ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

白山・湯の谷

2020年10月03日 | 沢登り・渓流釣り
見事な化石壁を両岸に見ながらの遡行。

***
市ノ瀬(標高850m)を出発しゴールは大汝峰の巻き道(2550m)と、なかなか長いルート。
ここに山の会の仲間3名と行ってきました。

朝3時30分に市ノ瀬をヘッドランプで出発。湯の谷に向かう長い長い林道をひたすら歩きました。


湯の谷の堰堤群が現れてきます。


連続する堰堤は天にも届かんばかり。


千才谷を渡り湯の谷に下る林道のカーブから入渓。
ここは谷の名前「湯の谷」のとおり、温度50度ぐらいのお湯が湧出。

(足湯してマッタリしたいな~、いえガマンガマン。先が長いよ)

いよいよ湯の谷の遡行を開始。


まもなく現れたチョックストーンの滝。左岸側を巻く記録が多いですが、ちょっとイヤラシイ。
Eコーチが泳いで取り付き、見事に右側から突破\(^o^)/


巨岩の河原を進んでいきます。


この滝は右側を登りました。


谷がS字にカーブするあたりから、両壁は見事な地層が。


ざっと1億年前の中生代ジュラ紀、「手取湖」の湖底に堆積した地層で、シダや恐竜の化石を大量に含んでいます。

(化石調査したいな~、でも今日はガマン)

標高2020mで現れる二俣、本日は左俣へ。


すぐに現れる2段12mの滝は最後がヌルヌルでイヤラシイ。ここもEコーチが突破してくれました。


最後の二俣は御手水鉢に行く左俣ではなく、大汝峰巻き道を目指す右俣へ。
ここの滝もロープをはり直登突破。

本日4回目のシャワークライミング。(10月なので、チョット寒いよ)

やがて沢は穏やかな渓相に変わりました。


楽しく超える小滝、ナメ滝の連続 !(^^)!




いよいよ源頭部へ。紅葉した湯の谷全体、美しい~。


最後は藪漕ぎ20分で大汝峰巻き道の登山道へ。


室堂経由で砂防新道で下山。


紅葉が真っ盛り。

疲れもあってゆっくり下山して、別当出合到着は18時過ぎ。
長くて充実した素晴らしい一日でした。

白山火山を実感するお湯が湧き出す「湯の谷」、長年憧れた化石壁もしっかり見ることができて大感激。
私の計画に同行して下さった3人の皆さま、本当にありがとうございました。

2 コメント

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Unknown (週末山紀行)
2020-10-10 07:24:25
素晴らしい山行でしたね!!!
山スキーのルート(丸岡谷の右)を登る感じなのでしょうか。私は沢はやりませんが興味深すぎます(笑)
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週末山紀行さんへ (Repu)
2020-10-13 05:53:37
山スキーでは湯の谷を行ったことがないのですが、ルートは丸岡谷の右を登るものです。
今回一緒にいったメンバーの一人がスキーで下ったことがあり、雪の時期の話をいろいろしていただきました。いつか滑ってみたいです、湯の谷。
今年の冬はちゃんと例年並みに雪が降ってくれるといいなぁ。去年は少なすぎましたから・・・。
コメントありがとうございました。
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