そして2日目が始まった。谷を埋め尽くす雪渓、ロープ長ギリギリの懸垂下降‥‥。
***
遡行2日目、9月21日。
テントをたたみ朝7時発。
水量多い目附谷(めっこだに)です。
50分の遡行で紅滝(にじたき)40m。
右岸を高巻いた。
カブト谷出合に架かる滝。
これも右岸から高巻き。
カブト谷は滝になって合流していました。
2つの滝の間を慎重に下り、河原に降りることができました。
そしてゴリラ岩。ナルホド~、確かにゴリラに見えましたよ。
やがて両岸が狭まり、いよいよ切り立った壁に。
谷を進むことができなくなり、
手前左岸のルンゼから高巻くことにしました。
かなり上部まで追いやられ、なかなかトラバースに入れない。
ようやく倒木をみつけ、これを支点にしてロープ確保で際どい草付きトラバース。
その後はロープを4ピッチのばし、最後は懸垂下降。
2回目の懸垂ではロープギリギリで冷や汗を流しながら、何とか河原へ降り立てました。
しかしそこは、雪渓。
まさに薄氷を踏む思いでオズオズと進んで何とか突破。
振り返った雪渓はセンベイのように薄く、ゾ~としました。
高巻には合計4時間もかかり、ヘトヘト‥。
さらに雪渓が次々と現れ、
3つ目は雪渓に上がることもできそうにない巨大サイズ。
同行のIさんともども、「万事休す、撤退だ」と。
中を覗きこむと、真っ暗闇。
いちかばちか、雪渓の下を走って潜り抜けることができました。
さらに小滝の連続。
これは左から登れました。
17時20分、ようやくテントが張れるスペースを見つけて、本日の遡行も終了。
やれやれ‥。
10時間を超える行動、でもちっとも進めず、まだ小又出合の手前。
明日は稜線に立てるのか‥、不安いっぱいで夜を過ごしました。
(3日目に続きます)
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遡行2日目、9月21日。
テントをたたみ朝7時発。
水量多い目附谷(めっこだに)です。
50分の遡行で紅滝(にじたき)40m。
右岸を高巻いた。
カブト谷出合に架かる滝。
これも右岸から高巻き。
カブト谷は滝になって合流していました。
2つの滝の間を慎重に下り、河原に降りることができました。
そしてゴリラ岩。ナルホド~、確かにゴリラに見えましたよ。
やがて両岸が狭まり、いよいよ切り立った壁に。
谷を進むことができなくなり、
手前左岸のルンゼから高巻くことにしました。
かなり上部まで追いやられ、なかなかトラバースに入れない。
ようやく倒木をみつけ、これを支点にしてロープ確保で際どい草付きトラバース。
その後はロープを4ピッチのばし、最後は懸垂下降。
2回目の懸垂ではロープギリギリで冷や汗を流しながら、何とか河原へ降り立てました。
しかしそこは、雪渓。
まさに薄氷を踏む思いでオズオズと進んで何とか突破。
振り返った雪渓はセンベイのように薄く、ゾ~としました。
高巻には合計4時間もかかり、ヘトヘト‥。
さらに雪渓が次々と現れ、
3つ目は雪渓に上がることもできそうにない巨大サイズ。
同行のIさんともども、「万事休す、撤退だ」と。
中を覗きこむと、真っ暗闇。
いちかばちか、雪渓の下を走って潜り抜けることができました。
さらに小滝の連続。
これは左から登れました。
17時20分、ようやくテントが張れるスペースを見つけて、本日の遡行も終了。
やれやれ‥。
10時間を超える行動、でもちっとも進めず、まだ小又出合の手前。
明日は稜線に立てるのか‥、不安いっぱいで夜を過ごしました。
(3日目に続きます)