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「ちまき」はササ、「かしわもち」はカシワの葉が常連ですが、実は地域で個性があるようです。
5月5日の端午の節句に、ちまきや柏餅を召し上がりましたか?
私はどちらも大好き!美味しいですよね~
さて、私も会員になっている日本自然保護協会の会報「自然保護」に、面白い記事が載っていました。
〝「ちまき」と「かしわもち」何の葉で包む?″です。(自然保護 2014年 No.539)
一部抜粋して紹介しましょう。
「ちまき」について
・端午の節句は、中国春秋戦国時代の楚の屈原を弔うために始められたもの
・行事に備えられた粽(ちまき)が平安時代の日本へ伝えられ「茅巻き」に変化
・本来は茅(チガヤ)の葉で巻かれる
「かしわもち」について
・始まりは17世紀の江戸の武家社会
・「かしわ」とは炊ぐ(かしぐ)からきており、調理用に利用されていた葉全般を指す
著者の服部保氏(兵庫県立大名誉教授)は、大正末期~昭和初期、全国200地点でそれぞれどのような植物が利用されていたかを調査しています。
●「ちまき」(数字は地点数)
ササ類208、ヨシ28、ススキ22、タケ類14、マコモ8、ゲットウ7、トチノキ4
●「かしわもち」(数字は地点数)
サルトリイバラ127、カシワ57、ホオノキ7、ミョウガ7、ナラガシワ5
大変個性豊かです。里山文化を感じます。
しかし現代は、大手スーパー等の流通により、「ササのちまき」「カシワのかしわもち」に押されて、その他は絶滅寸前‥。
残念ですね。
5月5日の端午の節句に、ちまきや柏餅を召し上がりましたか?
私はどちらも大好き!美味しいですよね~
さて、私も会員になっている日本自然保護協会の会報「自然保護」に、面白い記事が載っていました。
〝「ちまき」と「かしわもち」何の葉で包む?″です。(自然保護 2014年 No.539)
一部抜粋して紹介しましょう。
「ちまき」について
・端午の節句は、中国春秋戦国時代の楚の屈原を弔うために始められたもの
・行事に備えられた粽(ちまき)が平安時代の日本へ伝えられ「茅巻き」に変化
・本来は茅(チガヤ)の葉で巻かれる
「かしわもち」について
・始まりは17世紀の江戸の武家社会
・「かしわ」とは炊ぐ(かしぐ)からきており、調理用に利用されていた葉全般を指す
著者の服部保氏(兵庫県立大名誉教授)は、大正末期~昭和初期、全国200地点でそれぞれどのような植物が利用されていたかを調査しています。
●「ちまき」(数字は地点数)
ササ類208、ヨシ28、ススキ22、タケ類14、マコモ8、ゲットウ7、トチノキ4
●「かしわもち」(数字は地点数)
サルトリイバラ127、カシワ57、ホオノキ7、ミョウガ7、ナラガシワ5
大変個性豊かです。里山文化を感じます。
しかし現代は、大手スーパー等の流通により、「ササのちまき」「カシワのかしわもち」に押されて、その他は絶滅寸前‥。
残念ですね。