炭酸水の切ない思い出‥

コロンビア共和国に暮らしていた時、炭酸水ばかり飲んでいた。

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以前、青年海外協力隊として暮らした南米コロンビア。
水道水を飲むのは、「自殺行為」
当時コレラが大流行。私の知人友人も大勢命を落としていきました‥‥。

水は煮沸するか、ボトルに入ったものを買うか、です。

コロンビアでは、ボトルに水道水を詰めてキャップし誤魔化したものも売っていました。
一口飲めば、トイレから出られなくなります‥。

そこで私は防衛手段として、「水を買うなら炭酸水」を貫きました。
炭酸水なら、ガスが漏れているか否かで、すぐに分かるからです。

どんな水を飲むかで、自分の生命が左右される。
平和で安全なニッポンからは、想像できない世界、アナザーワールド。
炭酸水のキャップを開けるたび、あの世界を思い出します。