(冒頭の写真はNASAが観測したオゾンホール(濃紺部分)で史上最大の面積となった2000年9月のもの。)
9月はオゾン層保護対策推進月間です。
1987年9月16日にオゾン層保護を目的に「モントリオール議定書」が採択されたことにちなみ、政府では毎年9月をそのように定めているそうです。
ご存知、オゾン層破壊の犯人はフロン!
フロンとは人工的に発明され、大量に製造・使用されてきたガスです。とにかく便利で下記の用途などで大量に使われてきました。
・冷却材(冷蔵庫、エアコンなど)
・洗浄剤(半導体工場、クリーニング店など)
・発泡剤(住宅の断熱材、スポンジなど)
・噴射剤(スプレー)
フロンといっても1種類ではなく、何種類もあります。有名なのがCFC(クロロフルオロカーボン)。
しかしこの便利なフロンには、恐ろし~い側面があることが分かってきました。
・有害紫外線を吸収してくれるするオゾン層を破壊する(1974年:米国ローランド博士が発見)
・温室効果が著しいガスである(つまり地球温暖化を促進する)
そして1982年には、日本の南極観測隊が南極上空のオゾン全量の異常減少を確認し、1985年には南極上空におけるオゾンホールの形成が確認されています。
1987年9月に採択された「モントリオール議定書」では、フロン等の生産・消費を種類別、先進国・開発途上国別に段階的に削減することが定められています。日本では、既に毒性の強いCFCは1996年に全廃、HCFCの消費量は最大時の20%以下に削減。2020年までに全廃する計画です。このようにモントリオール議定書は大変効果をあげ、世界的にフロンの生産量・消費量は大幅に削減されました!
ただし南極域上空のオゾンホールは、未だに毎年のように大規模に形成され、依然として深刻な状況が続いています。(「便利だ」と安易に使い続けてきた私たちは無知だったなぁ‥‥)
例えば、次の画像はは2004年9月、史上第2位のオゾンホールを記録した2004年9月のデータです。(NASAのデータより)
しかし、「モントリオール議定書」に基づいて順調にフロン規制が実施されると、今世紀中頃には、地球のオゾン層は1980年以前の状態まで回復すると言われています。
いったん破壊された環境を修復するのは大変で、この「モントリオール議定書」は中でも成功例と考えられます。
はたして「京都議定書」(地球温暖化)の将来は‥‥?
9月はオゾン層保護対策推進月間です。
1987年9月16日にオゾン層保護を目的に「モントリオール議定書」が採択されたことにちなみ、政府では毎年9月をそのように定めているそうです。
ご存知、オゾン層破壊の犯人はフロン!
フロンとは人工的に発明され、大量に製造・使用されてきたガスです。とにかく便利で下記の用途などで大量に使われてきました。
・冷却材(冷蔵庫、エアコンなど)
・洗浄剤(半導体工場、クリーニング店など)
・発泡剤(住宅の断熱材、スポンジなど)
・噴射剤(スプレー)
フロンといっても1種類ではなく、何種類もあります。有名なのがCFC(クロロフルオロカーボン)。
しかしこの便利なフロンには、恐ろし~い側面があることが分かってきました。
・有害紫外線を吸収してくれるするオゾン層を破壊する(1974年:米国ローランド博士が発見)
・温室効果が著しいガスである(つまり地球温暖化を促進する)
そして1982年には、日本の南極観測隊が南極上空のオゾン全量の異常減少を確認し、1985年には南極上空におけるオゾンホールの形成が確認されています。
1987年9月に採択された「モントリオール議定書」では、フロン等の生産・消費を種類別、先進国・開発途上国別に段階的に削減することが定められています。日本では、既に毒性の強いCFCは1996年に全廃、HCFCの消費量は最大時の20%以下に削減。2020年までに全廃する計画です。このようにモントリオール議定書は大変効果をあげ、世界的にフロンの生産量・消費量は大幅に削減されました!
ただし南極域上空のオゾンホールは、未だに毎年のように大規模に形成され、依然として深刻な状況が続いています。(「便利だ」と安易に使い続けてきた私たちは無知だったなぁ‥‥)
例えば、次の画像はは2004年9月、史上第2位のオゾンホールを記録した2004年9月のデータです。(NASAのデータより)
しかし、「モントリオール議定書」に基づいて順調にフロン規制が実施されると、今世紀中頃には、地球のオゾン層は1980年以前の状態まで回復すると言われています。
いったん破壊された環境を修復するのは大変で、この「モントリオール議定書」は中でも成功例と考えられます。
はたして「京都議定書」(地球温暖化)の将来は‥‥?