白山・庄川大白水谷

７年前の秋にも遡行し、その美しさに感激した大白水谷（おおしらみずたに）。
この週末の予定は湯檜曽川本谷だったのですが、「日曜日は天気悪そう」ということで急遽土曜日帰りの沢登りとなりました。久しぶりの遡行にワクワク。

入渓ポイントは白山平瀬道登山口からすこし下った橋より。しばらくは狭く冴えない谷ですが、やがて広々と上部が明るくなり堂々とした沢相になってきます。

小一時間でこの滝。これ以降は滝の連続となります。


次々現れる滝、全てが直登できるので、嬉しい～楽しい～

もちろんザイルがあるので、ヘナチョコの私でも登れるのです。
Sさん、Iさん、ありがとう！



入渓から約２時間のこの滝、岩は全て真白。表面には硫黄がくっついています。
名前のとおり「大白水谷」、ナルホド～
硫黄系の温泉とそっくり！
「ひょっとして河原に天然露天風呂？」と期待しながら進みました。

あらら～残念ながら、温泉は見つかりませんでした。

硫黄の影響で水は酸性、そのため岩の表面には苔やヌルヌルは一切無し。フリクションがよく効き快適です。

夕方から天気が崩れるとの予報のため二俣を左に入り、源頭部を詰めて大倉山の東側コルを目指している皆さん。本日の参加は7名でした。バックは三方崩山。


沢を詰め若干の藪こぎで平瀬道の登山道に飛び出ました。さぁ、下山だね～
平瀬道の途中にある大倉山避難小屋。


平瀬道の登山道にはダケカンバやブナの美林が両側に広がっています。


森を堪能した後、最後は平瀬温泉に浸かって帰宅しました。
美しい大白水谷を再度遡行できて、幸せな一日でした。