剤師が初めて作りました。
アーモンドを保存して上手に運搬する方法を考えているうちに、砂糖ペーストでコーティングすることを思いつきました。
薬も砂糖でコーティングしたものがありますね(糖衣錠)
昔は砂糖を売ることができたのは薬剤師さんだけだったそうです。
カラフルな袋詰め
これはフランス国旗色
チョコレートがはいったのもありますよ。
定番はピンクと
ブルー
そして金銀もあるので、
カラフルなドラジェに少しだけ金と銀を混ぜたら、
オシャレですね~
いつかお土産にどうぞ
3月に世界初・世界一周に出発した
太陽光ソーラーパネルを17000枚装備したソーラー・インパルス2が
(3月にアップしたこの記事)
悪天候のため、
なんと!
予定外の名古屋空港に着陸することになりました。
3月にアブダビを出発、4月21日に中国南京に着き、昨日ハワイに向けて出発
日本海を北上し、津軽海峡を抜けて太平洋に出るはずでしたが
予想外の悪天候のため、ツイッターで
飛行ルートを変更して、日本時間今日1日夜10時に名古屋に!
点線が飛行ルート、黄色線がUターンしてますね
本当は日本を通り越しハワイに行く予定でしたので、
(日本によってくれてちょっとウレシイ)
パイロットは62歳のスイス人 André Borschbergさん一人だけ!
次の中継地点、ハワイまでは8500km、6日間飛び続けます。
一回に20分ずつの仮眠
座席は動けないので、トイレは座席で(トイレシステム付き)
その間、高度8400m~ヒマラヤなみ
機内の気圧制御装置(きあつせいぎょそうち)なし
1日の温度差55度
パイロットの彼自身も、
「毎日エベレストに登って、1日に夏と冬の気温の中、20分ずつに分けた睡眠で、このせまい所で、どうやってすごすかな?」
とインタビューに答えています
今もソーラーインパルス2は、名古屋に向けて、低空時速90km上空時速140km で飛んでいます。
燃料はゼロだから太陽光だけが命!
ハワイに着いて、太平洋横断後も、大西洋横断が待っていますからまだまだ
トータル35000キロの世界一周の挑戦は続きます。