ブナの中庭で

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手取川水系・目附谷(3)

2015年09月25日 | 沢登り・渓流釣り
局面を乗り切ったと思われた3日目、山頂までの道程、甘くありませんでした。

***
目附谷3日目、9月22日の記録です。

朝5時起床、お天気は快晴、放射冷却で寒い‥。
焚火して身体を暖めました。


朝食を済ませて7時出発。
やがて次々と現れてくる小滝、いずれも気持ちよく直登できました。




約1時間で二又。


昨晩の話し合いでは情報のある右俣に進む予定でしたが、右俣は雪渓に覆われていたので、私たちは迷うことなく左俣に進みました。







小滝を気持ちよく登って行ったのですが、源頭部の詰めに差し掛かったところで、前方に4段100mの滝が現れました。
私たちは30mのロープしか持っていないので、直登は難しい。

そこで右の尾根へルートをとることにしました。

ガレ場を微妙なバランス登り、


草付きを右へトラバースした後、尾根へ乗ることに成功。
「ヤッタ~!」とIさん。

ところがそうは甘くなかった、その後はハイマツや笹の藪漕ぎた大変でした。


そして12時半、ようやく、ようやく、七倉山の山頂に到着した~!!!

バンザ~イ、達成感でいっぱいです。

ここからは釈迦新道で市ノ瀬まで下山するだけ。
右俣の源頭部にある三段滝。記録によるとフリーで登れるそうですが、三段目が難しそう‥。


紅葉も始まり、美しい白山を下山します。
大好きなブナ林、シアワセ~♪


暗くなりかけた18時20分、市ノ瀬に到着。
デポしたIさんの車で白峰温泉に入り、瀬女道の駅に駐車した自分の車に戻りました。

目附谷3日間の遡行も終了となりました。
予想を超える厳しい谷でしたが、白山地域で最も長く原始が残る谷を堪能することができ大満足です。
30年以上前、恩師の関戸先生とハンマーを振るい化石調査した露頭もたどることができました。

同行のIさんとお世話頂いたWさんのお蔭です。
ありがとうございました。

2 コメント

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スリル溢れる記事。 (Pearsword)
2015-09-26 19:56:39
 こんにちは、Repuさん。
 すごい面白い記事でした。緊張感が伝わってきて、頂上に着いた達成感が伝わってくるような、素晴らしい記事だと思います。
 僕は、Repuさんから見ればまだ若輩者ですが、とてもこのような素晴らしい山行は出来ないと思うので、羨望のまなざしです(笑)。
 これからも、素晴らしい山行をして記事を書いて下さい。ありがとう御座いました。
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Pearswordさんへ (Repu)
2015-09-28 20:49:51
こんにちは、コメントありがとうございます。
記事を誉めて下さってありがとうございます。
私は3日間、常に100%でいっぱいいっぱい、ときどき180%でした(^_^;) いやはや。
でも大満足です。
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