ブナの中庭で

ようこそブナの中庭へ!大好きな登山や山スキー、環境問題や自然のことなどいろいろ綴っています。

岡谷市の近代化産業遺産群

2010年03月28日 | いろいろ
長野県中央部、諏訪湖畔に位置する岡谷市は、人口5万5千人。
明治時代から昭和初期には日本の近代化を支え、生糸の都「シルク岡谷」として世界に有名になりました。
製糸関連の遺構15件が経済産業省の近代化産業遺産として認定されています。

今回、仕事で訪れた岡谷市。これらを巡るウォーキングコース「絲まち回廊」に挑戦してみました。

JR岡谷駅から出発し、まずは「旧林家住宅」。
一山カ林製糸所の初代、林国蔵の旧住宅。明治40年完成で、「幻の金唐紙」が張り巡らされた豪華な住宅(外見は質素ですが)。国指定重要文化財。


丘に残る「丸山タンク」は、天竜川から揚水された水をため、製糸工場に給水していた。


「旧山一林組製糸事務所」は大正10年の建築。現在は岡谷絹工房として活用されています。


「市立岡谷蚕糸博物館」には、明治初期から使われた繰糸機など多数の資料が展示されています。


繭から糸を取り出す体験もできます。(結構面白い)


「旧岡谷市役所庁舎」は、製糸家の小澤福太郎が市制施行を記念して寄贈したもの。昭和11年建築で、タイル張りの外見はほぼ当時のまま保存されています。


現在は岡谷市消防庁舎として使用されています。
お願いして内部を見せていただきましたが、天井が高く石造りのカウンターは風格満点。


他にも見所はいっぱい、いずれも岡谷駅基点で歩いて回れます。

岡谷市役所HPにある、「あるき太郎 糸まち回廊ウォーキングガイド」を参考に回ってみてください。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。