ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

「フリークライミング」(北山真・杉野保・新井裕己 著)

2013年01月24日 | 山の本
「剱や穂高に登りたいです」
「じゃ、岩トレしたほうがいいよ」

山岳会でそう言われ、始めたクライミング。
最初は大の苦手でいやいや。これが何年も。

そして周囲のモチベーションの高い素敵な(!)友人に影響されロープなども購入し、知らぬ間にクライミングの魅力に取りつかれつつあります。(まだ私は初級者ですが)

この本を購入したのは、3年ぐらい前かな?
「これから岩登りやるぞ!」と奮起した頃です。
(あくまで「岩登り」であって、「クライミング」ではない点に注意してね)。

本書はとても充実した内容です。各章のタイトルを紹介しましょう。

(1)基本編、(2)用具編、(3)技術編、(4)ムーヴ編、(5)クラック編、(6)マルチピッチ編、(7)ボルダリング編、(8)ルート開拓編、、(9)トレーニング編、と(10)コンディショニング&ケア編

私が最近読み直したのは、(9)と(10)。
年齢とともに怪我しやすいし、トレーニングしても若い人とは違って上達は実感できません。

とっても下手で何度も心が折れそうになりますが、この9章と10章を読み直して、身体をいたわりながらクライミングを楽しむことにしようと思いました。

なおこの部分の著者は、新井裕己さん。元東京大学スキー山岳部ヘッドコーチで、挑戦的な山スキーを続けてきた方。
残念ながら、その「挑戦」のプロセスで遭難され亡くなられました。
新井さんが執筆された部分は科学的見地に基づき、とても説得力のある文章です。

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