裏剱山行（３）：阿曽原温泉小屋から欅平

１０月１２日晴れ、三連休最終日、下の廊下。

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前日激しく降った雨も夜中には上がり、みるみる晴天となりました。
一夜明けて、阿曽原温泉小屋のテント場。
濡れたテントからみなさん顔を出し「よかった～、晴れだ」の声。


今日は欅平まで下の廊下を歩くだけ。のんびりと６時半にスタート。

紅葉の時期、例年ならば下の廊下は大賑わいのはず。
しかし今年は、仙人ダムから内蔵助谷出合までの部分が開通していません。
そのせいか、登山者はまばら。
おかげで私はのんびり写真をとりながら、歩くことができました。


黒部川対岸に見えてきた奥鐘山西壁。
「黒部の怪人」と呼ばれ、丸山東壁（黒部の巨人）、大タテガビン南東壁（黒部の魔神）とともに「黒部三大岩壁」です。
クライミングルートが引かれていますが、本日はクライマーはいない模様。


志合谷では真っ暗なトンネルを通過。


内部は水滴がキラキラ光って、実に幻想的でした。


「大太鼓」を振り返って。
大垂壁を掘って作られた下の廊下、迫力満点。
写真ではわかりませんが、高度感は凄いです。

お昼頃には欅平の駅に到着し、トロッコで宇奈月温泉へ。
さらに富山地方鉄道を乗り継いで立山駅へもどり、三連休の登山も無事終了しました。
９月真砂沢で命を落とした二人の友人。お参りができて良かったです。