ブナの中庭で

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手取川水系・目附谷(2)

2015年09月24日 | 沢登り・渓流釣り
そして2日目が始まった。谷を埋め尽くす雪渓、ロープ長ギリギリの懸垂下降‥‥。

***
遡行2日目、9月21日。
テントをたたみ朝7時発。
水量多い目附谷(めっこだに)です。


50分の遡行で紅滝(にじたき)40m。

右岸を高巻いた。

カブト谷出合に架かる滝。

これも右岸から高巻き。

カブト谷は滝になって合流していました。

2つの滝の間を慎重に下り、河原に降りることができました。

そしてゴリラ岩。ナルホド~、確かにゴリラに見えましたよ。


やがて両岸が狭まり、いよいよ切り立った壁に。


谷を進むことができなくなり、


手前左岸のルンゼから高巻くことにしました。


かなり上部まで追いやられ、なかなかトラバースに入れない。
ようやく倒木をみつけ、これを支点にしてロープ確保で際どい草付きトラバース。
その後はロープを4ピッチのばし、最後は懸垂下降。
2回目の懸垂ではロープギリギリで冷や汗を流しながら、何とか河原へ降り立てました。
しかしそこは、雪渓。

まさに薄氷を踏む思いでオズオズと進んで何とか突破。
振り返った雪渓はセンベイのように薄く、ゾ~としました。
高巻には合計4時間もかかり、ヘトヘト‥。

さらに雪渓が次々と現れ、


3つ目は雪渓に上がることもできそうにない巨大サイズ。
同行のIさんともども、「万事休す、撤退だ」と。


中を覗きこむと、真っ暗闇。
いちかばちか、雪渓の下を走って潜り抜けることができました。


さらに小滝の連続。

これは左から登れました。

17時20分、ようやくテントが張れるスペースを見つけて、本日の遡行も終了。
やれやれ‥。
10時間を超える行動、でもちっとも進めず、まだ小又出合の手前。
明日は稜線に立てるのか‥、不安いっぱいで夜を過ごしました。
(3日目に続きます)

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