溺死しないで！北極グマの危機

８月16日アラスカのチュクチ海で、海洋調査で訪れた米国の科学者が９頭のホッキョクグマが水面を泳いでいるところを確認しました。（世界自然保護基金：ＷＷＦ、の発表がニュースソース）
１頭は凍った岸から100km以上離れており、野生生物の専門家たちは、これらのホッキョクグマの生存を心配しています。

ＷＷＦの専門家によると、北極グマが陸地からそれほど離れて泳いでいると、安全に岸辺へたどり着くことが困難。特に暴風雨が発生すれば溺死する危険性があるそうです。



みなさんは「北極グマ（白熊）」と聞いて何をイメージしますか？
私は
　・白くまアイス（中に入っているミカンが好き）
　・北極グマビール（Venezuela製、美味しいのでColombiaに暮らしていたときよく飲んだ、正式名称はCerveza Polar）
やっぱり食べ物ばっかりか‥‥
　（Empresas Polar社ＨＰより）

さて北極グマはオスの成獣で体長220～280cmで体重250～500kg。メスは一回り小さいです。サイズは個体差が激しく、中には800kgに肥大化するオスもおり「地上最大の肉食獣」と称されています。
アザラシなどを狩りをして得て食料としています。しかし地球温暖化によって北極圏の氷が融け、クマたちは食料と生息地を求めて、長い距離を泳がざるを得なくなっている状況です。
現在、海氷面積の減少によって絶滅の危機が高まり、IUCNレッドリスト2006年版では、それまでの「保護対策依存種」（LR/cd）から、さらに絶滅のおそれの高い「危急種」（VU）に変更されています。

以前紹介したように、2007年の海氷面積は過去最低のレベルでした。
今夏、北極海の氷がなくなる！？のページ

毎日美味しく白熊ビールを消費することによって放出されていたＣＯ2も、熊くんたちを追い込んでいたのね‥‥、ゴメンナサイ