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植物由来原料を使った人工大理石

2013年12月16日 | 環境技術・環境制度
人工大理石は予想以上に私たちの身の回りで使われています。
その原料は、天然鉱物に石油から作った樹脂を複合したもの。
しかし石油は有限な資源‥。

三菱レイヨンとデュポン(米)の合弁会社「MRCデュポン」が今年発売したのが、人工大理石「バイオサーフェス」。
その技術は次の通りです。

(1)飼料用トウモロコシから作られた糖類をアルコール発酵させ、
(2)POD(1,3-プロパンジオール)を合成し、
(3)重合反応させて樹脂をつくり、
(4)成形して製品(バイオサーフェス)化する

この植物由来の人工大理石は、耐衝撃性が高い(つまり割れにくい)という特長を持っています。
不特定多数の人が利用する公共スペースの洗面ボウルなどは、特に適した利用場所と考えられます。

現在、各地で進んでいる高速道路SAのトイレにも今後利用が進んでいくかもしれませんね。



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