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京都議定書を達成!?

2010年04月16日 | 地球温暖化・地球高温化
環境省は15日、京都議定書の約束期間の初年度にあたる2008年度の温室効果ガス排出量が、12億8200万トンだと発表しました。
この値、基準年の1990年度値に比べ1.6%上回っています
しかし海外からの排出枠購入分などを削減量として繰り入れると、目標の「90年比6%減」は達成できたことになるそうです。

京都議定書では、国内の森林が吸収したCO2量や、他国が減らした量(排出枠)を買い取った分は、削減量として計算が可能(京都メカニズムといいます)。

2008年度では森林吸収で90年度比3.5%分を削減し、政府が購入した5年分の排出枠のうちの1年分(1.6%)を割り当て。
さらに電力業界が自主的に購入した排出枠(5%分)を繰り入れると、差し引き8.5%減。
・・・つまり「目標達成」ということ。

ホント? 
「何やらごまかされたような~」という感覚は残ります。(そう思うのは私だけか?)

しかし排出権取引やグリーン開発メカニズムなどは認められているのだから仕方ないか。

次の段階では、自然エネルギーのさらなる普及や省エネ化を進め、絶対排出量を削るようにするのが大切
ガンバレ、ニッポン!

(写真はCOP3、温暖化防止京都会議の様子。私もNGO参加したけれど、もめにもめて難産の末に決まった「京都議定書」でした)

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